陰陽座「青天の三日月」

陰陽座_青天の三日月
陰陽座「青天の三日月」 (2014)

シングルとしては2011年の「紺碧の双刃」以来だから久しぶりですね。
パチンコ台とのタイアップによる書き下ろし楽曲ですが、同じくパチンコ台の主題歌と連動していた「蒼き独眼」「紺碧の双刃」との、伊達政宗を中心にした架空のスト-リーによる“続きモノ”でもあります。

ナタリーのインタビューがとても充実していますね → コチラ。
特に、1作目蒼き独眼が“独”=1で、2作目紺碧の双刃が“双”=2、今回の青天の三日月は“三日月”=3、という瞬火(Vo&Ba)らしい拘りには唸ってしまいました。


①青天の三日月
一発でダウンチューニングによるヘヴィさが印象に残る、コンパクトなメロディックメタル・チューン。録音が良いですね。ガシガシしたリフも、冒頭の笛の音も、Gtリフの隙間から顔を出すBaの重さも、サビメロの煌めきも、そのサビにインする瞬間の鮮やかな場面展開もしっかりと収められています。
そして何より曲が良い。最初聴いた時は「へ?これがサビ!?ブリッジじゃないの…?」って感じたくらいインパクトが無いように思えたサビの歌メロでしたが、数回聴いたらあら不思議、コレがなかなかクセになります。天井から降り注ぐような黒猫(Vo)の声の響きが堪らんス。ゴリッとした感触のリフとも好対照ですね。(黒猫の)歌唱は清らかさ&スムーズさ先行でやや感情抑え気味な感じですが、それまで抑え込んでいたものが解放されるが如きラストはなかなかのカタルシス。

②ゆきゆきて青し
穏やかで淡々としつつも、ジワジワと幸福感に包まれるバラード。黒猫の歌唱の素晴らしさは言うまでもなく、ヴォーカリスト瞬火の魅力がヴァースで爆発していますね。HR/HMとは無縁の曲調&爽やかさを発揮した楽曲ですが、彼のメロディ・メイカーとしての才能が上手~く表出しているんじゃないかと。
サビ裏のベースも◎。


充実のシングルですが、メンバーおよび制作のクレジット表示がまた凄い。
電子鍵盤に演奏を指示する者:瞬火
存在を写真に写し出す者:野波浩
頭髪と顔貌を化粧ふ者:内田百合香
演者の分際で録音を兼任する痴れ者:瞬火

…だもん(笑)


さしずめ私は、
妄想を迸らせ駄文を書き連ねる戯け者:ヒゲスカ
だな。
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