Kalafina「Consolation」


Kalafina「Consolation」 (2013)

『神様、もう少しだけ』ってテレビドラマ、ご存知ですかね?
カネシロ!深キョン!LUNA SEA、I for You
めっちゃ端折って説明しちゃうと、音楽プロデューサー・金城武と、(彼のファンである)HIVに感染した女子高生・深田恭子の恋愛モノで、テレビを捨て去り隠遁生活に入る前の管理人も見ていた番組でした。因みに私がテレビドラマを1話から最終話までちゃんと見るのってかなり珍しいことでもあります。
で、ドラマの中身の話ですが、日本の音楽シーンで「プロデューサー」と言えば(少なくとも当時は)イコール作曲家なわけです。その例に漏れず、金城武演じる石川啓吾という「音楽プロデューサー」も作曲家です。かつては売れっ子だったけど、今は恋人に死なれて自暴自棄真っ最中。彼が曲提供してる歌手が仲間由紀恵で、細かい設定等はさっぱり忘れてるので記憶違いの可能性も有りますが、彼女(役名:瀧村カヲル)のコンサートのシーンがあります。多分第1話。深キョンもチケットを手に入れて観に行きます(このチケットを手に入れるために援助交際してHIV感染)が、このコンサートのシーンがなにしろ凄い(という記憶)。
瀧村カヲルのコンサートなのに(主役を差し置いて)「石川啓吾日本公演」(!)の横断幕がババーン!観客からは「ケイゴ!ケイゴ!」のイエロー・ヴォイス乱舞!私の脳内で補完されている部分もあるかもしれませんが、とにかく前面に出てるのは音楽プロデューサー・石川啓吾。確かにプロデューサー金城はカッコ良かった。でもそんなにみんながみんな作曲者に対して目を向けるかね?モー娘のコンサートに行ったら「つんく!つんく!」みたいな強烈なつんく推しだったみたいな感じでしょうか。ドラマ自体も良かったんですが、強烈に印象に残ってるのはこのワンシーンだったりします。


さて、ここでやっとKalafinaです(笑)。というより梶浦由記です。
Kalafinaは梶浦由記が作詞/作曲/プロデュースする女性Voユニットの一つですが、この新譜を聴いていて、また先日「梶フェス」なる彼女がプロデュースしたユニットを集めたライブ・イベントがあったらしく、そのことから連想されたのが『神様、もう少しだけ』の件のシーンでありました。勿論フィクションの中の石川啓吾と梶浦由記がぴったり重なるわけではありませんが、表現者だけじゃなく製作者まで注目されるのは良いことだと思いますし、自らを冠したイベントを大々的に開催(しかも10回目か!?)できるってのは凄いなぁと思う次第です(←幼稚な感想/苦笑)。
我ながら強引な記事の展開だと思いますが、しょうがない。もしかしたら「深キョン可愛い」って書きたかっただけかもしれませんし。

梶浦由記が自ら参加してるプロジェクト、楽曲提供してるもの、総合的にプロデュースしてるもの等々はかなり多岐に渡っており、私がその全てを把握することはとてもできそうもありませんし、するつもりもないのですが、その中でもKalafinaはシンフォニックなメタルを愛聴する人にとっては馴染みのあるユニットかもしれませんね。というか、日常的に邦楽を聴いてる人からすれば知ってて当たり前っすか?
因みに(現)メンバーはWakanaとKeikoとHikaruの3人ですが、写真に写っている誰が誰だか私はさっぱり判別つきません。「Who is Wakana?」って感じっすよ。教えていただいてもすぐに忘れるので、もう覚えるのは諦めてます。ライブDVDでも見りゃ、分かるのかねぇ…?


で、この4thアルバムですが、いつもと変わらない、3人のヴォーカルが絡み合う異国情緒溢れるポップスが展開されています。メロディに親しみやすさはあるけど、同時にミステリアスで、J-POP風歌メロというよりどこか遠くの国へ連れて行ってくれるようなそんな雰囲気が濃いですね。民族風フレーズが増量しているのか、「異国情緒」の部分を以前より強く感じました。
ただ、ちょっとおとなしいかな。メロディやアレンジのダイナミズムに打ちのめされるようなアルバムではなく、じっくり聴いて浸るアルバムかな、と。メロディのクサみや即効性はやや控えめ。

…と思ったら聴いているうちにだんだん沁みてきた(笑)
これぞKalafinaというミステリアスで力強い曲調の②consolation(是永巧一によるGtソロもなかなかテクニカル)や、よりロック的な⑧obbligato、そして弦とクサメタリック(メタリックではない。このニュアンスに違い伝わるかしら)なメロディが乱舞する⑪to the beginningあたりはお気に入りです。
ただ、⑦signal等で大フィーチャーされている打ち込みサウンドは、弦のアレンジの気品に比べると、音色と使い方がちと品が無いかな。

【お気に入り】
⑪to the beginning
⑧obbligato
②consolation

記事の半分くらいが『神様、もう少しだけ』の話じゃないか(笑)
この記事書くのに色々調べてたら、Twitterアカウントに「石川啓吾bot」なんてのがあって笑った。


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