DARK TRANQUILLITY「CONSTRUCT」


DARK TRANQUILLITY「CONSTRUCT」 (2013)

10th。
ダートラが大好きです。
「SKYDANCER」の記事でも書きましたが、メロデス系のサウンドから出発した主要バンドの中で、私の嗜好からずっと外れてこなかったのって彼らだけなので。前作「WE ARE THE VOID」(2010)はややこじんまりとした出来でしたが、ヘンな方向に行ったわけでもないし、良曲もあったし。まだまだDARK TRANQUILLITYというブランドへの信頼は厚いです。

でも今回ばっかりはダメかも………と思ったのは買ったばかりの5月の終わりか6月の初め頃。
聴いた時、どうも地味さばかりが目立ち、あまり良い印象を持てませんでした。というか「よっしゃ!」と気合を入れて聴き始めても、途中でグウグウ寝てしまって聴き通すことさえままならない体たらく。それも何度も(苦笑)。
前評判通り、確かに方向性は変わっています。Key主体のアンビエントな面を強化、スピーディなリフ回しとアグレッションの減退、それに伴う即効性の欠如、売れっ子Jens Bogrenのミックスがバンドに合っていないんじゃないか…等々。でもMikael Stanne様が歌ってるんだぜ?それだけで普通悶絶モノでしょ!?とミカエリストとしての盲目愛を必死に鼓舞しようとしたんですけど、あまり成功しませんでしたね(苦笑)
ただ、ネット上ではかなり好意的なレビューも散見しており、「こりゃタイミングが悪い、あとでまた聴いてみよう」とのことでしばらく棚の肥やし状態にしておくことにしました。この記事もタイトルとジャケ画像を張り付けた状態の下書きのまま放置プレイ。


季節は巡ってノーベンバー。
そういやダートラの新譜あったな今年…と思い出し、携帯音楽プレイヤー的なアレにぶっ込んで通勤途中に聴いてみたら…「こいつ…なかなか良いぞ…」(苦笑)。なんだかジワジワ効いてくる。満員電車で通勤してるんで途中で寝ちゃうこともないし(笑)
あと、なんだかヘッドホン/イヤホンで聴いた方が音が良いように感じます。それは私の家のオーディオ(特にスピーカー)が、広めの音場を再現するタイプではなく、狭めの音場でスピーカーから前面にポンポンと音を放ってくるようなタイプだからかもしれません。しかもそれをやや小さめの音量で鳴らしている、と。このアルバムはある程度の音量で以って、広がりのあるサウンドを再現できる機器で聴くのが良さそうな感じ。

ジワジワきた、といっても当初の感想が覆ったわけではありません。やはり即効性は薄い。ただ、今の季節感とマッチするのか、メロディが沁みてきますね。派手な展開はありませんが、メロディを1枚1枚と幾重にも重ねていくようなアレンジが秀逸。丁寧に作られ、洗練された“大人”のアルバムって感じ。時にポストロックのすっぽり包み込まれるような感じや、フューネラル・ブラックのような荒涼とした風景を描き出す音像でもありますが、曲がコンパクトな故、それほど“どっぷり”感は無いです。

1曲目の①For Broken Wordsが最高にツカミの悪い曲だし、続く②The Science Of Noiseも曲後半になって良さが感じられてくる(このアルバム、そういうタイプの曲多いんだ/笑)ような曲なので、スタートダッシュは出遅れまくっております。
しかし、本作最大の功労者・Martin Brandstrom(Key)の色が前面に出た③Uniformity(Mikael様のクリーンVoが沁みる)からの流れはなかなか◎。これぞダートラというアゲアゲ・メロデス・チューン(笑)④The Silence In Betweenの後だけに極めてかっこいい!

Brandstromが一人で作っている曲が3曲あるんですが、そのどれもが素晴らしい出来。⑥What Only You Know⑧State Of Trust⑩None Becomingがそれに当たりますが、本作を代表するような作風の曲ばかりなのでもしかしたら人によっては癌かもなぁ…とも。私は中途半端な出来のメロデス・チューンよりはMikael様のクリーン/グロゥルの使い分けが聴けるので好みですね。


というように、上記お気に入り曲も出来てきてダートラ信者としてはホッとしているわけですが、ライブでこのアルバムの曲を連続でプレイしてほしくはないかな(苦笑)。あと、キラー・チューンと言えるほどの必殺曲はなかったっすね。

③UniformityのPV → コチラ。

【お気に入り】
⑪Immemorial
ボーナスのこの曲が一番いいぞ。
⑧State Of Trust
⑥What Only You Know
③Uniformity
⑩None Becoming
④The Silence In Between
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COMMENT 2

DD  2013, 11. 17 [Sun] 19:33

 それ買って聞きました、バンド側に言わせると「10作目なんで、歴史を網羅した作風にしようと思った」めいたことを述べてました。

 それで聞いて見ると、確かに1曲目はつかみ悪いですが、「挑戦的」でじわじわくる感じがしますが、3曲目以降はかなりレベルが上がって、5・7のどちらかで始めれば、結構いいライブになるかも、と思わせます。

 もしかすると1曲目は現代風にした「Projector」「Character」あたりを狙ってそうしたかもしれません、そう考えると歴史を網羅、という意図もなんとなく見え隠れしてますね(良曲・・4,5,7,10)。

 ライブはいろいろ考えてから決めます、今週行くライブが1つあるし。

追伸  ラブリーのWebがまるでつながらないのはどうしたものでしょう?どうなってるか情報何かあれば知りたいものですが。

 Bon Joviはもう少し考えてからチケ買うかどうか決めます。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2013, 11. 18 [Mon] 20:22

DDさん、

確かにこの路線はメンバーの意図的なものであるようですね。グロゥル/クリーンVoのバランスから「PROJECTOR」の名前は挙げられるようです。Keyの使い方はあの頃とは異なっていますが。

ラブリーのHP、ドメインの問題で繋がりませんでした。ちょうど今日、新しいドメインで再オープンしたようです。→ http://www.lightbringer-lovely.com/

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