sugar'N'spice@渋谷eggman

【sugar'N'party vol.6 -Reborn-】渋谷eggman (2013/11/8)

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sugar'N'spice(略して、シュガスパ)のことを知ったのは今年の6月の終わり。シュガスパとTHE LEAPSCREAのスリーマン公演に行ったTwitterフォロワーさんのツイートがきっかけでした。どんなバンドなのかHPを検索、音源を聴こうと思ってYouTubeでThe Hybrid AgeのMVを視聴しました。ワンコーラスまで聴いてビビッ!とキた私はすぐさま【停止】ボタンをクリックして視聴を止めました。ヒゲスカは感激した。こりゃ、YouTubeなんぞではダメだ。必ず、かの曲をCDで聴かねばならぬと決意した。ヒゲスカにはR&Rがわからぬ。ヒゲスカは、にわかメタラーである。メロイックを掲げ、ヘドバンと共に遊んで暮して来た。けれどもメロディに対しては、人一倍に敏感であった。(ry

……ということで(?)、その後オフィシャルHPからの無料DLのみで手に入るParadise(凄ぇ良い曲!)という曲も聴いて彼女達の才能を確信したワタクシ、CDを集めようと思ったんですが、やっぱライブ会場で買いたいなと思い虎視眈々とライブ参戦できる日を狙ってはおったんですが、なかなか日程の会う日が無い。そんなこんなでようやく行ける目途がついたのが11月のシュガスパ主催のこのイベントでした。

とても楽しみにしていた金曜日でしたが、日中仕事をしてる時からどうも寒気がする。ガタガタ震えてたまらん。こりゃ、武者震いか!?とか考える余裕も無く、完全に風邪の初期症状だわ、しかもコレかなり熱上がりそうだぜ、という匂いがプンプンしやがる。退社時にはかなり体調悪かったんですが、まぁこれだけ延び延びになっていたライブ参戦だったし、寝込んだとしても翌日から休みだからまぁいいやwという半分破れかぶれ気味に渋谷へゴー。

渋谷eggmanは初めて行く会場です。楕円形のホールのど真ん中にジャマな柱のある構造。到着したのは19:30くらい。朦朧となりながらも、3バンドの熱演を観る。
当初の予定では終演後に物販でメンバーに「めっちゃカッコ良かったっすよー」とかなんとか言いながらCD買おうと思っていたんですが、この体調ではそんなコミュニケーション能力を発揮する余力は無さそうなので、出番の前にそそくさとCD3枚を購入しましたとさ。

シュガスパは5番手トリに登場。
大きな歓声と共にメンバーが登場、演奏が始まった途端にそのバンド・サウンドがとても安定しているのが分かる。ライブを数多くこなしているバンドならでは、ということでしょうか。そして(勝手に)R&R寄りの音像を想像していたんですが、これはもっと幅広い感じですね。めっちゃ「ロック」ではあるんだけど、ポップス的な耳触りの良さがある。
それは、John Sykesでお馴染み(?)黒のレスポールカスタムを操るバンドのブレーン・KYAO(Vo&Gt)の曲作りとフェミニンな歌声に依るものでしょう。因みに、その彼女の愛器について歌ったとのMCで始まったgolden blackという曲、その歌詞には「blackbeauty」「split diamond inlay」といった言葉を散りばめられていて、なかなかロック好きの心をくすぐってくれます。シュガスパ、歌詞もかなり凝ってるようなのよね。初めて生で聴いた彼女の声、バンド・サウンドに埋もれないでとても伸びやかで艶があります。で、セクシー。「ロック」っぽさを内包しつつも丁寧な歌唱。「ええやん、ええやん」を連発してご機嫌でしたね。MCによると9月に喉のポリープを手術で除去したそうな。で、そのお知らせを彼女自身の口から言わずにMIE(Dr&Cho)が言うってのもいいね。まぁ私はライブ参加するの初めてなんでよく分からんし、そういう手筈になっていたのかもしれんけど。
MIEとオクムラカナ(Ba&Cho)のリズム隊の爆発力と安定感は素晴らしい。特に正式加入後初ライブとなるオクムラの躍動感あるぶっとい演奏はいいね。演奏する姿もかっこいいし、ついつい目が彼女の姿を追いかけちゃうわ。告知関係のMCを担当していたMIEはバンドのムードメーカーのようで、こういうところD_DriveのChiiko(Dr)とも印象ダブる感じ。MIEの喋くりタイム、めっちゃ面白くてこの日一番自分の体調の悪さを忘れた(笑)
で、リードGtのTSUE(Gt&Cho/カワイイ)。この手の音楽で物足りなく感じがちなのがリードGtですが、彼女のプレイは私のツボに引っ掛かってきます。曲の雰囲気を保持しながら、そしてスピード感を失わないで短い尺の中に歌心を封じ込めるソロプレイにセンスを感じます。クイクイとキメてくるチョーキングが堪らんのよね。テクニカルさがウリなプレイヤーではないでしょうけれど、この溢れる老獪な(笑)ロック感は何だ!?聴いていてGtソロを待ちわびます。

初めてライブを目にした私であっても、そんな4人の個性ありきのバンドだと思えます(それだけオクムラカナが馴染んでいるということか)が、KYAOを中心にフロント3人が並び立つ構図がまたかっこいい。立ち姿がかっこいいってのはロック・バンドとしては重要なことだと思うのよね。
また、全員がコーラスをとれるという点も前述した「ポップス的な耳触りの良さ」に繋がり、ひいてはその音楽の完成度を高める要素ともなっているように感じます。
しかし、KYAOの声で歌われるKYAOの作ったメロディ(何か変な言い回しだなw)はなんだか凄ぇ響いてくるぞ。元気一杯なんだけど切ない、真っ直ぐストレートなんだけどニヒリスティック。泣きそうになってくるわ。


実質丸々知っている曲ってParadiseだけだったんですが、とても楽しめましたね。ファンの盛り上がりは熱狂的(クラウド・サーファーが頻出したのには吃驚)、アンコールで登場した際には花束のプレゼント、By My Sideではサイリウムのサプライズと、ファンから愛されているバンドだなぁと。売れて欲しいですね。
体調を万全に整えて、再度観に来たいと思います。

<セットリスト>
1.毛皮のナイフ
2.ROCK STAR
3.ダンスチューン
4.東京
5.golden black
6.スナフキン
7.Paradise
8.The Hybrid Age
ENCORE
9.By My Side


※案の定、風邪ひいてダウン。なんとか帰宅した金曜日から日曜日の朝まで床に臥せっておりました(苦笑)



<2013/11/14追記>
ライブの余韻冷めやらぬ中、発表されたGtのTSUE脱退。(このライブで1度観ただけですが)アー写にしても演奏にしても「この4人でシュガスパ!」という雰囲気だったので非常に驚きました。オリジナル・メンバーだそうだし。上のレポにもある通り、私は彼女のプレイを評価していたのでこの件はとても残念。一見さんの如き私でそうなのだから、熱心なファンの方の心情たるや、想像するだにやりきれないですね。
ただ、残ったメンバーのブログを読むと最終的に浮かび上がってくるのは、KYAOの強靭な意志、それとMIEとオクムラカナのKYAOへの圧倒的信頼感。良いギタリストを見つけて、頑張ってほしいですね。
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