富樫倫太郎『SRO Ⅱ - 死の天使』

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富樫倫太郎『SRO Ⅱ - 死の天使』 (中公文庫)

富樫倫太郎のSROソリーズの2作目、『SRO Ⅱ - 死の天使』を読みました。
1作目『~Ⅰ - 警視庁広域捜査専任特別調査室』の感想は → コチラ。

強く死を願う患者の前に現れて、その願いを叶えてくれる―栃木県・下野東方病院関係者の間でささやかれる「死の天使」の噂。担当患者が亡くなった責任を取らされ、退職を強要された看護師からの投書を調べるうちに、新九郎たちSROは奇妙なことに気付く。新時代警察小説、待望のシリーズ第二弾。

1作目と同様の読み易さ、そしてツッコミ所の多さ。自分がこの作風に馴染んできたのを感じる。良いことなのかどうか、分からないけど(苦笑)


以下、人によっては「ネタバレ」と感じる部分があると思いますので、ご注意ください。
 ↓

犯人が序盤から明らかにされています。所謂、『古畑任三郎』型の倒叙ミステリです。なので、犯人探しのドキドキ感が無い分、1作目よりはスリリングさは劣ります。で、SROの面々が相変わらずキャリアっぽくなく、かつ切れ者感ゼロ(苦笑)で犯人になかなか迫れないため、「んもうッ、じれったいなァ!」って読者に思わせること請け合いで、そこが読みどころ(…なのか?/笑)。

予定調和とトンデモ展開の両輪。このシリーズ、バカミス的・時代劇的読み方をするのが正しいような気がしてきましたね。針谷の拳銃はもはや水戸黄門の印籠か?(笑)

「シリアルキラー」が本シリーズのテーマならば、本作の犯人は生存本能という点で1作目で語られたシリアルキラー像と矛盾しているような気もしますが。
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