SABATON「HEROES」


SABATON「HEROES」 (2014)

スウェーデンのパワーメタル・バンド、7枚目のオリジナル・アルバム。
彼らの作品は、3枚ほど持っていますが、初めて聴いたのは本作です。あと2枚はまだ聴いてません。つまり、積みCDです(汗)

勝手に、暑苦しくて無骨でそっけないバンドかと思ってました(=先入観)。でも、ちょっとイメージと違ってましたね。暑苦しいのは確かに暑苦しい、めっちゃ暑苦しいのですが、メロディがキャッチーで分かりやすく、みんなでシンガロングできるようなとっつき易さがあって、ちょっとビックリしました。近所に住んでるイカツくて人相の悪いヤンキーが、駅の階段で年配の方の荷物を運ぶのを手伝っている光景にたまたま遭遇しちゃった、ヤンキーは実はマイルドヤンキーだったのだ、くらいの驚きはありますね。「マイルドヤンキー」って言葉を使ってみたかっただけなんだけどさw

やっぱりちゃんと聴いてみないとね。
コレ、かなりの力作ですね。
例えるならば、マイルドヤn…じゃなくって、「BLIND GUARDIAN + MANOWAR + RHAPSODY」って感じでしょうか?Hansi KurschとJoey DeMaio閣下とLuca Turilliの3名が、手と手を取り合ってキャッキャウフフ状態ですよ。

熱く勇壮なメタル・サウンドは、戦場における“英雄”たちをテーマにした歌詞ともマッチ、実に漢クッサい作品に仕上がっております。
その漢クサさとJoakim Broden(Vo)による熱い歌唱がMANOWARを、分厚くキャッチーなコーラスと適度な疾走感、そして大仰な曲展開とKeyによる味付けがBLIND GUARDIANと(OF FIREじゃない)RHAPSODYを想起させます。ボーナス・トラックのその名もズバリ⑫Man Of Warでは、歌詞にMANOWARの曲名を散りばめ、曲調も正にソレ風。その忠実なオマージュっぷりに思わず笑う。いや、燃える。

冒頭の①Night Witchesからして、もうリフと合いの手コーラスの攻勢に昂揚するのなんの!それほど「ファスト」なテンポじゃないのに疾走感を感じるのもいいですね。②No Bullets Fly③Smoking Snakesと勇壮な曲は続きますが、Joakimは語尾を言い切り口調と巻き舌で上手く使い分けていて、なかなか聞かせます。
また、その⑤To Hell And Backでは、フォーク/ヴァイキング・メタル風のフレーズが顔を出したりして、曲作りの巧みさが窺えます。めっちゃツボを押さえたソング・ライティング術は優等生的でもあり、小憎らしく感じてもおかしくないんですが(笑)、結局はアルバム全体を覆うマッチョイズムとメタル愛でグウの音も出ないほど圧倒されちゃうのよね。ピアノの響きが印象的な哀愁バラード(⑥The Ballad Of Bull)をサラリと収録しちゃうのも上手い。

個人的には、⑧Soldier Of 3 Armiesが本作最大のキラー・チューンで、熱いですね。ド頭からゾクッとくるし、スピーディーな曲調もガッツィーなサビも最高!本編を締めくくる⑩Hearts Of Ironも、スケール大きいコーラスが映える佳曲。
また、その後のボーナス・トラックの出来も含めて、ダサかっこ良く聴きやすい強力盤でした。

【お気に入り】
全編高水準ですが、
⑧Soldier Of 3 Armies
①Night Witches
⑩Hearts Of Iron
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