HEAVENS GATE「LIVIN' IN HYSTERIA」


HEAVENS GATE「LIVIN' IN HYSTERIA」 (1991)

「はじめまして、正統派メタルです」
「お世話になります、ジャーマン・メタルでございます」
「この度の業務提携のご契約、ありがとうございます」
「いえいえ、こちらこそ。これで、Win-Winの関係ですね」
(なんのこっちゃ)

先日のTOBIAS SAMMET'S AVANTASIAのライブに帯同して来ていたThomas Rettke(Vo)とSascha Paeth(Gt)を観て、久しぶりに引っ張り出してきたHEAVENS GATEの2ndアルバム。やっぱり激名盤でした。プロデュースはCharlie Bauerfeind。後にSaschaの相棒となるMiro(Key)も既にアレンジで関わっています。

冒頭に掲げた妄想カンバセーションは何かって言うと、本作の音楽性が正にそんな感じに思えるのですよ。JUDAS PRIEST直系正統派HMの硬質でドラマティックな要素、ジャーマン・メタルの大らかで親しみやすさ、その2つが高次元で折衷されたマジック。

メタリック一辺倒ではなく、かなりバラエティ豊かな曲を揃えてますが、そのどれもが高品質。そして曲の配置が完璧じゃないかコノヤロー状態なのですよ。
心躍るメタリック・チューン①Livin' In Hysteriaが始まった途端にゾクッとするし、そこから徐々に重心を低くして浮ついた感触を与えない曲順がまた正統派HM的。でもVoハーモニーは充実しているので、必要以上に無骨さを感じさせないという好バランス。
中盤を締める、フラッシーなインストゥルメンタル⑤Fredlessと、本作一のスピード・チューン⑦Flashesの配置の妙。後者はスラッシーで正統派HM魂剥き出しなところがいいねぇ。
アルバム後半も抜かり無く、バラード⑧Best Days Of My Lifeを経て、ラストに完璧な正統派HMの名曲⑩Gate of Heavenに辿り着く、その構成美は素晴らしいですね。マジ、一人ガッツポーズ(笑)


勿論、彼らの最高傑作。
曲の良さ、その1点で以って名盤足りえたような、そんな1枚。メタルを聴く楽しさを思う存分味わえる、聴き易く分かり易い作品でもありますね。

【お気に入り】
⑩Gate of Heaven
①Livin' In Hysteria
メタリックな曲だとThomasの荒めの金切り声や語尾が特にぴったり合っていて、いいのよねぇ。
⑧Best Days Of My Life
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COMMENT 2

DD  2013, 07. 24 [Wed] 19:21

 90年代のGerman Metalを代表する名盤の1つに間違いなくあげられる1枚ですね、これは。ただ、彼らの場合3rdのやらかしがなければ(4thが良かっただけに)、何年か続いたのかな、と見ますが。(最終作は論外)

 結構いい曲も多く、バランス・時間もいいのが名盤に上がる理由でしょう、確か50分以下ですよね、これは。

 いい曲をあげると、1のタイトル曲、4.Neverending Fire,8 Best Days Of My Life,ですかね、あえてアルバムを象徴する曲を選ぶとこうなりました(速いのもミドルも捨て曲がない、これを超えろ、というのは下手すれば無理難題だったかも)。

追伸 Loud Park の追加ラインアップが発表、MOKONA, Yngwie.J Malmsteen, Angra, Lost Societyがそれで、個人的に注目がYngwie, Angraですね。
 Yngwie はソロ(インスト)中心にするのか、楽曲中心にするのか、これがポイントになり、Angraは初代Voから「過去に生きてるからやめるべき」というのをどれだけ払しょくできるか、選曲がポイントになるでしょうね。 

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ヒゲ・スカイウォーカー  2013, 07. 25 [Thu] 19:04

DDさん、

仰る通り、本作の総合的なバランスの高さは相当なものですね。
単に才能が枯れたのか、Saschaのプロデュース業が忙しくなったのか、自分達の音楽を貫けなかったのか?いずれにせよ、ちょっともったいなかった感があります、彼らは。
因みに4thの記事は既に書き終えています。

LOUD PARKはインギー様が不安でなりません(笑)

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