TMN「RHYTHM RED」

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TMN「RHYTHM RED」 (1990)

TM NETWORKTMNに改名しての1st、通算では7thアルバムになります。メンバーが変わってないのにバンド名(ユニット名)を変えてしまうというのはかなり斬新なことだったのではないかなー?当時小学生か中学生だった私も混乱した覚えがあります。元の面影が残っている名前であったとしても、ね。

改名の裏には音楽性の変化があったわけですが、それは『HR色の大胆な導入』ということになるんでしょう。その変化に合わせてか、ゲスト演奏陣が凄まじいことになってます。後期TMのツアー・サポートでお馴染みの葛城哲哉(Gt)のほか、是永巧一、Brad Gillis(NIGHT RANGER)、Clem Clempson(ex:COLOSSEUM etc...)、Warren Cuccurullo(ex:Frank ZappaDURAN DURAN etc...)というバブリーで豪華なギタリスト達。そしてDrは山木秀夫。

今の耳で聴くとそれほどハードロックハードロックしているように感じませんし、歌メロ自体は小室メロディを宇都宮隆(Vo)が歌っているので、大きく印象を異にするわけではありません。それでも、ところどころゲスト陣の実力と主張が火花を散らしており、彼らの歴史の中では異色な一枚であるのも事実。フュージョン的しなやかさとHR的エッジを併せ持った作風って感じ。
その特色がはっきり出ているのはアルバム前半ですね。クラシカルで端正な響きのピアノのイントロをぶち破って始まるやり過ぎナンバー①TIME TO COUNT DOWNから、カラッとした疾走感に乗るウツ(=宇都宮隆)のVoが小気味よい②69/99(Gtソロ、凄い)への流れは本作中最もHR要素の濃いところかと思います。どの部分を誰が弾いてるかさっぱり分かりませんが、ギュイ~ンと唸りを上げたり(Bradか?)するところや鋭い刻みのGtがなかなかスリリングなのよね。
本作の変態サイド(?)を具現化しているのが④GOOD MORNING YESTERDAY⑤SECRET RHYTHM。前者の穏やかなバラードとプログレ的変態テクニカル・パートの強引な合わせ技、(ほぼ)インストの後者のマニアックな激しさ、共に演奏者の技巧が目立っています。特に山木秀夫のDrは凄い!

シングルカットされた③RHYTHM RED BEAT BLACK(オーザックのCMソングだったなぁ…)は、当時はファンキーでダンサブルな曲調がどうにも気に入らなくて「何でこんな曲をシングルカットしたんだよ!?」と思ってましたが、今聴くとコレがえらくカッコイイ!めちゃめちゃキャッチーでお洒落やんけー!

後半は木根尚登作のバラードが連続するなど若干ムードが停滞しますが、から⑥WORLD'S ENDまで一気に畳みかける様子は他のアルバムでは味わえない、“攻め”の雰囲気です。
で、ラストを飾る⑪THE POINT OF LOVERS' NIGHTがほんと素晴らしいのよね。(旧)NETWORK時代の最後のシングル。ロマンティックでクッサクサな歌メロを持つ曲ですが、軋みを上げるGtとヘヴィで重厚なシンセの響きが軟弱なバラードに陥るのを回避しているよう。いや、軟弱なバラードも好きではありますが。個人的にはTMの曲中でも上位に位置する曲ですね。この曲のおかげで聴後感は結構◎、です。


この路線であと数枚作ってほしかったというのが本音ですね。

【お気に入り】
⑪THE POINT OF LOVERS' NIGHT
③RHYTHM RED BEAT BLACK
PVは → コチラ。しゅ、シュールだ…(笑)。一瞬だけ登場する木根さんに笑う
①TIME TO COUNT DOWN
PVは → コチラ。突っ込みどころはどこだというより、突っ込みどころしかない。
②69/99
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COMMENT 2

お客様  2014, 01. 30 [Thu] 10:27

確かに。聴き直したくなりました。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2014, 02. 01 [Sat] 11:37

お客様、

ありがたいことです  ヽ(*´∀`*)ノ

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