『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』

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『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』

えー、久々の映画カテゴリの記事ですが、その正体はガンダム。
1990年制作のガンダム・シリーズのOVA、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』です。

一言でまとめると、
主人公コウ・ウラキとヒロイン役ニナ・パープルトンがう○こ。
あと、モビルスーツ戦に品が無い。

あ、二言になっちゃった。


以下、ネタバレ気味なのでご注意を。
  ↓

実は今まで敬遠してたんです。このシリーズだけじゃなくて、1年戦争・Z・ZZ・逆シャア以外のガンダム作品を。
何故かと言うと、『スター・ウォーズ・サーガ』がダース・ヴェイダー(=アナキン・スカイウォーカー)の物語であるのと同様、私にとって『ガンダム・シリーズ』ってのはアムロ・レイとシャア・アズナブルの話なんですわ。富野監督が関わっているかどうかって言うよりも、アムロ&シャア。
あとは時代を考えると、登場するモビルスーツが派手すぎる&デカ過ぎるんだよなぁ…とは思ってたんですよねぇ。
ただ、一年戦争からZの時代へのミッシングリンク的存在としての評判は耳にしていたので、こりゃあチェックせねばならないとも思いつつ、さほど期待はせず、みたいな感じで見てみました全13話。

陣営を簡単に説明すると、【一年戦争後の驕りまくり弛みまくりな連邦 vs 決起したジオンの残党】ということになります。ストーリーはなかなか面白いです。デラーズ・フリート(ジオンの残党)が仕掛ける『星の屑作戦』の真の目的とその手段が終盤に至るまで明らかにならない点、そこへと持ってゆく過程がかなり手に汗握りますね。
(地球の重力に魂を引かれた)官僚達に支配されたような体たらくの連邦にも、アルビオン(ま、一年戦争のホワイトベースみたいなもんです)艦長シナプスのような魅力ある人物もいますが、本シリーズはジオン軍の方が良いよねぇ。特にアナベル・ガトーは素晴らしいっすね。「主人公のライバルは歴戦の勇士でクール」というシャア・アズナブル的条件に加え、「情熱的で部下思い」というランバ・ラル要素も持ち合わせたスーパー・キャラ。

…っと、ここで最初に掲げた感想です。
その強者ガトーに対する主人公コウ・ウラキの影の薄さよ(嘆)
“ニュータイプ”の登場しないシリーズだけに超人的な活躍をしてほしいわけではないんですけど、あまりに強さが伝わってこないし、無駄弾撃ち過ぎだし、アムロのような鬱屈もカミーユのようなブチキレもジュドーのような快活さもない彼に主人公の重責は厳しかったかな、という印象。ガトーの強さと魅力に釣り合わない事で、「アムロ vs シャア」的構図にはなりえなかったのがもったいないな、と。
そして、ガンダム・シリーズ随一のビッチとの評判もあるらしいアナハイム・エレクトロニクス社のSE、ニナ・パープルトン(=ヒロイン役)がムカつくのなんの。「あたしのガンダム!」と言い放つ序盤→コウをたらしこむ中盤→そして暴走&裏切りの終盤と、常にこちらをイライラさせてくれる手腕は超一流。しまいにゃその髪型やデカいイヤリングまでムカついてきますからねぇ。そしてコウとのあのラストって……(呆)

もう一点、モビルスーツ戦の勝敗を左右するのが完全に火力と機動力に依っているのがイタい。ガトーの強さでさえ、ガンダム2号機“サイサリス”とノイエ・ジールの性能によるところが大きいですし。なにより、ゲルググやドム、ジムという一年戦争からの機体を除く、このシリーズのみに登場するモビルスーツの品の無さ。美しさの欠片もないわ。特に呆れるばかりのガンダム3号機“デンドロビウム”のヤドカリっぷりな。
そしてやっぱり、Z以前だというのにコウ&ガトーの乗る機体が性能良過ぎ(ストーリーの締めくくりでその矛盾点を回避してはいるものの)。外観も他の機体と比較すると違和感があって、いまいちのめりこめないっす。ランバ・ラルの台詞を献上したいですね。「うぬぼれるなよ、お前の力で勝ったのではない。ガンダムの性能のおかげで勝ったのだ」


ま、文句はいいつつもそれまでに作られたガンダム・シリーズ(1年戦争~Z~ZZ~逆シャア)へのオマージュが感じられる点や、「ハマーン+キシリア+寺田恵子」みたいな印象のシーマ様(話が進むに従ってどんどんおばちゃんくさくなる/笑)の存在、デラーズ閣下の演説と男気、お馴染みの戦闘中の喋りまくり問答合戦、バスクやジャミトフの登場によるティターンズへの流れの描写、富野監督らしい(と言うべきか)アンハッピーエンド等々、見所は多かったです。基本的にガンダム好きですし、私。
「ソロモンよ、私は帰ってきた!」を筆頭に、印象的な台詞もありましたね。ベストはシーマ様の「ぶつよ!」だけど(笑)
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