MARSUPILAMI「ARENA」


MARSUPILAMI「ARENA」 (1971)

英国産プログレッシブ・ロック・バンド、MARSUPILAMIの2ndアルバムにして最終作。GNIDROLOG「LadyLake」と同じく、コレもジャケだけは知ってて中身は聴いたことない、というパターンでした。
しっかし、このわけわからないセンス爆発のジャケはなんなんでしょうか?左側の威勢のいい人は足元から石化しちゃってますし、右側の人のポーズはJoJoっぽい(笑)。JoJo立ちならぬ、JoJo座りだ。
常日頃からJayan(左側の人/仮名)の暴力を受けるNobita(左側の人/仮名)。その行為の残虐性は留まることなくエスカレートし、遂にこの日、Jayanは剣を持ち出してきたのダッ!そして、この危機的状況に際してNobitaの眠っていたスタンド能力が発現ッ!スタンド名は「Drymon」、近距離非力型だ。そしてその能力とは「触れたものを石化させること」!足元からみるみる石化していくJayanだったが、Nobitaの頭上にはその剣が迫る!...to be continued....
…みたいなジャケ。

GNIDROLOGと同時期に買ったものではありますが、音楽性も少し似ています。先の読めない展開、「何をしでかすか分からない系」だ。
ただし、GNIDROLOGにはあった叙情風味がこちらにはあまりありません。湿っていない。ジャケにも表れているように、乾いてます。カラッカラ。その代わりと言っちゃぁなんですが、かなり熱いです。妙な熱情をやたら感じます。ドタバタしたDr、唐突な展開を見せる各種Key群とフルート、ワァワァ騒いだかと思ったら途端に訪れる静寂…。ううん…わけわからん(苦笑)

冒頭で便宜上「プログレッシブ」なんて言葉を使いましたが、MARSUPILAMIの場合はそこから連想されるような「知性」はあまり感じられません(苦笑)。ドタバタ、行き当たりばったりという感じです。
内容は古代ローマの闘士的なコンセプト作のようです。ただ、時々挿入される観客の歓声等にそういう面は窺えますが、正直コンセプトなんぞどうでもいいです(笑)。だってヴォーカルが歌メロをなぞっているというより、好き勝手に喋り、時に叫び、詠唱しているかのようなんですもの。語り部の機能を果たそうとする気概は皆無(笑)。なんたって歌詞カードに「聴き取り不能のため省略させていただきました」って曲があるくらいですし(笑)
その歌詞、というか日本語訳もなにやら怪しい。
 この局面を心配なさって下さい
 群衆はオカシクなっております

こんな歌詞があるくらいだからな(笑)。「オカシクなって」るのはMARSUPILAMIのやってる音楽だよ。

全体的には、素っ頓狂なB級VAN DER GRAAF GENERATORのようですなぁ。やたら「熱い」です。
全5曲、5分台から13分くらいまでまちまち。

【お気に入り】
もうどれがお気に入り曲とかさっぱり分からないです。毎回、曲の展開見失うし(苦笑)
このCDをオススメしたいのかさえ、よく分かってません。
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COMMENT 4

クリタカ  2013, 06. 25 [Tue] 12:34

訳詞という事は国内盤ですか?

ホントに変な訳ですね。ZEPのWIKIを自動翻訳したらPage/Plantが“ページ・植物”ってでるみたいな...(笑)。
オリジナルはフォーク中心のレーベルから出ていて異色な存在だったようです。チョット実力以上の事をやろうとして、かなり曲をこねくりまわして「何をしでかすかわからない系」の典型的なサウンドを追求しています。がんばって何度か聴いてみると、それが「何がしたいのか分からない系」へと変化してさらに理解不能になります(笑)。
1stは最近You Tubeで聴きましたが、そっちの方がサイケハードとしての整合感ありますね。
因みに、ホント最近までバンド名が「ARENA」だと思っていてラックの「A」のところにしまっていた事を白状します。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2013, 06. 25 [Tue] 19:51

クリタカさん、

国内盤です。この頃のマイナー系の作品の日本語訳って、資料が無いからか、聴き取りからおこしたのが多いですよね。
名盤との評価もある本作ですが、後世の評価って面白いですね。かたや名盤と言われ、かたや理解不能と言われ(笑)。試行錯誤の時代ゆえの産物でしょうか。

そういえばARENAという爽やかプログレ系のバンドもありました。

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kazz_asai  2013, 06. 26 [Wed] 00:29

アートワークの功

マルスピラミの2ndは語られる機会の多い作品ですが、確かに散漫な印象を受けますね。
多くの要素を整理せずに詰め込んだのはメンバーの若さゆえという印象も受けます。プロモショットを見ると普通の学生みたいですからね。もう少し整合感が出ていれば、Graciousのように硬軟を巧みに取り入れた作品と成り得た感じもします。
しかし私は、こちらに比べて知名度の低い1stの方がVertigoタッチのオルガンロックで結構好きです。この路線を洗練させればさらに優れた作品を生み出したのではと思います。
思うに2ndは、ヒゲスカさんご指摘の「わけわからないセンス爆発のジャケ」がプログレ名盤的な神韻渺茫たる
雰囲気を醸し出し、名を竹帛に垂るに至ったのでは、と思います。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2013, 06. 26 [Wed] 20:02

kazz_asaiさん、

やはりプログレ系だとジャケのイメージが強く、そこから入っていくことが多くなりますよね(特に私のような初心者にとっては)。情報の少なかった昔であれば何をか言わんや、といったところでしょうか。
どうやら皆さんの意見を参考にさせていただくと、1stが良さそうですね。

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  •  Marsupilami - Arena
  •  ちょっと勢い余って聴いてみたアルバムがあったので今回はそいつを。もちろん英国ロックの世界なのですけどね…、いやぁ、VDGGやRaw Materialを書いている時に進めばよかったのに失念
  • 2013.06.23 (Sun) 20:43 | ロック好きの行き着く先は…