HAMMERFALL「LEGACY OF KINGS」


HAMMERFALL「LEGACY OF KINGS」 (1998)

HAMMERFALL最高傑作!
だと思ってます。
2nd。

デビュー作では荒野に仁王立ちしていたハマー君(勝手に名付けた)が今作では玉座に座っております。ジャケ画は勿論、Andreas Marschall。裏ジャケを見ると、そのハマー君の親衛隊の如く、鎧で武装したメンバーの絵が劇画調に、というか『北斗の拳』チックに描いてあって笑う、いや、惚れ惚れする。おそらくOscar Dronjak様(Gt)あたりのアイデアだと想像しますが、Marschall氏は「オイオイ、本気かよ?」って思わなかったんでしょうかね?Joacim Cans(Vo)のカメラ目線、というかこっちを見つめる眼差しが堪らないですね(笑)

1stにあった北欧色が減退、代わりにHELLOWEEN直系の分かり易いメロパワ色が強化されています。よりストレートで捻りがなくなっているとも言えますが、歌メロ面では格段にレベルアップされているように思います。
1曲目の①Heeding The Callから一緒に歌えと言わんばかりのシンガロング・メロパワ・キラーチューンです。なんせ「Brothers unite, let's stand up and fight!」ですからね。間奏途中に「オーオオオオ、オー!」の掛け声パートある(しかも2箇所も!/笑)し、その単純さに笑いつつもこりゃあ燃えざるを得ません。
適度な疾走感、Joacimの聴き易いナイーヴVoとそれを盛り立てる勇壮なコーラス、展開美を備えた間奏と、パワーメタルの美味しいところをマイルドかつ初心者にも分かり易くまとめた曲ですが、それはアルバム全編に渡って当てはまることでもあります。

サビにおける後追いコーラスのダサさ(褒めてる)が映えるタイトルトラック②Legacy Of Kings、ミドルテンポでじっくり聴かせる⑥At The End Of The Rainbow、恥ずかしげもなくメタルを讃える⑧Stronger Than Allと、どの曲でも印象的な歌メロとメタル者胸熱の小技が効いた展開が楽しめます。
本作最大のキラーチューンが④Dreamland。管理人が選ぶ「鼻歌で歌いたい曲ベスト10」には間違いなく入るであろう、哀愁のサビメロが秀逸な曲です。Joacimの声域にドンピシャの「ハイトーンではない高めの声」が最高っす。

Joacimのナイーヴ声が映えるバラード曲の出来が良いこともこのバンドの武器ですね。ドラマティックに盛り上がる⑤Remember Yesterday、ピアノをバックに切々と歌う⑩The Fallen One共に素晴らしいですが、私は後者が特に好き。歌詞が良いんだよ。Stefan Elmgren(Gt)が弾いたであろう泣きのソロも◎。

⑦Back To Backは勿論PRETTY MAIDSの名曲のカバーですが、本作のこのヴァージョンで初めて聴きました。当時「ウォ、かっけぇ!」って思いましたね。


前作同様Studio Fredmanで録音された、品質保証の一枚。
分かり易いパワーメタルの決定盤!

【お気に入り】
④Dreamland
⑩The Fallen One
①Heeding The Call
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COMMENT 4

kazz_asai  2014, 01. 30 [Thu] 20:52

北欧メロパワ旗手

ひさびさに私の語れる作品(笑)を取り上げていただきありがとうございます。
1stを聴いたときは、まずHelloweenやGamma Rayから勇壮な部分だけを抽出したメロディック・パワーメタルとまず感じ、さらに随所に感じられるグレン・ユングストローム、イエスパー・ストラムブラッドというIn Flames組の存在を知らしめるような慟哭メロデス(常套句)的フレーズが、当時メロデス渉猟に明け暮れていた私を心酔させました。Warlordのカヴァーも実に私の琴線にふれる粋な選曲でした。
そして心待ちにしたこの2nd、ご高説の通り、分りやすいパワーメタルの決定盤として世に出たことは疑いを容れません。
しかしソングライティングに名こそ連ねていたものの、すでにイエスパーとグレンの姿はそこにはありませんでした。そのためかは明らかではありませんが、自分にとってはメロデス的な過剰なまでの哀愁が影を潜めてしまい、Hammerfallというバンドの存在感に一抹の翳りを感てしまったのもまた事実でした。
でも北欧パワーメタルの代名詞として成長を遂げた現在では、いまさらそんなこと喋々する輩はもはやいないでしょうね。つい昔の妄言を書き連ねてしまいました。多謝。

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クリタカ  2014, 01. 31 [Fri] 13:34

ドイツ出身とばかり思ってました♪

 QUEENとAEROSMITHしか知らないウチのカミさんが「ハーマァ、ホ~」なんて口ずさんでいたのも今は昔。コアなファンでなくとも魅力があったのでしょう。 すでにHELLOWEENやGAMMA RAYなどもちょっとひとごこちしていた1990年代も後半、まさに背筋がピンとする様なワンダフル・サウンド!外見もよかったのかな?かなりのお気に入りでした。いまでも存続していて結構何枚も出しているんですねぇ。1~3枚目まで持ってましたが、個人的には「新作」「新バンド」が興味の対象であったのもHAMMERFALL登場あたりが最後かも知れませんね。2002年に米国、死神メタル(笑)のWARLORDでヨキアムが歌ったのは嬉しかったですね。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2014, 02. 01 [Sat] 11:41

kazz_asaiさん、

まだ初期はバンドの音が固まっていなかったように思えます。(作曲)メンバーの入れ替わりも要因としてありそうですが。この次作はACCEPTっぽい正統派HMに接近しますし。
HAMMERFALLというバンド自体にはそれほどシンパシーを感じないのですが(笑)、初期、とくにこのアルバムには大好きな曲が多いです。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2014, 02. 01 [Sat] 11:47

クリタカさん、

私もドイツ出身という認識です。ほんとはスウェーデンって分かってはいるんですがどうしても(笑)意外にもWARLORDも言われてみればアメリカ産…。

HAMMERFALL、見た目は…どう…なんでしょう、ね…?(笑)Joacimの声は非常に耳馴染みが良いですが。

しかし、奥様ナイスです!(笑)

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