CROSS VEIN@吉祥寺CRESCENDO

【 METAL GODDESS vol.36 】吉祥寺CRESCENDO (2014/4/27)

吉祥寺CRESCENDO主催の女性(Vo)バンドイベント、【METAL GODDESS】に行ってきました。目当ては当然CROSS VEIN。ワンマン公演後、そしてYouske(Ba)とKoh(Dr)の2人が脱退後の初ライブです。
家を出るのが遅れたせいで、3月に観てなかなか気に入ったインスト・バンド、Untouchedを2曲しか観ることができなかったのはイタかったですなぁ…。


Adonis
10年ぶりに活動再開だというバンドですが、これがなかなか良かったですね。威厳を感じるリフ使いは様式美サバスを、ドゥーミーな曲調と展開の妙はCANDLEMASSを想起させる、ダークな正統派HM。ツインGt編成。女Tony Martinと言うと褒め過ぎですが熱く歌い上げる女性Vo、そしてしっかりしたDrを中心にした(派手ではないが)アンサンブルの上手さで魅せる演奏陣。メロスピっぽさもあるハイトーンを要求する曲はVoの声質に合っていないと感じましたが、重厚な曲での雰囲気作りのカッコ良さはベテラン・バンドゆえでしょうか。


Rosario Ark
名前は以前から耳にしていた、滋賀出身の4ピース・バンド。翳りと色気のあるHRで、J-POPやV系やラウドロック風味もあり。それほど音数を詰め込んでおらず、各楽器の貢献が手に取るように分かるのが新鮮な感じですね。最近はKey入り(もしくは同期音源入り)やツインGtのバンドの音が多い、というかそういう国産バンドを聴く機会が多かったので余計に。
リズム隊がとても上手いですね。Gtの†TUOYE†はオーソドックスなプレイ・スタイルながら、時折フラッシーなソロをキメてくるあたりがオイシイです。
女性Vo・YUEは、その耽美系イケメン声(男っぽくはないけどそう評したくなる)もかっこいいけど、なによりキビキビした煽り方や凛とした動作に(良い意味で)緊張感が漂っていて、観ていると背筋が伸びる感じ。イイね。衣装とか佇まいとかも含めて、何だかガンダム・シリーズの女指揮官って感じもしますね。「主砲、撃てッ!」とか言いそう(笑)。あと、彼女のVoを横から支えるようなTETSUNARI(Ba)のコーラスがなかなか効いていて、かつしっかり馴染んでいたのはとても好印象。YUEの声とぶつかり合って干渉することがないのね。時々挿入される掛け声系コーラスも◎。
フロアもかなり盛り上がっていましたし、私もとても良いバンドだと思いました。激しめアップテンポの曲もありますが、スピードに頼らないでしっかり聴かせられるのは良いなぁ。
物販でCD2枚、購入。


CROSS VEIN
トリ。
この日の注目ポイントは3つ。
・サポート2人のプレイがもたらすバンドサウンドへの影響
・新曲披露がもたらすセトリへの影響
・JULIAたんの髪型効果がもたらす管理人への影響(←この日に限らずw)

いや、やっぱもう一つ。
・Act.の激しいプレイがもたらすドラムヘッドへの影響(笑)

先日の記事でも書いた通り、この日のリズム隊サポートは、Act.(Dr)とShoyo(Ba)。前任Kohとタイプの違うAct.のプレイによりバンド・サウンドは確実に変わることが予想されましたが、あと気になるのは新曲のセトリの中での位置と馴染み具合よね。
いつもと違うオープニングSE(ワンマン公演の第二幕で使用したやつかもしれない)からしてオッと思いましたが、1曲目に披露されたのは……、
“坂道発進”ッ!!Eternal Dreamね)
ライブ冒頭、このいきなりトップギアで飛び出してくる“発進”っぷりはアレだ、例えるならば。
ナイト2000のターボブ-ストだ。例えが随分と古いけれども。
※METALLICAのCreeping Deathをバックに延々とジャンプしまくる映像は → コチラ。
「ジュリア!ターボブ-ストだ!」
…ってメンバーは知らないだろうな、『ナイトライダー』(苦笑)

“坂道発進”ことEternal Dreamワンマンで初めて聴いた時から瞬間撃沈神曲だと感じたわけですが、あの時はどうもJULIAたんのポニーテール・オーラに幻惑されていたんじゃなかろうかとの疑惑もあったわけです。今回JULIAたんがポニテではなかったせい(←恨みがましい雰囲気が漂っているのは気のせいだ。気にすんな)で、ワタクシがポニテのもたらす破壊力(=ポニテ力)により撃沈したのではなかった事が図らずも証明された格好だ。うん、これは曲自体がキラー。震えるぞハート燃え尽きるほどヒートな名曲ですよコレ。
そしてもう一つの新曲、MASUMI(Gt)作のsandglassが前回にも増して素晴らしく響いてきましたね。これもまたキラーっす。
この新しい2曲、クッサいメロスピ・Eternal DreamMinstreliXファンにも、テクニカルだけど聴き易くそして(彼らにしては)明るめの歌メロを持つsandglassLIGHT BRINGERファン(拙者だ)にもアピールするはず(アピールした。しまくった)。
ワンマンの時以上に感じたのは、この2曲の出来がメンバー脱退というある意味ネガティヴな事実を帳消しにするかのように、バンドの“この先”を期待させてくれるということ。

新曲の印象が先になってしまいましたが、Act.とShoyoを加えた演奏陣の印象は、「堅い、硬い、固い」。柔軟性が無いということではなく、以前より硬質でメタリックな感覚ですね。正直、各楽器の噛み合いや音の住み分けはまだまだこれからでしょう。回数をこなすことによってもっとこなれてくるとは思いますが、現時点ではあまり分離してない感じ。ただ反面、迫力は増しているかな。ねじ伏せるようなパワフルさや良い意味でのヤケクソ感が増して、HR/HM度は上昇しましたね。
それは、Act.のパワーヒットや動きの大きな“魅せドラム”のおかげだったり、バンド内で一番派手に動き回っていたShoyo(イケメン過ぎ)のおかげだったりもするんでしょう。Act.が「相方」と太鼓判を押すShoyoは巧いですね。いちいちアクションが様になるし。2人がメンバーと同系の衣装だったのも、「バンド+サポート」という構図になることを回避できていた一因かな。
うん、実に“バンド”っぽかったですよ。今後もこの2人を希望します。

私自身の嗜好にはもっと各楽器が分離している音が合っていますが、これはこれで盛り上がりますね。殺傷力の高いセットリストと相まって、再始動の一歩目としては文句無しに素晴らしかったと思います。「新生面」にのみ焦点を絞った感想ではありますが、Vo・Gt・Keyそれぞれいつも通りの高い安定感を保っており悶絶。

<セットリスト>
1.Eternal Dream
2.Protect the Core
3.forget-me-not
4.Red Star
5.sandglass
6.Moon Addict
ENCORE
7.Noble Scar


5月2日に大阪でMinstreliXワンマン公演のO.A.を務めた後、次回の東京公演は5月24日、自主企画の『JULIA嬢生誕祭』になるようです。
その日は、JULIA(Vo)・華子(Gt, ex:Albion)・Fin(Ba,LionDigitaLiz)・NANA-A(Dr,THE LEAPS)・MARI(Key)という豪華メンバーでスペシャル・セッションバンドの出演もあるとのこと。その名も、GALneryus(笑)
そうか、JULIAたん、ガルネリ聴くのか。
とても楽しみだぞ、ギャルネリ。

そうそう、Act.はこの日、ドラムヘッドを破らなかったようです。クラッシャーじゃない彼を観たのは初めてです(笑)
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