rush!「RUSH」


rush!「RUSH」 (2005)

女性3人組ストリングス・ユニット、rush!の6曲入り1stアルバム。全てインスト・ナンバー。カナダのプログレハード・トリオ・バンドとは関係ないっす。オッサン3人じゃなくて、おねいさん3人です。メンバーは、武内いづみ(ヴァイオリン)、田口厚子(ヴィオラ)、平松由衣子(チェロ)。【女性+弦】という計算式は【鬼+金棒】に通じるものがあると信じて疑わないね。
因みに事務所移転を契機に、今は(メンバーは同じまま)Grand Noir(グランノワール)と名前を変えて活動しています。

ハードロックやメタルはおろか、ロックですらないです。ただ、ヴァイオリンのいづみ嬢は国産フォークメタル・バンド、BELLFASTのメンバーだったこともありまっする(今は脱退)。そもそも私がこのユニットを知ったのが、そのBELLFAST絡みであり、またいづみ嬢が在籍する弦楽合奏団=トウキョウ・ヴィエール・アンサンブルがイタリアのプログレ・バンド、NEW TROLLSの来日公演をサポートしたことがきっかけだったりします。そう、あの(私の中では)伝説のコンチェルトグロッソPartⅢのワールドプレミア時のライブでした。その時彼女がめっちゃニコニコしながら楽しそうにヴァイオリンを弾いてたのが非常に印象に残って、こりゃrush!も聴いてみないとな、と。

え~、で、その音楽スタイルは、打ち込み等の音源をバックに3本の弦楽器が互いに絡み合いメロディを奏でる、って感じです。時に打楽器のようにリズムを担当することも。感触としてはポップスが一番近いですが、ポップスの親しみやすさと同時に擦弦楽器特有の気品や美しさもあります。3人ともバックグラウンドは勿論クラシック音楽なのでしょうし、実際rush!Grand Noir以外の活動で演奏するのはクラシックが多いように思えますが、それだけに囚われずレパートリーは映画音楽やポップス等の(インスト)カバー、オリジナル曲等、多岐に渡っており、アレンジも奔放です。

カバーは4曲あって、菅野よう子作曲の①Tank!ザ・ピーナッツ③恋のフーガ(作曲はドラクエで知られるすぎやまこういち氏)、久保田早紀の④異邦人Jigsawのヒット曲でやたらいろんなとこでカバーされてる(らしい)⑤Sky Highはラップと跳ねまくる弦との絡みが、は曲名の如く空を滑空するかのようなしなやかさがカッコイイです。

ただ、私はカバー曲よりもオリジナルの2曲により魅かれますね。
②no more…はゴシカルと表現してもよいほど、暗く叙情的なメロディの曲。つまり完全にワタクシ好みってことです。この曲、CD買う前に、初めて生で聴いたrush!の曲なんだよなぁ…。メインテーマが始まった途端、「あ、イングヴェイっぽい!」って思った記憶があります(笑)。作曲はヴィオラの田口さんですが、彼女のメロディセンスは自分の好みに近い気がする。3種の弦が前に出たり引いたり、立体的なアレンジがメロディの良さを引き立てているよう。
⑥RIDERはチェロの由衣子姐さんが作曲した、手拍子が入るような明るめの曲調。サビに相当する部分のメロディでは一転して擦弦楽器ならではの音色&シームレスなフレーズでスピード感が増すのが堪らんです。
2曲共、ちょっと欧州メタルにも通じるメランコリックな感触があって好き。

【お気に入り】
②no more…
⑥RIDER ライブの様子 → コチラ。ちょい画質は荒いですが…。


以前は時々ライブに行ってたんだが、改名後は観てないなぁ。久しぶりに観てみたい。というかGrand Noirの新譜出してくれぇ。
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