2曲終わったところで、MichiruとSeiyaが合流して歌モノを2曲プレイしました。Art Of Gradationのdeterminationとサクラビト。 前者の曲コールされた途端、「キタ…(鳥肌)」と思わず呟いてしまったな。アルバムで一番好きな曲で、かつ昨年7月のデビュー・ライブではやらなかった曲だから。Michiruは声量や息継ぎの仕方等々、技術面は「まだまだかな」と感じる反面、持ち前の声の煌めきはやはり素晴らしい。この曲のまっすぐ力強い歌詞にぴったり合っていましたし。 後者のサクラビトもライブ初披露でしたが、これは一糸乱れぬアンサンブルとサビ裏でのKeyフレーズがヤバかったです。 KAZUが全編リードGtを弾き、Seiyaは(6年ぶりに?)サポートに徹していました。彼の弾く姿を観ていたら「あぁー、そういえばこういう動きしてたわSeiya」と記憶が甦ってきてジーンとキましたね。一挙手一投足がイチイチSeiyaらしい動きなんだわ(本人だから当たり前w)。シャープなGtのキレはさすが、です。
Seiyaもそうですが、KAZUがステージに立って演奏している、そしてそれを自分が観ているってのが嬉しいですね。ステージが似合う。光ってるよ。ステージの上にいる時、いや、ステージじゃなくてもどこでもいいんだけど、演奏している時・歌っている時に一番光り輝く。それこそがミュージシャンだろうと思うわけで。 DarkとBridge to Eternityの、キラーチューン過ぎてその“キラー度”が麻痺しちゃうくらいの溢れんばかりのメロディに包まれる幸福感の中で、私が考えていたのはそんな事なんです。
仮定の話。 仮に、仮にな、私がどっかのレコード会社の偉い人だとするじゃないっすか?実際は「偉い」どころか「エロい」だけなような気もしますが、もし偉い人であるワタクシがこのライブハウスにたまたま居合わせたら、だ。 KAZUをスカウトするっしょ。間違いなく。他の会社に獲られる前に。作曲家、演奏サポート、ユニットやバンドを組ませたりと、色々と活躍の場の想像は広がるし。完全に仮定の話なんで、Art Of Gradationでの活動のことは度外視して書いてますが。 でも、これだけの曲をポンポンと生み出せて、ステージ上の存在感もある。前々から重々承知していて、この日も再確認したのは一人のミュージシャンの才能の煌めきですよ。そして思いを遣るのはそれが生きる“場”のこと。
<セットリスト> 1.となりのトトロ(インスト) 2.Heaven's Feel 3.determination(AOGカバー) 4.サクラビト(AOGカバー) 5.Dark 6.Bridge to Eternity