ちょこっと感想 2013年 vol.1

【ちょこっと感想 2013年 vol.1】

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Cyntia「Lady Made」

Victorからのメジャー・デビュー・アルバム。通算2nd。「女子力全開で疾走する」「噂の“ツンデレメタル”」という購買意欲をまるでそそらないキャッチコピー、大きく魅力を損ねているアーティスト写真、とバンド周りの環境は気の毒になるほどですが、その音作りには(同じレーベルの)LIV MOON関連の人脈が関わっているようで、その人選はなかなかツボを得ているようです。その繋がりである清水昭男(ANTHEM)と丘ナオキが作曲に関わった曲の出来はなかなか良いですね。特に③Ⅳ⑦Jewel Stars⑨Wishあたりは◎。⑧箱庭のイデアもなかなか。よりバンドっぽくなってきた音ですが、最大の変化はSAKI(Vo)の歌唱力および表現力の向上でしょう。“メジャー”っぽさを演出する器用で幅広い歌唱だと思います。なかなかの良盤だと思いますが、どこか物足りないところ残るってのも事実。良いんだけど強烈な求心力がないんだよなぁ楽曲に。



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ETERNAL TEARS OF SORROW「Saivon Lapsi」

世界一クサいバンド名を持つ、フィンランドのメロディック・デスメタル系バンドの7th。彼らの場合、作を重ねるにつれてゴシック・メタルの要素が増しており、本作もその延長にあると言えると思います。つまり“激烈”じゃないってことです(苦笑)。前作同様ちょっとヌルいかな?専任クリーンVo・Jarmo Kylmanenとゲスト女性Voの貢献は非常に大きいですね。ピアノの響きが彩るテーマメロディが素晴らしい⑤Dance Of December、クリーンVoが映える⑨Swan Saivo、ドラマティックにアルバムを締めくくる⑪Angelheart, Ravenheart (Act Ⅲ: Saivon Lapsi)はお気に入り。



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HOLY GRAIL「RIDE THE VOID」

LOUD PARK 2010で来日した(寝坊して見逃した/涙)こともある、アメリカ産若手正統派HMバンドの2nd。相変わらずのツインリードGtの映える、伝統的なHMをブラッシュアップしたようなメタル・サウンドですが、よりソリッドになった印象で、少し現代的にもなったかな。イントロに導かれて始まる、疾走感に富んだ②Bestia Triumphansから「オッシャ!」とガッツポーズの出る充実作で、頼もしい限りですね。やはり私は暴れまくる2本のGtに魅かれます。⑦CrosswindsのピロピロGt堪らん。アンセミックなタイトルトラック⑤Ride the Void、Gtのメロディアスなフレーズが前に出た⑩Sleep Of Virtueもいいねぇ。この突っ走る作風で13曲収録は多過ぎな感じもしますが。もうちょっと絞った方が個人的には好み。ジャケの雰囲気もかっこいい。



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VOIVOD「TARGET EARTH」

カナダのプログレッシブ・スラッシュ・メタル・バンド、13th。変態力作!ドカンドカンしたDr、バッキバキなBa、ねちっこいVo、キレがあってよく動き回るGt。それらが一体となって生み出す、重心の低いヌルリとした粘っこい感覚が独特ですね。でも浮遊感があったりもして、不思議な感じ。奇怪な曲展開もウネウネしてる印象を助長。②Kluskap O'kom④Mechanical Mind⑦Kaleidos⑧Corps Etrangerあたりが好きです。引っ掛かりのあるリフによる即効性も十二分あります。
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