PAMELAH「Truth」


PAMELAH「Truth」 (1995)

水原由貴(Vo)と小澤正澄(Gt)によるJ-POPというかロック・ユニットのデビュー・アルバム。
打ち込みベースのバックにキャッチーな歌メロとロック/メタル・ギターが乗る、いわゆる初期B'z型の作風です。事務所もBeing系列だったし。というか小澤さんがBeingの社員というかクリエイターなんですね。WANDSとかZARDとか倉木麻衣とも関わってます。基本的に水原さんがヴォーカルとコーラスと作詞を担当、小澤さんがギターとプログラミングと作曲と編曲を担当してます。BURRN!の藤木記者も以前【今月のおすすめ】の欄で推していたように記憶してますが、藤木さん風に言うと「キャッチーな哀メロにガッツポーズ!」な名盤だと思います。収録曲の平均点の高さではこの1stが最高かも。

水原さんのヴォーカルは、適度に力強く適度にたよりなく適度にキュートで適度に生意気といった感じで、飛び抜けた個性はないが私は大好きでした。耳触りのよいその声は強烈な味付けをしない代わりに歌メロの良さを素直に伝えてくれます。またどんなタイプの曲でもそれなりに歌いこなす器用さと歌唱力もあります。ある意味Beingアーティストらしいか。しかし、さらっと書いたが「適度にたよりなく」ってどんな日本語だよ。あと、特筆すべきは歌詞。ほとんどが恋愛に関する内容なんですが、言葉選びとシチュエーションが独特で具体的かつ暗い。なんせデビュー曲から「“環境問題”唱えてたアイツが『ポイ捨て』するわけ無い」「中間テストの前の夜 火事で学校焼けたらいい」ですからね。十八番のテーマは「悪い男に騙される/裏切られる女」
小澤さんの本業は作曲家/アレンジャーですが、PAMELAHではギターを弾きます。弾きまくります。もうタガが外れたようになっちゃう時もあります。ヴァース、ブリッジではおとなしくしているようでいて、隙あらば歌の合間に鋭いグリッサンドやチョーキングをねじ込んできます。ソロ・タイムでは溜まっていた鬱憤を晴らすかの如く弾き倒します(特にエンド・ソロ)。もちろん曲によりますが。個人的には小澤さんが弾きまくる曲こそPAMELAHらしいなぁ、と思います。初期松本孝弘っぽいギターのように感じますが、音作りはもっと尖っています。唸りを上げるチョーキングはちょっとVictor Smolskiっぽいかも。ほんと、いいギター弾いてると思いますね。

ダンサブルな曲、HRっぽいヘヴィ・チューン、爽やかなJ-POP、ミディアム・テンポのバラードと幅広いタイプの曲が並びますが、どの曲にも少し暗めで翳りのある哀愁メロディがあります。特にサビは一発で頭に残るような秀逸なものが多い。その中でも、前述したように小澤さんが弾きまくるハード・チューンこそ哀メロが際立っていて、彼ららしい魅力に溢れています。デビュー・シングルの⑥LOOKING FOR THE TRUTH、3rdシングル①キレイになんか愛せないは正にそういった曲。アルバム随一の切なさを誇る②CANDLEも素晴らしい。
私が一番好きなのは2ndシングルの⑦I FEEl DOWN。この曲でPAMELAHを知りました。この曲のサビはJ-POP史上に残る名フレーズだ(断言)。水原節の炸裂する歌詞にも当時驚かされました。彼らを代表する名曲。
爽やかにアルバムを締めくくる⑩Dream Againも大好き。

高校生~大学生の頃、水原さんの事、好きだったなぁ…(突然の告白)
さっき彼女の声について「適度にキュート」って書きましたが、アレ訂正ね。

「めちゃめちゃキュート」だわ♡

【お気に入り】
水原由貴さん♡
…じゃなくて、
⑦I FEEl DOWN → PV。何と2種類のPVがある。これはBタイプ。
⑩Dream Again
⑥LOOKING FOR THE TRUTH → PV
①キレイになんか愛せない → PV
というか全部いい。

※PVの古臭さ(特にファッションに顕著)には目をつぶっておくんなまし。I FEEL DOWNのAタイプの方はもっと凄いよ…。


※2012年2月29日追記
 デビュー曲LOOKING FOR THE TRUTHの歌詞は水原さんによるものじゃなかったわ。キャー、恥ずかしー!
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COMMENT 4

楽弥  2012, 06. 01 [Fri] 18:24

はじめまして。PAMELAHで検索して来ました。


私もPAMELAH(特に小澤さん)大好きです。このアルバムが出た当時はまだ5歳位だったので、リアルタイムでは聴いてませんが(笑)

小澤さんの早弾きは聴いてるとスカッとしますね。ちなみに先日リリースされたSKE48の新曲は小澤さん作曲・編曲でしたが、聴かれましたか?

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ヒゲ・スカイウォーカー  2012, 06. 02 [Sat] 01:55

楽弥さん、はじめまして。

ブログ訪問&コメントありがとうございます。
PAMELAHは大好きですね。しかし、リリース時に5歳とは驚きですね。そりゃ私もオッサンになるわけですわ(笑)記事の通り、私は高校生でした。

ブログを拝見しましたが、楽弥さんはBeing系のアーティストがお好きなんですね。私もメタルを聴き始めるまではBeing系、あとV系が主食でして。両方とも今も聴いてますし、最近も個人的Beingリバイバルが巻き起こって色々聴き直してる最中です。

「アルファベット3文字+数字」のユニットについてはさっぱり把握してません(TVも持ってないので)が、楽弥の記事を読んでムズムズしてるとこです(笑)

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楽弥  2012, 06. 03 [Sun] 13:40

ハードロックやメタルといったジャンルはあまり聴かないのでコメントできないと思いますが、またBeing関連の記事を期待しています!(笑)


あ、でも私、Marty Friedmanの「Future Addict」というアルバムは持ってます。多分メタル系のジャンルですよね?(笑)
相川七瀬さんの曲でギター弾いてるのを聴いてカッコイイな~って思ってハマったんだと思います。最近は聴いてないですが、また聴いてみようと思っています。


私も「アルファベット3文字+数字」のユニットは別に詳しくないですが、「アイシテラブル!」は小澤ファンなら必聴です!ギターソロとかまんまPAMELAHじゃん!って感じで、思わず笑ってしまいました(笑)

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ヒゲ・スカイウォーカー  2012, 06. 03 [Sun] 22:50

楽弥さん、

Martyの「FUTURE ADDICT」は自身のキャリアを総括したようなセルフカバーですね。私は持ってませんが(汗)

うちのブログの読者さんにはメタルもBeing系も両方聴くという方が何人かいらっしゃいます。Martyの在籍していたMEGADETHからメタルを聴いてみるのもいいかもしれません。歌モノじゃありませんが…。

小澤さんはBeingの中でもかなりメタル寄りの人だと思います。「アイシテラブル!」はAmazonのWishListに3種類入れましたので、安くなったのを見計らってポチッする予定です(笑)

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