IN FLAMES「SIREN CHARMS」


IN FLAMES「SIREN CHARMS」 (2014)

11thアルバム。相変わらず、センスを疑うジャケだなぁ。

もはやメロディック・デスメタルではない。んなことは分かってる。そして、今の彼らの音楽性はあんまり好みじゃない。でもその初期とは遠く隔たった音楽スタイルはともかく、収められたメロディに心ときめくものがあるんじゃないかと期待して、毎回買ってしまうのですよ。「REROUTE TO REMAIN」(2002)からの路線変更後も、「COME CLARITY」(2006)という突然変異的な傑作があっただけにね。

本作の感想の前に前提条件的に述べておきたいことは、私がAnders Friden(Vo)のクリーンVoをまったく評価していない、ということ。というか、端的に言うと嫌いなんですね(苦笑)。ナヨナヨ&メソメソ&ハァハァした感情の吐露が独りよがりに感じるから。もっと正直に言うと、単純に気持ち悪い。
本作①In Plain Viewの冒頭でいきなりそれが飛び出してきた時は、思わず吹き出しちゃいましたよ。

う~~ん、彼らの作品の中では一番厳しい評価になりますね…。
メロデス的なリフ回しはもはやほとんど聞こえてこず、エレクトロ的な装飾に起因するモダン化が一気に進行。全体的には「叙情グルーヴ・メタル」って感じでしょうか。『KNOT FEST』出演に相応しい音楽性ではあるようにも感じますが…。

スタイルの変化もさることながら、どの曲も盛り上げ方の手法があんまり変わらないのよね。もはやリフやソロで魂持ってかれちゃう音楽性ではなくなってますし、結局のところAndersが歌い上げるサビメロ頼みになってるのはいただけない。「俺が聴いてるのはAnders Fridenのソロアルバムなのか!?」って感じる場面が多々あります。つまり、前述の私が好きじゃない要素全開の作風ってことになりますわな。これはキツい。

AndersのVoが好きな人で、メロデスという枠に拘らなければ、イケると思います。それってIN FLAMESなの?って疑問は置いといて。
実際、AndersのVoを無視して聴くと(無視できないけど)、耳を引かれるGtメロディの存在や、アレンジには上手いなと唸らされるところも確かにあって、「クソッ…悔しいけど…やるじゃない(やや上から目線)」とか思いますし。
しかし、他のメンバーはともかく、メインソングライターの一人であるBjorn Gelotte(Gt)は、この路線で満足なんでしょうかね?

【お気に入り】
ありません。
さよなら、イン・フレイムス。
スポンサーサイト

COMMENT 2

DD  2014, 09. 26 [Fri] 19:32

 いわゆる(皮肉っぽく言うと)、(LINK)IN FLAMESのアルバムですよね。

 前作の「Sounds~」では一端は聞こえましたがある(ネットでの)アルバムの音像を聞いてさらに前述の反応になりましたね(他のバンドはもっとうまくやれてますよ、影響をうまく噛み砕いているんでしょうが、先述のバンドだって、ここまでひどくないし)

 フェスでのセットでどんな曲をやるかでこのバンドの評価が出るでしょうね(過去の曲とのバランスもあるでしょうし)。

 このアルバムは買ってません、あまりに聴いた第一印象がひどいので。

Edit | Reply | 

ヒゲ・スカイウォーカー  2014, 09. 29 [Mon] 21:38

DDさん、

サビメロ歌い上げって点ではそうかもしれませんね。ただ意図的にバンドがそういう方向性を目指すとなると、Voの力量が不足しているかな、と。

何年も前からこのバンドのライブでのセトリは「キャリアを万遍なく」という感じではないですね。「REROUTE~」以降が中心だと思います。

Edit | Reply |