RHAPSODY OF FIRE@渋谷TSUTAYA O-EAST

RHAPSODY OF FIRE Japan Tour 2014 ~Melodic Power Metal Night Vol.15~ 渋谷TSUTAYA O-EAST (2014/6/12)

RHAPSODY、12年ぶりの来日公演に行ってきましたOF FIRE!!当日券はあったようですが、限りなくソールドアウトに近いような満員っぷりでした。

さて、12年前の私の薄ぼんやりとした記憶を辿ってみると…、
・前座のEDGUYに食われ気味?(ラプソが悪かったわけではないけど)
・Luca Turilli(Gt)の前髪
・Fabio Lione(Vo)の動きが大袈裟でイチイチ様になる
・同期音源バンバン使ってコーラス再現(ちょっと興ざめ)
・衝立みたいな舞台装置を置いたりして想像力刺激
・Luca Turilliの前髪

…こんな感じですかね。贅沢な話ですが、好きな音楽が目の前で本人達によって再現されているという意味では興奮したものの、ライブそのものの出来はそれほど感銘を受けるものではなかったような…。
で、それは今回もほとんど一緒でした。

ステージ上はシンプルな機材のみ。バックドロップもファンタジックな世界観を盛り上げるような仕掛けも無し。この時点での「金掛かってない」感にちょっとゲンナリしてしまったところはありますね。12年ぶりなのに…。

あんまり「ライブバンド」って感じはしませんでした。ライブ運びがヘタクソですね。Fabioが曲に入るまでに延々と喋り過ぎ。で、結果、ライブ全体の進行が途切れ途切れになって、所謂「畳み掛け」が出来ていない。久ッしぶりの来日ということで、これはファンとのコミュニケーションとして好意的に捉えることもできますけれども、やってることはどの曲間もほとんど変わらないですからね。「盛り上がってるか?」「声を聞かせてくれ!」「Christopher Leeがドウタラコウタラ…」w…っていう。ライブ進行にメリハリが無いんですよ。1曲ずつ曲名コールしてから始めなくってもいいし、お客さんとの掛け合いをする曲とキラーチューンを連発して圧倒させる場面とを分けた方がいいんじゃないのかなぁ?良い曲を沢山持っているのに1曲1曲の印象に留まってしまって、セットリストの大きな流れの中で感動を醸造できてない感はありますね。勿体ない。

あと「ライブ感の欠如」はやはり感じました。元々、私は同期音源盛り沢山ってのがあんまり好きじゃないんですが、演奏陣誰一人コーラスを担当せず、同期音源使い放題でそれに任せっぱなしってのはイマイチ熱くなれない。だってFabioが歌ってなくっても歌声が高らかと響き渡ってるんだもん。それだけじゃなくて、単純にロックバンドとしての“熱さ”が無いんだよなぁ。曲には熱くなれるけど、バンドには熱くなれないって感じ?そういう類を期待するようなタイプのバンドじゃないのかもしれませんが。
※後述しますが、観客の反応は熱かった。

「ライブ感の欠如」と表裏一体なことでもあるんですが、バンドの演奏はさすがの安定度。安定しているがゆえに淡々としているというか。一時期、ツインGt編成で活動していましたが、今はGt1本の5人編成です。
メンバー一人ずつ簡単に見てゆくと、

・Fabio Lione(Vo)
ANGRAでの歌唱に「劣化?」と感じる場面もありましたが、素晴らしかったですね。確かにアグレッシヴに歌うパートほどそのこと(=劣化)を感じさせはしましたが、それよりも天性の声質と、その自分の声の特徴を知り抜いて自由自在に駆使する凄みが生み出すプラス面の方が大きかった。特にイタリア語で歌うオペラ調のパートにおける表現力は凄ぇ。途中で披露されたNessun dormaも見事でした。あと、フォトジェニックな容姿とステージ上の動きがいちいちヒロイックっす。
・Alex Staropoli(Key)
筋肉。マッスル。上腕二頭筋。Dawn Of Victoryのサビパートで、なにやら長崎の平和祈念像を想起させるような天空を示すポーズで固まってたところがツボ(笑)
・Alex Holzwarth(Dr)
めちゃめちゃ上手い。安定してる。キビキビとした手技が驚き。安定しまくっているゆえに、逆に無表情に感じる場面もアリ。不思議なことにメロディに魅かれる曲では彼のドラミングが単調に聞こえて、メロディが退屈な曲では耳がDrに行って「オォ凄いな」と感じたりも。
・Roberto De Micheli(Gt)
上手いけど華が無い。存在感が無い。プレイが面白くない。
・Oliver Holzwarth(Ba)
ニコニコ。←


バンドが提供してくるものに文句はあれど、観客の反応は素晴らしかったです。12年分の待望感、若いファンを中心に半ば伝説と化しているバンド(Emerald Swordが果たした役割は大きいでしょう)を生で観ることができる喜び、それらが爆発したような盛り上がり。名曲に対する熱いレスポンスや、詰め込み気味な歌詞の曲でもよく歌っているフロアの様子は、やや冷め気味に観ている時間が長かった私をも引き込むものがありましたね。
まぁ、やっぱり「OF FIRE」時代の曲の方が盛り上がりは明らかに小さめでしたけど。それは私も同様で、「ウヒョー!ウヒョー!」ってなったのはLand Of ImmortalsHoly ThunderforceDawn Of VictoryKnightrider Of DoomEmerald Swordあたりの曲。
まぁ、最後のエメソであれだけの大合唱が起きる様子を目の当たりにしてしまえば、ライブ後の印象が悪くなるわけもない、そんな「ズルい」バンドでもありますけどね(笑)
しかし、次回来日した時にまた足を運ぶかは疑問だな。だって私、CDで聴いてる時の方が興奮するんだもん(笑)

<セットリスト>
01.Vis Divina~Rising From Tragic Flames
02.Land Of Immortals
03.The March Of The Swordmaster
04.Unholy Warcry
- drum solo -
05.Triumph Or Agony
06.Dark Wings Of Steel
07.Lamento Eroico
- guitar solo -
08.Holy Thunderforce
09.Dawn Of Victory
ENCORE1
10.The Village Of Dwarves
11.Knightrider Of Doom
ENCORE2
12.The Magic Of The Wizards Dream
13.Reign Of Terror
14.Emerald Sword
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