陰陽座@TOKYO DOME CITY HALL

陰陽座 全国ツアー2014 『風神』 TOKYO DOME CITY HALL (2014/12/7)

陰陽座、『風神』ツアーの千秋楽に行ってきました。場所は、“いつも”のTOKYO DOME CITY HALL。ココの座席はやたら観やすい為、あたしゃあ式神のくせしてアリーナじゃなくって(式神先行チケットはアリーナのみ)、一般発売で買ったバルコニー席での観戦でごわす。ライブ途中で座れて荷物を置けるという超巨大なメリットの恩恵を受けた去年、味を占めてしまったのでねウヒヒヒ。
入場順は、アリーナ→指定席の順番。第二バルコニーの席に着くと、やや上手寄りからステージを見下ろす感じで、やはり観やすいです。まるで関係者席にいるような気分だ(笑)。そして、クレーン・カメラが入ってるのが見えます。撮影するようですね。

いつも思うことですが、客層が幅広い。バラバラ。年齢もしかり、服装や聞こえてくる会話から類推できるHR/HMへの没入度合(笑)もしかり。かつ、女性のお客さんが多い。やはり、女性がライブに足を運ばないと、3000人の会場は埋まらないでしょうね。
これは、黒猫が同性をも惹きつける歌い手であるというのが大きいんだろうなぁ。生き生きと年齢を重ねている女性としての憧れ、優れたヴォーカリストとしての憧れ、ステージ(=舞台)の上で表現する“役者”としての憧れ…。そういう「憧れの形」が複数あるのが強いですね。単純に、所作に(年齢を超えた)可愛げがあるしな。
あとやはり、弁の立つ(=喋りが面白い)男性フロントがいると、女性ファンがつきますしね。聖飢魔Ⅱしかり、筋肉少女帯しかり、NoGoDしかり。私なんて、ライブよりむしろ瞬火のトーク・ショーに行き(ry

定刻18:00を5分ほど過ぎたところで、スタート。風神のSEでメンバー登場、そのままアルバムの流れ通り神風へ。
陰陽座の所謂「レコ発」ツアーでは、アルバムに収録された曲は全てセットリストに組み込まれます。『風神』ツアーということで、「雷神創世」からの曲はやりません。というか、ダウンチューニングの曲はやりませんでしたね。
この日の流れは、「風神界逅」の収録曲をほぼ順番通り、そしてその合間合間に、シングル曲であるか否か/リリース時期が旧いか新しいか、いずれにも偏らない楽曲群を挟み込む形で進行。
必然的に「風神」の色が押し出されるライブ本編になるわけで、私の感想としては、

過去最高に“おとなしい”ライブ

でしたね。本編は、ね。
メジャー・デビュー以降、観てきた彼らのライブの中では。
バルコニー席では、(曲によって)座って聴いている人が去年(のこの会場でのライブ)より多かった。
ただ、「おとなしい」という感想がすぐさまマイナス点に繋がらないところが陰陽座なわけでして、元々曲に集中して静か~にライブを楽しんでいるお客さんは多いです。それがこの日は、さらにじっくり観て&聴いて楽しむライブになっていたという感じでしょうか。
映像録りをしている関係もあるかもしれませんが、この日の照明効果は素晴らしく、ステージにじっと見入って曲世界に没入している時間は思いの外、長かったですね。特に、蛇蠱八百比丘尼眼指雲は龍に舞い、風は鳳に歌うあたりの楽曲ではそんな感じが強かったです。

いつも通り、「瑕疵が少ない」演奏と歌唱です。
サポート・メンバーは、いつもの土橋誠(Dr)と阿部雅宏(Key)ですからバンドと楽曲によく馴染んでいますし、4人のメンバーのパフォーマンスも、個々の歌やプレイを聞かせるというよりは曲そのものを聞かせる、という感じ。勿論、それぞれの技巧的な面に着目して聴いても、それに耐えうる実力を持ったメンバーではあるんでしょうけど、ステージから放たれる音を総体として捉えるとそういう印象になりますね。
身も蓋もない言い方をすると、100点満点からの減点が少ない音。安心して曲に身を任せられる音だと言い換えてもいい。でもそれって、彼らのような、テクを見せつけるんじゃなくて曲を聞かせるバンドにとっては、理想のバンド・サウンドとも言えるわけです。
かつ、それほど音量が大きくない(大きくしない)バンドなので、他のライブと比べると初めの数曲は物足りない感じはするものの、押し出しの強さが無いこととバランスに長けている分、各楽器が明瞭に聞き取れるという、私にとってはとても好みの音作りですね。
耳に優しいメタル、だ。そりゃ、間口は広いわな。

それだけに、での演奏の乱れっぷりは残念でしたね。Drがズレて、それに釣られて全体もガタガタだったな。あそこまでバタつくのは、珍しい。黒猫がめっちゃ歌い辛そうで、それはそれでスリリングでしたが。

↑そんな例外がありつつも、安心して聴いていられるので、あとはどの曲が披露されるのかってのが満足度に大きく関わってくるわけですが、その中でも「忍法乱れ打ち」三連発の中の孔雀忍法帖はなかなか嬉しかったかな。最高にカッコイイ曲だってのもありますが、なんせ(ファンが歌う)サビの掛け声コーラスが、
「誅!((^з^)-☆Chu!!)」
ですからね(笑)
チューチュー言ってたら、しまいにゃあ、黒猫さぁ~んが
「いざや、(^з^)-☆Chu!!せん」
なんだから、まいったなこりゃ(←)

本編終盤、雲は龍に舞い、風は鳳に歌うのエンディングから、そのまま故に其の疾きこと風の如くのイントロのKeyフレーズに移行した瞬間に覚えた鳥肌、それは続けざまに披露された蒼き独眼甲賀忍法帖というキラー・チューンでも治まるはずはなく、怒涛のエンディングへ。特に後者の浸透具合なんて、BON JOVIにおけるLivin' On A Prayerみたいなもんだからなぁ。みんな、歌う歌う。
あっという間の2時間弱でした。


さぁ、アンコール。陰陽座のアンコールといえば、本編と同じくらいの長さがあるわけで、トチ狂っている状況と言えばその通りなんですが、ほんとにそうなんだからしょうがない。本編が終わるってことは、ぶっちゃけ、「折り返し地点」に差し掛かったってことだ(笑)。特に千秋楽の東京公演のアンコールには、あの【極楽地獄】がありますからね…アァ、オソロシイ…。。。

アンコールは、ヘドバンと扇子の乱れ打ち。そういうタイプの曲が配置されることが多いですね。やる曲はそれほど大きくは変わらないので、ファンならば「これはアンコールでやることの多い曲だ」ってのがピンとくるはず。私なんぞは、(前にも書きましたが)「勢いを犠牲にしたとしても、もっとレア曲やってくれよ」とか思いますけどね。
そういう、めっちゃ盛り上がる、懐かしの名曲を3曲畳み掛けた後に、瞬火がシャウト気味にこう明かす。
「既に極楽地獄の門は開いてるんだぜー!」

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The Gate of Paradise-Hell is already open wide!!

いつもなら3回目のアンコールくらいから【極楽地獄】に突入するのに、1発目からだとォ!コレは一体ッ!?

……というイレギュラーな流れは、瞬火なりの【満足度はそのまま、いつもより早く帰れる】を実現するための苦肉の策だったようです。
その結果、アンコール計3回と、いつもより2回少なくなり(笑)、トータル3時間弱の千秋楽となりました。

短いッ!!(笑)

最後、黒猫の「15年あっという間だったね!『雷神』ツアーでお会いしましょう!」って言葉に何故かウルッとキたな。「楽しい時間は早く過ぎる」「あっという間に終わってしまうツアー」といった言葉はライブ中のMCでも繰り返し触れられていたことでもありますし、自分にとってはB'zに次いで長く好きでいて、その道程を追っかけてきたアーティストでもありますしね。因みに海外バンドに関しては、ずっと好きではあっても、あんまりそういう「同時代を生きてる」って意識は無いのよね。
そんな(彼らとの)時間の流れと、“これから”に思いを馳せて、ジ~ンとキた。
いつも通りの素晴らしいライブでしたよ。
そして『雷神』は、さらに楽しみでもある。

<セットリスト>
01.風神~神風
02.然れど偽りの送り火
03.しょうけら
04.一目連
05.彷徨える
06.蛇蠱
07.無風忍法帖
08.野衾忍法帖
09.孔雀忍法帖
10.八百比丘尼
11.眼指
12.飆
13.魃
14.雲は龍に舞い、風は鳳に歌う
15.故に其の疾きこと風の如く
16.蒼き独眼
17.甲賀忍法帖
18.春爛漫に式の舞う也
ENCORE1
19.焔之鳥~鳳翼天翔
20.羅刹
21.鬼斬忍法帖
22.わいら
23.おらびなはい
ENCORE2
24.悪路王
ENCORE3
25.生きることとみつけたり


東京以外のセトリの方が自分の好みだったように見えてしまうのは、“隣の芝生”現象だろうか…(笑)


『魂』迸る追記。
   ↓

さて、今回のライブにあたり、私は一つのミッションを自分に課していました。
…というのは嘘で、ライブが始まったら思い出しただけなんですが、前回のライブレポでこう書いたんです。

・「魂」って単語、何回MCで言ったんだ?

この日、その回数を数えてやろうと。「魂」の数を(笑)。
野鳥の会的な計測器具があるわけじゃないので、両手の指を折りつつ数えましたよ。途中で、「何やってんだろ俺?」みたいに我に返りつつ(苦笑)。

結果、MY計測によると、その数、31回
私も、魂を数える合間にライブを観ていたわけではなくて、ライブを観る合間に魂を数えてただけなんで、間違ってるかもしれませんが。つーか、間違ってると思いますが。
検証結果によると、内訳は「本編:16回、アンコール:15回」でした。やはりメンバー紹介の時に一気に数を稼ぐことができる(?)わけで、この日は1回しかメンバー紹介をしなかったゆえの結果かな、と推測できますね。……って、なに分析してるんですかね私?ww
(熱心な式神さんから怒られそう…)

まぁ映像化されたら、確かめてくださいな。
あと、上から見下ろしていると、阿部さんが手持ち無沙汰にしている時の挙動がかなりチャラいってことに気づいてしまいました(笑)。なんか鍵盤じゃなくて、ターンテーブルを前にしているようで…。


限りなくまとまりのない終わり方ではありますが、以上!
ばいにゃら。
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COMMENT 2

DD  2014, 12. 12 [Fri] 15:44

 どの公演もそれぐらいの曲数みたいで、これはノーマルGでやれる曲、というのを踏まえたのでしょうね。

 むしろ本編を「雷神」にあると踏まえてるんでは?まだやってない曲あり、例.「吹けよ風~」等多数。

 あえてそうした向きのようで、かなりの曲がそこでプレイされるのでは。

 こんな感じです。 

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ヒゲ・スカイウォーカー  2014, 12. 19 [Fri] 20:49

DDさん、

このツアーは全体的に、セットをやや短くしたようですね。
雷神ツアーでは必然的に楽器を持ち変えつつライブを進行することになりますが、そこらへんのセットの流れも、選曲と共に気になっています。

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