NE OBLIVISCARIS@WildSide Tokyo

Tokyo Dark Fest Presents NE OBLIVISCARIS 『PORTAL OF I JAPAN TOUR 2013』 Wild Side Tokyo (2013/8/21)

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昨年リリースされたオーストラリア産プログレメタル・バンド・NE OBLIVISCARISのデビュー・アルバム「PORTAL OF I」は傑作でした。この度、国内盤も発売されてないにも関わらずなんと日本公演があるということで行って参りました、初来日ライブ。対バン形式で、チケット代2000円という、ハコ代にしかならないんじゃないかとコチラが心配してしまうほどの安価設定。どうなっとんじゃ?
会場は新宿WildSide Tokyo。新宿三丁目駅からちょっと離れた場所ですね。キャパ150人、私は初めて行くハコですが、こりゃ狭いわ。そして地下という立地に煉瓦っぽい壁、フロアへの入り口が洞窟のようだということもあり、(天井は高いものの)かなり圧迫感と閉塞感を感じますね。苦手。

少し遅めに会場に到着すると、Ethereal Sinが演奏中でした。Gt×2、Key、男女ツインVoの国産シンフォニック・ブラックメタルのようですね。演奏はそれほどソリッドではないものの、とても聴きやすくメロディアスな楽曲がなかなか良いです。また、男性デスヴォイスと女性ソプラノ系Voの絡みが立体的で、よく練られているな、と。2人の声量、というかマイクがあまり安定していなかったのが少々残念でしたが。

続いてトリ前のGxSxD。間違いなくSLAYER大好きだろ、というサウンドのデスメタル。メロディ感があまり無いため私の好みの音ではありませんでしたが、エネルギッシュで迫力のあるパフォーマンスは素晴らしかったと思います。フロント3人の同時扇風機ヘドバン、凄い(笑)

さて、お次はいよいよメインアクトのNE OBLIVISCARIS。しかし、Ethereal SinのメンバーもGxSxDのメンバーもMCで何故噛まずに「ネ、オブリヴィスカリス」って言えるの?猛練習したの?(笑)


NE OBLIVISCARIS
ヤバいものを観てしまった気がします。

Tim Charles(Vo&Violin)によるクリーンVoは少々弱いような気がしましたが、複雑精緻なCDの音を見事に再現した素晴らしいライブでした。演奏陣は揃いも揃って激テクの持ち主、彼らのトレードマークたるヴォイオリンも聞き取りやすく、その響きが全体のバンド・サウンドと調和していて実に美しかったです。

ブラックメタルの攻撃性については、痩せマッチョ・フロントマンXenoyr(かっこいい!)のグロゥルと、Brendan“Cygnus”Brown(Ba,レフティー)&Nelson Barnes(Dr)のリズム隊による貢献が大で、特にNelsonのDrは凄かったなぁ。粒の揃った鋭くラウドな音で緩急自由自在。
Key奏者がいない代わりに先述のヴァイオリンが大活躍するわけですが、ヴァイオリンをプレイしてない場面でもそれっぽい音が鳴っていて、「こりゃ同期音源か?」と思ったらステージ下手側でリードGtのBenjamin Baret(この人もレフティー)がヘンテコなフレーズを弾いていた、なんてのが何回もありました。それだけBenjaminのプレイは多彩で、驚かされましたね。メタルギタリストとしても凄腕ながら、より印象に残ったのはフュージョンっぽい雰囲気のプレイ。指板上をエロい手つきでサワサワして(笑)浮遊感のあるプレイをしたと思ったら、目にも止まらぬタッピングで翻弄したりと、油断ならん。

「PORTAL OF I」からほとんどの楽曲と、アンコールには来年発表のアルバムに収録されるであろう新曲を披露してくれましたが、どの曲も長尺でありながら硬軟緩急のメリハリが効いていてプログレッシャーの琴線をベタベタ触れまくるのですわ。バンドの出音は激しいんだけど、同時に非常にスマートで知的な雰囲気を撒き散らしてて最高っす。

パフォーマンスに、デビュー・アルバムを出したばかりの「新人っぽさ」は皆無ながら、初来日の喜びを隠さないメンバーの様子が素敵で、そういうのを現場で見てると何だかこういう場に立ち会えるってのは良いなーと思いますね。
チケット代の安さに(も)魅かれて参戦したライブでしたが、凄まじいステージを見せてもらって大満足でした。次はカップリング・ツアーかなんかで来てほしいですね。
そうそう、EMPERORが2014年に再結成するらしいので、ユー前座(というかゲスト)で来ちゃいなよ!(笑)
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