GAUNTLET「Birthplace of Emperor」


GAUNTLET「Birthplace of Emperor」 (2014)

福岡のメロディック・スピード/パワーメタル・バンドのデビュー・アルバム。ツインGtの5人編成。
スタイルとしてはYAMA-B時代のGALNERYUSが近いでしょうか。⑦Garden Of Vengeanceなんてもろだ。ただ、こちらはギター2本なのでHELLOWEENをルーツにするメロパワ的なツイン・ギター・ワークが特徴ですね。現代的なヘヴィさもあり。全体的になよなよしさを感じさせない、力強いバンド・サウンドが頼もしいですね。

曲は粒揃い。メロディは驚異的な異臭を放ち(つまり、めっちゃクサい)、メロスパー撃沈必至のキラー・チューンがてんこ盛りです。疾走感全開ながら「ツーバスドコドコ&歌メロ偏重」の突っ走っているだけのメロスピではなく、泣きまくり&歌いまくりのGtやテクニカルな演奏パートもたっぷりあって、聴き応えはかなりのもの。

ということで、「脅威の新人デビュー!今年を代表する名盤登場!」と高らかに宣言したくなるような内容なんですが、1点だけ大きな、私にとっては大き過ぎる瑕疵があるので、口をつぐむしかない、と。気にならない人にとってはまったくどうでもいいポイントだと思います。でも私は気になったの、とても。
それは何か?

このVo、何を歌ってるか、さっぱり聞き取れないのよ。
歌詞は全編英語詞です。いや、英語詞のはずです。でもその発音も譜割りもヘンで、歌詞カードを見ながら聴いててもどこ歌ってるか見失ってしまうほど。英語に聞こえないんですね。一歩譲って発音に関しては私も英語はまるで分からないし、「日本語英語」になっていてもいいんですけど、どこ歌ってるか分からない/何歌ってるか分からないってのは歌詞を軽視しているんじゃないかと思ってしまいますね。厳しいこと言うようですけど、英語詞の意味/メリットが一切無いように思う。
日本語でも英語でもない別次元の言語だと思って聴くと案外イケるか?と思って聴いてみましたが…ちょ、ちょっと厳しいかな…。Yu-ta(Vo)はなよっちいハイトーンじゃなくって(ハイトーンもイケるが)ガッツィーでパワフルな歌唱が得意そうなかなりの逸材だと思いますが、この歌詞とメロディへの乗せ方はどうにかした方がいい。
この「英語に聞こえる/聞こえない」ってのは、自分でも境界線や許容範囲がイマイチ分からなかったりするんですがね。


(ウチのブログ的には)今年一番“勿体無い”作品との称号は確実か!?
曲調のパターンが少なそうに感じるもののメロディの充実度には凄まじいものがあるので、歌詞や歌いまわしを気にならない人にとっては必殺の一枚になるのではないかしら。

【お気に入り】
全曲。
特に⑤Lead Us
⑨Spread Your Wings (BoE ver.)もいいね。

【残念】
歌の乗ってる全てのパート

YAMA-BとAkira(Vo/AZRAEL, Prophesia)がにゲスト参加。
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