TRIVIUM「VENGEANCE FALLS」


TRIVIUM「VENGEANCE FALLS」 (2013)

ちょっと前にはAVENGED SEVENFOLDBULLET FOR MY VALENTINEと、このTRIVIUM、3つのバンドが「新世代メタル」みたいにひとくくりにされてましたなー。B!誌でだけかもしれませんが。で、この3つの中では私はTRIVIUMが一番好きです。楽曲もMatthew Kiichi Heafy(Vo&Gt)の声も好みだし、何より彼らには「メタルバンドであること」への信頼感がある。(あとの2つにはない、みたいな言い方じゃん?/笑)

スター・ウォーズのドロイド、もしくはガンダム・シリーズのモビルアーマーを思わせるような思わせないようなジャケに包まれた6thアルバム、プロデュースをDISTURBEDのDavid Draimanが手掛けていることが話題なようなそうでもないような。DISTURBEDはCDを1枚だけ持っていたような持っていなかったような、そんな記憶です。
制作陣には彼だけでなくAndy SharpやColin RichardsonやTed Jensenという名うての業界人(?)が関わっていて随分と豪華ですね。

先に挙げたA7XにせよBFMVにせよ、作を重ねる毎に歌モノ志向が強まってますがそれはTRIVIUMも同様。さらにクリーンVoの比率が増えたMatthewの歌は楽曲の中心でデデーンと存在感を放っています。Corey Beaulieu(Gt)とPaolo Gregoletto(Ba)によるバッキングVoの強力な後方支援効果も大きいですね。
確かに「歌」が中心にある作風だと思いますが、しかし彼らは演奏面も疎かになっていません。(あとの2つは疎かになってる、みたいな言い方じゃん?/笑) 前作からの流れもあり若干コンパクトでシンプルになったものの、2本のGtが絡みあう間奏は相変わらず大きな聴き処になっていますし、耳を引くリフや展開もあちこちに存在します。今後のシーンを牽引する中堅バンドとしての煌めきを楽曲の端々から感じ取ることができるようで、嬉しいですね。

軟弱さを感じさせないストイックな剛性やキビキビとした切れ味も保持しており、同時にミドルテンポの楽曲が多いことでドッシリとした安定感を備えているので、歌と演奏のバランスに長けた「頼もしい」作品との印象です。でも、不満点もあるっちゃあ、ある。高水準の曲が揃っているアルバムではあるんですが、今まで各アルバム(1stは未聴ですが)にはあった「これぞ!」というキメ曲が本作には無いのよね。
キャッチーなんだけど、モダンで“アメリカ~ン”なややノッペリとした歌メロが自分の好みからは外れるなぁと思う場面も有り。

上記不満点はあれど、カッチリキッチリまとまっており繰り返し聴くことが出来る力作だと思います。

【お気に入り】
⑤To Believe
③Strife PVは → コチラ。
⑩Wake (The End Is Nigh)
①Brave This Storm
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COMMENT 2

DD  2013, 12. 07 [Sat] 19:39

 限定版(輸入)を買って聞きましたが、成長・円熟してるなと感じました。(捨て曲自体あるの?というぐらいい曲も多いし)

 硬軟・テンポともうまく流れて、順番もこの順以外ない、と思うぐらい(バンドも「今までの集大成」というぐらい、各アルバムのいい点をまとめてる印象)。

 フルのライブで来るなら、見てみたいですね。

良曲・・1,3,5、9

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ヒゲ・スカイウォーカー  2013, 12. 09 [Mon] 06:07

DDさん、

今までのアルバムにはあった間延びした感じが無くなっているのは歓迎できるポイントだと思います。

Kiichも日本での(長めの)ツアーを望んでいるようですし、来年あたりに単独来日決まりそうな気もします。

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