QUEEN「INNUENDO」


QUEEN「INNUENDO」 (1991)

QUEENのカバー・バンド、GUEENを観た時の感想記事でもちょっと触れたとおり、私、QUEENってあんまり好きではないんです。そもそもメンバー自体、Freddie Mercury(Vo)とBrian May(Gt)と……あと2人……う~ん誰だっけ?みたいな感じですし。Roger TaylorとJohn Deaconという名前に行き着いてもどちらがベースでどちらがドラムスかあやふやという、熱心なファンの方からすれば喧嘩売ってんなテメェ!状態なもので。
まぁどこが好きじゃないかつらつらと書くのもアレなのでさらりと行きますが、多分彼らのユーモアの感覚や可愛げのあるコミカルなところが肌に合わないんだろうなと。また、Freddie Mercuryという人はヴォーカリストとしても作曲家としても独創的な人だと思いますが、その独創性自体もまた私とは相性が悪いんでしょう。

ならば何故この「INNUENDO」の記事を書くのか?
…と問われれば、
というか問うてるのは私自身ですが、
QUEENで一番好きな曲と二番目に好きな曲が両方収録されているからです!
イエ~イ、パチパチパチパチパチパチパチパチー。

別にFreddieに思い入れの無い私は、本作がFreddie存命期のラストアルバムだからどうこうという気持ちが湧きあがることもなく、ただ単純に①Innuendo⑫The Show Must Go Onが素晴らしいな、と。これに尽きます。
③Headlongのキャッチーさだとか、⑤Don't Try So Hardのムードだとか、⑥Ride The Wild Windの印象的なDrだとか、⑩The Hitmanのリフだとか気付くことはあるけど、別に好きではない。私の琴線に引っ掛かってくるのはほんとにこの2曲だけだったりします。

まずは、①Innuendo。これは“プログレ”でしょう。YESのSteve Howe(Gt)が客演しているからプログレってわけではなくて、この予想もつかない展開こそが“プログレ”。
幻想的に揺らぐ序盤。静寂が生み出す緊張感の中、突如始まる3:16からのフラメンコGtの鮮烈さ。ゴスペル調パートを経て4:16から始まるギター・オーケストレーションが先程のテーマ・メロをより勇壮に繰り返し、そこに被さってくるアドリブ気味のGtソロで昇天する(すぐ終わっちゃうんだけどぉ/涙)。歌メロ自体にはあんまりピンとこないんですけど、この曲の魅力が凝縮された中間部の1分半ほどに激しく心揺さぶられます。Brian MayのGtトーンのくぐもった感じもまた◎。QUEENの独創性と私の嗜好とが上手いこと噛み合った稀有な例ですね。

前曲⑪Bijouからの流れも良い、⑫The Show Must Go On。とかくFreddie自身の“スワン・ソング”的な見方をされるこの曲ですが、荘厳な空気の中熱っぽく歌い上げる様子も、それをサポートするコーラスの存在も、曲の中心にはFreddieがいることを確かに主張しています。ただ私が最も痺れるのは、「My soul is painted~」での転調と、その後のサビを経てからのBrianのGtソロ。この天に駆け上がるかのようなGtソロに「I can fly - my friends」の歌詞のイメージが重なり、涙。


ま、この2曲だけならグレイテスト・ヒッツを買えば/聴けばいいんですけど、たまたま棚からこのCDを選んでしまったので、記事にしてみた次第です。

【お気に入り】
①Innuendo
⑫The Show Must Go On

因みに上で「一番好きな曲」「二番目に好きな曲」と言ってますが、①Innuendo聴いてる時はそれが一番、⑫The Show Must Go On聴いてる時はこっちが一番という風に、順番決められませんわぁ。すいませ~ん。凄ぇと思うのは前者、泣けるのは後者って感じか?
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COMMENT 4

クリタカ  2014, 03. 29 [Sat] 18:52

「井上・遠藤」

 もうすっかり興味の失せていた'80年代のQUEEN。ラジオから流れてくる"Under Pressure"だけは気に入っていたのですが、あの忌まわしい「Hot Space」にこの1曲だけ人質とられ、それだけのためにLPを買う気はしませんでした。
 ところが本作と同時に"Innuendo" explosive ver.とカップリングでシングルが出たのでめでたく即ゲット。途中のフラメンコギターのミックスが本編のと違っていましたが、ホント名曲ですね。
 一方の"Show Must Go On"は曲名だけですとTHREE DOG NIGHTあの曲を思い出しましたが、聴いてビックリ。もちろんフレディの死が云々という以前でしたが、「何ちゅう悲壮感に溢れた曲なんだ!」っという印象で自然と目頭が熱くなるのを抑えられませんでした。間違いなくもうひとつの名曲です。
 でもねぇ・・・こんな曲を書けるんだったら横道にそれないで欲しかったですね。しかもコレがラストになろうとは・・・トホホ。
 

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ヒゲ・スカイウォーカー  2014, 03. 31 [Mon] 21:55

クリタカさん、

あの忌まわしい「Hot Space」…(笑)

後追いからするとフレディの死とラスト作という評価が否応なく付いて回ってしまうもんですが、やはりリアルタイムで聞いてらしても名曲に相応しい評価だったのですね。
あんまり熱心に聴いてない私からすると、あんまり「横道」というのがピンとこなかったりしますが…(笑)

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フレ  2014, 04. 02 [Wed] 18:10

意外!

聴くんだ…、響かないでしょ?(笑)。
いやいや、ヒゲスカさんの好みとは路線違うもんね。でもこのアルバムはその2曲だけでOKっ!

横道ってのは…バンドにとってはああいうのも必要なんだろうなぁ〜。サマソニのクイーンがちょっと楽しみかも。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2014, 04. 03 [Thu] 20:08

フレさん、

あれれ、やっぱりバレてますか、私の嗜好(笑)

CDガイド人間なので、有名どころは一応触れてみたりはするのですが、どうも…(苦笑)
彼らの「王道」がイマイチ分かってないだけにどれが「横道」かも分からないという…。
今年のサマソニは…行きませんッ!(笑)

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  • 2014.04.02 (Wed) 18:05 | ロック好きの行き着く先は…