DARK TRANQUILLITY「SKYDANCER」


DARK TRANQUILLITY「SKYDANCER」 (1993,1995)

スウェーデン出身、メロディック・デス・メタルのオリジネイターの一つ、DARK TRANQUILLITYのデビュー作です。まず、バンド名がかっこ良すぎる。世界一かっこいいバンド名としてギネスブックに載っていいくらい。ジャケもいいね。

メロデスの黎明期から活動している(大御所級の)バンドは、それぞれその音楽性を変化させながら現在まで至っています。例えばIN FLAMESはモダンで浮遊感のある要素を、AMORPHISは70年代ロックの要素を取り入れて進化していきました。THERIONなんかはまるで予想のできない方角へ向かい成功しています。そういったバンド達のカタログの中には、迷走している時期に作成されたクオリティの低いアルバムがあったり、そもそも私の好みに合わないアルバムがあったりするのですが、DARK TRANQUILLITYにおいては今までリリースしたすべての作品が私のハートを打ち抜きます(笑)。
なんでか、つったら、Mikael Stanne様(Vo)の存在ですわ。
あの悲哀に満ちた美デス・ヴォイス、Sexyでディープなクリーン・ヴォイス、そしてライブにおけるクネクネ・アクション(笑)。最高だ。

「Mikaelが歌えば何でもいいのかよ?」
「ええ、その通りです」

本気で、メタルのヴォーカリストとしては最も感情を込めて歌える一人だと思っています。
もちろん、ダートラ、曲も大好きなんですけどね。特にMartin Brandstrom(Key)が加わってからはマジ好み。彼らの美意識は私の感性とぴったり合うんですわ。

私の持っているCDは1993年発表のデビュー・アルバム「SKYDANCER」に1995年のEP「OF CHAOS AND ETERNAL NIGHT」をカップリングした日本盤です。

「SKYDANCER」はまだMikael様がヴォーカル担当しておらず、現IN FLAMESのAnders Fridenが歌っています。しかし、Andersファンの方には申し訳ないですが、ここでの彼のデス・ヴォイスはかなりショボイと言わざるを得ません。音質が悪い事も相まって評価としては間違っても絶賛出来ない。しかしこの時点で既に③A Bolt Of Blazing Gold⑥Through Ebony Archwaysでは女性Voを導入、またMikael様もクリーン・ヴォイスを披露していらっしゃったりして、後のダートラで完成する「ゴシック風味もある耽美メロデス」の各要素は既に登場しています。この頃にはまだトラッドっぽい旋律が多い事も特徴です。その中でも特に②Crimson Windsは、緩急自在の展開、メロウで明確なメロディ・ラインを持ち、印象的な1曲だと思います。
しかし本作の目玉は10曲目以降の「OF CHAOS AND ETERNAL NIGHT」。Fredrik Nordstromがプロデュースを担当した効果でしょうか、音質がやや向上しています。楽曲も超名盤「THE GALLERY」前夜ということで素晴らしいクオリティを備えています。
⑩Of Chaos And Eternal NightでMikael様降臨!カッコイイィィィィイ!聴かせどころのリフが明確になっています。この曲ではサビ裏でのリフ。SLAYER的な切り込みギター・ソロと一筋縄ではいかない展開も聴き応え十分。
そして⑫Away, Delight, Awayですよ、旦那。曲名からして既に最高ですが、この曲、私がダートラで一番好きな曲です。あのPunish My Heavenより好きです。音質以外の全てが至高!イントロのメイン・リフも相当カッコイイが、サビメロにあたる疾走ツイン・リードのフレーズが余りにも美しく悶絶!途中、その旋律がゆったりしたテンポで奏でられ、その後また疾走!スーパー悶絶!俺を殺す気だとしか思えん!ギターのバックのMartin Henriksson(Ba)によるベース・ランニングがMarkus Grosskopf(HELLOWEEN)を思わせるメロディックなラインを弾いていてこれまた最高なんです。この曲、タイプは全然違うんですけど、どこかAfraid To Shoot Strangers(IRON MAIDEN)を想起させるんですよね、個人的には。もしダートラ好きでこの曲を未聴の方がいらっしゃったら是非聴いてほしいなぁ。

【お気に入り】
⑫Away, Delight, Away → YouTube、映像無いけど (何か最後、ブチって音が切れちゃう)
⑩Of Chaos And Eternal Night
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