RAGE「TRAPPED!」


RAGE「TRAPPED!」 (1992)

6thアルバム。
初期トリオ時代の人気アルバム…なのか…、な?
でも私はあんまり好きじゃないです。私にとっては③Enough Is Enoughと、ACCEPTのカバー・⑫Fast As A Sharkを聴くためのアルバムって感じですね。
前者の能天気なほどキャッチーな歌メロは「Peavyってこんなメロディも書けるんだ!?」と驚かせてくれたものですが、大衆的なキャッチーさというよりはやっぱりどこか捻くれてるんだよなぁ。それが野太い声で歌われる際のミスマッチ感も堪らんし。丁寧に紡ぐGtソロも白眉。
後者は言うまでもないメタル史上に残る名曲ですが、私が初めて聴いたヴァージョンがコレだったんですね。本家より先。かつ本家よりも好き。あんまし品は無いけどね。ここでの肝は「突進力」でしょう。ヤケクソ気味と言ってもいいかも。このヴァージョンの後に、本家を聴いたら随分もっさりしてるんだなとかいう失礼な感想も出てきてですね…(汗)

「突進力」、これはだけではなくて、このアルバム一枚通して言える特徴ですね。Chris Efthimiadis(Dr)のプレイが光ってる。ただ、パワー感に溢れている反面、歌メロがそっけない感じの曲が多い印象なんですよね。あと(ボーナス・トラック含めて)15曲は多過ぎる。そこが私にとってはマイナス点かな。

Peavy WagnerのVoが個性を保ったまま素っ頓狂さが減って聴き易くなっている気がします。上手くなってる。その点も含めて、傑作である次作「THE MISSING LINK」への助走のようにも捉えています。

【お気に入り】
③Enough Is Enough
⑫Fast As A Shark
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COMMENT 4

kazz_asai  2014, 09. 21 [Sun] 08:26

起死回生

「Secret In The Weird World」でその独特のパワーメタルに心酔した身としては、次の「Reflection of a Shadow」はアグレッション、メロディ双方に不満の残る作品でした。しかしそれが一気に解消されたのがこの作品です。
豪速ナンバー「Medicine」「Power and Greed」を筆頭に、これまでになかったヘヴィでダークながら彼ららしさを見失うことのない「Take Me To The Water」「Baby, I'm Your Nightmare」など曲の充実もさることながら、やはり高音スクリームを封印したPeavyのVoにおける進歩が、その好印象に大きく寄与していたと思います。

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DD  2014, 09. 21 [Sun] 12:38

 前にも書いたのですが、やはり前作でのhiキーで歌うのが本人に応えたのでしょう、「合わない」と。(どんな作品からも1曲はプレイしてくるのですが、ここからの曲がliveに出てこないだけに、よほどなんでしょうね)

 それを改善して臨んだ本作ですが、あえてコンパクトにしたんでしょうね、方向性を定めるために。
 「Medicine],「Enough~」といったこうそくきょくから、「Shame On You」「Baby~」、のようなミドル曲、バラードっぽい「Not Forever]間で入ってるので、高音(場合によっては使ってるが、キンキンしたのはなし)を最低限にしてるのがわかります。

 彼らの次作への助走的作品ながら、後の方向性を示唆するもので、興味深いですね。

 このアルバムかこの前々作が、この3人編成のアルバムで最初に聞くべき作品になるんでしょうね(このラインアップで5作作っての4作目で、次作でメンバーチェンジするとはだれも思わなかったでしょうね、この時は)。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2014, 09. 23 [Tue] 08:26

kazz_asaiさん、

やはり人気ですね、本作。キーは「アグレッション」なのでしょうね。リアルタイムで順番に追っていればまた違う感想なのかもしれません。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2014, 09. 23 [Tue] 08:30

DDさん、

ここでのPeavyのVoの変化が意図的であれば、その後のキャリアにとってのターニングポイントになったわけで、その意味でも重要作ですね。
如何せん、あまり聞かない作品ですが(汗

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