onwaarheid@Live Bar X.Y.Z.→A

onwaarheid Live Bar X.Y.Z.→A (2014/9/28)

LIGHT BRINGERのMao(Key)と、彼の学生時代の先輩・Kageちゃん(Dr/マイクを通すと喋れないw)によるインスト・ユニットによる酔っぱライブ(?)に行ってきました。2回目(前回のレポは→コチラ)。場所も同じ。

前回聞いた話によると、ライブの頻度が非常に少ないとのことで、「次はいつ観ることができるかなぁ~」と思っていたところ、わずか2ヶ月のスパンで実現。活動的ですね。(ユニットの)10th Anniversaryだからでしょうか?ただ単に本人達がやりたくなったから、ってのが実情な気がしますが。
しかし、よりによってラブリーの新譜制作とぶつかるこの時期にねぇ…(苦笑)。まぁ、ユニットの性格として、じっくり作り込むというよりは即興性の高い音楽だからいいのかな。

演奏開始予定時刻である19:30をちょっと過ぎて会場に入ると、Maoが「お、ちょうどこれからやるところですよ」とのこと。この時間設定自体がアバウトというか、「どうせ時間通りには始まんないだろ/笑」とか思ってましたが、ちょっと危なかったですね。
酒飲みつつ演奏してるのか、はたまた演奏しつつ酒飲んでるのか?
というか酒飲まないと演奏できないのか!?(オイ)
飲めば飲むほどそのプレイは切れ味を増してくるという、酔拳の如き(ゴメンナサイ嘘です)酔っぱライブのスタートですよ!

ルパン三世のテーマ(はちゃめちゃVer)は今回もやりましたが、正直セトリは分からんのです。でもいいんです。カバーであろうがオリジナルであろうが、2人の刻印がしっかりと押されたアレンジと演奏になっているので。カバー曲の場合、それは原曲の判別がつかないくらいバラバラにしてから再構築してあるのとイコールだったりしますが。
「だんだん酔いが回ってくるから初めに重い曲をやる」(大意)という、本気とも冗談ともとれる言葉通り、いきなりテクニカルなプレイの応酬です。もんの凄い。メロディとリズムが混然一体。Mao自身のMCにもあった通り、Keyがメロディを、Drがリズムを担当するという役割分担ではなく、Keyも打楽器的なリズムを、Drもメロディックなプレイを担当するという、互いに歩み寄った上で生み出される音楽の可能性を探ったようなもの。

前回レポで思うところは散々書き散らしましたが、このonwaarheidの演奏、緊張感を保ちながらもまるで殺伐としてなくて、楽しいんだよなぁ。卓越したベテラン・ミュージシャンが醸し出すような包容力はここには無い。でも代わりに(といっちゃあなんですが)、若き才能による勢いと瑞々しさと煌めきがあるのよ。
私は楽器も演奏できないし、音楽理論はおろかコードとか全く分からないし、音程の上下すら危ういところがあるけど、でも演奏することを心の底から楽しんでる2人のポジティヴな波動を感じることはできる。

オリジナルも素晴らしかったけど、ほぼ本番ぶっつけで披露されたPaul Mauriat(ポール・モーリア)のToccataは凄かったですね。Maoが「カンペ、見ます」とか言いつつフライヤーの裏に書いたような紙を取り出したと思えば、「この紙じゃないィ~(嘆)」とか言い出して(笑)オロオロするような一幕があったかと思いきや、結局は「もういいや、めんどくさいからやっちゃお」ってなって、やってみたらやっぱそれなりに形になっちゃう凄さね。端正で繊細なプレイからアグレッシヴな鍵盤叩きまくりまで、キーボードという楽器の能力を最大限に引き出したような自由自在っぷり。

前回同様2部構成。インターミッションを挟むというと、演劇やDREAM THEATERのライブのようにも思えてきますが、そんな上等なもんじゃない(笑)。“お酒タイム”を入れるだけです。
そして2部にはさらなる酔っ払い=JaYが加わってのセッション。春よ、来いは前回同様(JaYの酔いは増し増し?w)でしたが、ここはF1野郎らしくTHE SQUARETRUTHを。
本家が生で演奏するのは聴いたことがないけど、様々な場面で流れ、様々なバンドがカバーするのを聴いてきた、“耳タコ”状態のこの名曲。それでもなお、この3人の演奏が白眉だった。いや、綺麗に整っているカバー散々聴いたことがあるけど、こういう荒々しくも技巧的なヴァージョンでは聴いたことなかったから驚いた、と言うべきかな。JaYのプレイはまるで丁寧じゃなくて無造作なんだけど、なんなのこの溢れるロック感とスリリングさ!?彼のGtトーンはめっちゃ好みですね。Mao&Kageちゃん2人の時よりはよっぽどカッチリ合わせてはいますが、Key⇔Gt⇔Drそれぞれの主役交代は観ていて非常に面白かったですね。

前回よりはKageちゃんの叩きっぷりを多く観ていたような気がします。Maoも自由自在なら彼も自由自在。カッコイイんだけど、それにも増して楽しさが伝わってくるDrプレイなのよね。
2人がアイコンタクトと掛け声でタイミングを計り、いや、それすらも必要とせず、互いの呼吸を読んで次の一手を仕掛ける展開。その様子を目の前で見ていると、アンコールでMaoが「即興で曲作ります!Kageちゃんなら合わせてくれるはず」って言ってほんとにそれが出来ちゃうってのがごく自然に感じられるから恐ろしい。
この2人の様子、私からすれば超常現象みたいなもんですが、プレイヤー目線では理想の形に近いって思う人もいるんでしょうね。ほんと凄いんだよ。
至福のひとときでした。

八王子以外でもやってほしいんだけどね。遠いから。でも、あの自由な雰囲気はこのハコだからできることかもしれませんね。当人達は飲みながら演奏できるし(笑)
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