天燐「刻の螺旋」

天燐_刻の螺旋
天燐「刻の螺旋」 (2013)

静岡出身のメロディック・パワーメタル・バンドの2ndアルバム。先日、吉祥寺CRESCENDOで観たライブが良かったのでその場で買った1枚です。全14曲入りで、一枚通してのバランスを重視するよりは、次の作品をいつリリースするか分からんのだから出来た曲をありったけ突っ込んじまえ、みたいな感じですな(笑)

同時に買った1stアルバムも楽曲粒ぞろいの優れた作品でしたが、これもまた素晴らしい。何が素晴らしいって、とにかくメロディアスなところ。どの曲聴いてもメロディアス、どこもかしこもメロディアス、油断ならないくらいメロディアス。特にツインリードGtのフレーズには心魅かれますね。メイン・ソングライターは珍しいことに、Drを担当する鉄兵なのですが、彼のメロディセンスの非凡さには驚かされました。

歌詞は全て日本語。曲名も含め日本語を大切にしていることが伝わってきます。1stには一部英詩もありましたが、意図的に英詩を避けているようにも思えますね。ただ(ライブレポにも書きましたが)音楽的には“和”の要素はほとんどありません。
80年代の王道HM~欧州型のメロディック・パワーメタルの影響下にあるという感じ。基本は2本のGtを主軸にするメロパワ・サウンドですが、Keyの使い方がまたツボを得ていて◎。Key専任のメンバーはいませんが、適度にサウンドを彩る様子が非常に効果的ですね。曲によってはプログレ・メタルっぽい緊張感を漂わせたりしますし、歌メロは時にアニソン風のヒロイックさを有します。

うん、YAMA-B時代のGALNERYUSHELLOWEEN化させたようにも感じますね。YOSSY(Vo)の声にYAMA-Bを思わせる熱さがあります。また、ところどころでデーモン閣下リスペクトな歌唱が顔を出して面白い。⑧悪意なんて聖飢魔Ⅱ由来の悪魔イズム爆発だと思ったら案の定、YOSSY作詞&作曲だ(笑)。


録音が80年代的というか、マイルドな音作りです。その聴き易い音がメロディを引き立てている反面、メタリックなエッジはやや抑えめかなぁ。実際ライブで聴くと非常に演奏の上手いバンドなのですが、そのシャープさが若干感じ取りにくいサウンドですね。個人的にはマイナス・ポイントではありませんが。
ただ、YOSSYの歌唱力がキチンと収まっていないように感じるのは気になりますね。ライブの方が魅力的に響きましたねぇ。CD音源での歌唱はちょっと甘いです。その点は1stも同じ。もっとほんとは歌える人のはず。バラードでのナイーヴな歌唱の魅力は伝わってきますが。


「時空を駆け巡る至高の美旋律」←コレ、帯タタキ。

アルバム・トレイラー前半 → コチラ。
アルバム・トレイラー後半 → コチラ。
※疾走メロパワ・チューンは前半に多いすね。

【お気に入り】
どれも良いですがこの2曲が特に好きかな。
⑦陽炎 ←クッサクサ(笑)
③蒼天の星々
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