ZARD「もう探さない」

zard_もう探さない
ZARD「もう探さない」 (1991)

いわずと知れた、故・坂井泉水(Vo)のソロプロジェクト(みたいな)・ZARDの2ndアルバムにして、最高傑作。
…………………。
え!?何か変なこと言いましたっけ?一応、もう一度言いますね。
ZARDの最高傑作。
「揺れる想い」「HOLD ME」「forever you」?どれも捨てがたいですが、HR/HM的目線、そして当ブログ目線で言えば断然本作が一番ですわ。

私が最初に聴いたZARDの曲は本作収録の②もう探さないなんですが、このシングル曲はテレビ朝日系TVドラマ、『七人の女弁護士』の主題歌でした。
賀来千香子!岡江久美子!菅井きん!(笑)
ドラマのタイトルの字面を見るだけでニヤニヤしてきちゃいますが、エンディングで流れるこの曲を聴いて、えらく良い曲だな、と思った記憶の中学生。
Wikipediaを見ると、(同ドラマの)第2シリーズの主題歌がZARDで、第1シリーズは浜田麻里のEmpty Roomという曲が主題歌だったんですね。しかしこうやって調べてると、各話のサブタイトルが「不倫殺人!」とか「魔性の女の完全犯罪!?」とか「!」「?」がやたら多いのが気になったり(笑)、「ほぅほぅ、賀来千香子と宅麻伸(後に結婚→離婚)はドラマ内でも付き合っている設定なのか」とか気付いたりして面白い。っていうか懐かしい(笑)



閑話休題。
さて、ZARDの作品の中でHR色が強めなのはデビュー・アルバム「Good-bye My Loneliness」と本作の2作だと思いますが、両方とも音が割とハードなだけでなく暗~くて陰りのある作風だという共通点があります(ハードさは1stの方が強めかな)。そして1stよりメロディを格段に強化して、切ない哀メロの宝庫となった本作こそがメタラ-にはオススメ。っていうか、これ、北欧HR/HMに通じるよ。
制作陣は、プロデュース:長戸大幸、作曲:織田哲郎&栗林誠一郎&川島だりあ、編曲:明石昌夫、というBeing系鉄壁の布陣。作詞は全て坂井泉水。
歴代各アルバムのジャケを並べてみても、本作のダークさはもはや同じアーティストのものとは思えないほどの深き暗黒面に堕ちていて、もう最高っす。

①不思議ね…
織田哲郎作曲のシングル曲。個人的ZARD最強楽曲。坂井のVoの長所は、素直でクセの無い声質によって歌メロの魅力をまっすぐに聴き手まで届けられることだと思いますが、この曲がまさにそれ。静かに哀愁を放ちながら繰り返し駆け上がってゆくサビメロが絶品。流石は天才・織田哲郎、泣ける。この曲が以降のZARDのイメージに最も近いかもしれません。
②もう探さない
上述のシングル曲。織田作曲。90年代Being系が得意とする「都会の哀愁」系の香りをプンプン撒き散らす佳曲。いや、名曲。シングルにしちゃ地味ですが、そんなのは関係ないっす。冒頭、テーマメロを担当するサックスの響きが既に「哀愁 of THE・都会」どっぷり。「熱く生きることも ああ 少し臆病になる」「アァ」が坂井泉水史上最高にエロい(当社比)。
③素直に言えなくて
坂井泉水が作曲も手掛けてます。Gtが主張していて、HR色は強め。疾走する曲調とめっちゃ根暗な歌唱のマッチングが絶妙です。「“ひとりにしないでね”~」部分の坂井の歌唱はもはや呪詛のよう(笑)
④ひとりが好き
栗林誠一郎作曲の耽美バラード。曲名がいいよねぇ(笑)。そうかそうか泉水さんは一人が好きなのかー、オイラと一緒だねぇ。前曲からこの曲への流れが、アルバムで最も暗~いところでしょうか。
⑤Forever
川島だりあ作曲。“forever”と言えばクサメタラー御用達の「most クサ単語 in the world」ですが、その曲名に負けないクッサクサっぷり。アルバム内で最もダイナミックなアレンジが施された曲で、クレジットはされてませんが大黒摩季がコーラスやってますよねコレおもいっきり。サビはもうツインVoと言ってよいほど。に負けないくらい大好きな曲ですね。エンディングをもうちょっと引き伸ばしてGtソロでまとめてくれたら完璧だったなぁ。
⑥Lonely Soldier Boy
栗林作曲の疾走チューン。この、胸を締め付けるような感情を呼び起こすヒロイックな曲調は完全にHRと言っていいんじゃないでしょうか。珍しいGtソロの主張っぷりが嬉しい。
⑦いつかは…
坂井作曲。もうどうしましょうってくらい暗いバラードですが、歌詞が凄い。「あとどれくらい生きられるのか」「いつかは情熱も記憶の底へ 愛し合う二人もセピアに変わる」「忘れないでずっと あなたの中に生き続けるわ」ですから。当時聴くのと今聴くのじゃ、伝わってくるものが違うわけだが。聴き直して不覚にも泣きそうになったよ、あたしゃあ。ゆったりとした泣きのGtソロも秀逸。


ZARDファン向けには①②、耽美な曲好きには③④⑦、HRファン向けには⑤⑥と隙はありません。全てに当てはまる私にとっては名盤!
ざっと眺めるだけでも印象的な曲名が多いアルバムですね。傑作!

【お気に入り】
①不思議ね… PVは → コチラ。こんな映像、あったんだねぇ。
⑤Forever
②もう探さない PVは → コチラ。
⑥Lonely Soldier Boy
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COMMENT 5

koma  2013, 03. 30 [Sat] 02:15

いやはや…

全然変なこと言ってないですよ。
そう、最高傑作です。
でもビックリしましたねぇ。
そんなこと思ってるの自分だけかと思ってましたんで(笑)

このCDが出た時は…会社に入る前の年でしたねぇ(^_^;)
この頃はカラオケでZARDを唄う女子がいると「ZARD好きなんだー。『もう探さない』歌ってよー」とかお願いしてました(マジで)
だいたい断られましたがね。
でも1人だけ歌ってくれてそれがまた上手かったんだよなぁ、なんてくだらん思い出はどうでもいいですね(笑)

実は織田哲郎氏はウチの近所に住んでるらしいので、一度街でばったりお会いしたいと常々思ってるんですがなかなかそういう機会には恵まれませぬ…。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2013, 03. 30 [Sat] 20:39

komaさん、

同志がいて嬉しい限りです!

もう探さない、歌ってくれた1人が実は奥様だったなんて神懸かった話ではないですよね?(笑)

komaさん、実はめっちゃイイとこ住んでらっしゃいますね?しかし、いつ織田氏と遭遇するか分からないので、いつもこのアルバムとサインペンを懐に忍ばせておいてください(←オイ)

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ピッペン  2013, 03. 31 [Sun] 21:41

ZARD好き

僕もZARD好きです。大好きです。
基本、ZARDには駄作なしと思っているのですが、アルバムについてはやっぱり初期~中期が好きなんですよねぇ。。。このアルバムも大好きです!
もっとも、ラスト・アルバムとなってしまった「君とのDISTANCE」もかなり好きです。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2013, 03. 31 [Sun] 22:37

ピッペンさん、

はい!同い年ですからよ~く分かります!ちょうど初期~中期が中学生・高校生という多感な時期でしたからね。
後期は聴いてなかったんですけど、大学に入るまではずっとリアルタイムで聴いていました。

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えきすとら  2019, 10. 03 [Thu] 00:24

ZARDやっぱいい。

不思議ねはZARDでもっとも良い曲だしメロディー、歌詞、サビへの流れなど最高です。アルバム曲のforeverも若いとき良く繰り返し聞きました。この2曲やはり泉水さんの声に合ってます。他個人的にはマイナーですがマインドゲームあたり好きです。

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