MEGADETH「PEACE SELLS ...BUT WHO'S BUYING?」

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MEGADETH「PEACE SELLS ...BUT WHO'S BUYING?」 (1986)

1stアルバムは音が悪いって評判なので私は持っていませんが、この2ndは初期の名作としてよく挙げられる作品ですね。コレも音良くはないけど。

『インテレクチュアル・スラッシュメタル』って名称、MEGADETH以外では一度も聞いたことありませんが、そのインテレクチュアルっぷり(?)が炸裂しているアルバムでもあるのでしょう。でも彼らの3rdまでのアルバム・タイトルって、どこか「上手いこと言ってやった」的な得意げな雰囲気が漂っていて、あまり“知的”には思えないんだが…(苦笑)。能ある鷹が爪を見せたくなっちゃった的な。

話は思いっきり脱線します(させます)が、Dave Mustaine(Vo&Gt)って私としてはどうもキン肉マンスーパー・フェニックスと重ねて考えてしまったりするわけですよ。漫画『キン肉マン』の王位争奪編を読んでない方には何言ってるのかさっぱりでしょうが、そういう方は置いてきぼりにして先に進めマッスル。
キン肉マンスーパー・フェニックス、……そう、二世じゃないキン肉マンにおけるラスボス、「あふれる知力で正確にジュウタンのまんなか近くをとらえるーーーーっ!!」の彼です。自ら『インテレクチュアル』とか言っちゃうところやMETALLICAに対して一方的に執念を燃やすところ(この場合、メタリカ=キン肉スグルの構図ね)、やたら自信満々の態度等々…が似てる。2人とも「不敵な笑み」系だしな(笑)
ほんとは『知性の神』からの連想(=こじつけ)なんですけど。

さて、本作制作時のMEGADETHは、スーパー・フェニックス以下、女房役デイヴことDavid Ellefson(Ba)、Chris Poland(Gt)、Gar Samuelson(Dr)というメンバー。
Ellefsonがフェニックスの参謀的なマンモスマンの役割か?(笑)

テンポチェンジや切り返しが多く、繰り返しのパートが全く無いんじゃないかと思わせるくらい目まぐるしく展開する楽曲群は非常に神経質なイメージですね。特に冒頭の①Wake Up Deadの異形さは今もって衝撃的。
私はMustaineの声や歌い方は好きではありませんが、この作風には完璧に合致していると認めざるを得ません。ニヒリスティックとも言われる彼の歌い回しが、③Peace Sellsなんて全開ですわね。この曲を聴くと、リフの切れ味やアイデアこそスラッシュ・メタル的であるものの、それ以外の要素はパッと頭に浮かぶスラッシュの音とはまるで異なっており、こりゃあ真にオリジナルな音楽なんじゃないのかって思いに至ります。自分の好みとは別のところで。パーツパーツが異様に記憶に残るし、クセになるもんなぁ。キャッチーなんだろな。
やたらめったらノリノリで、バカみたいに曲名を繰り返すサビを持つ④Devil's Islandが一番好きですかね。引き攣ったようなGtソロもイカす。

全8曲、トータル36分ちょいという長さのためか、彼らの作品にありがちな後半のダレが無いのも好印象。まぁ、強力なのはやはりと言うべきか、前半の曲だと思いますけど。ただ、後半の方がスラッシーに疾走する曲は多いので(カヴァー曲⑦I Ain't Superstitiousは除く)、スラッシュ好きは後半推しかもと思ったりもしますし、スピード感を増して聴き終わるので聴後感は◎。

【お気に入り】
④Devil's Island
①Wake Up Dead
③Peace Sells
⑧My Last Words ←この曲、Vo以外メロパワっぽいよね。
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