『ジャガーノート』

ジャガーノート
『ジャガーノート』

25,000トンの豪華客船ブリタニック号が出航。北大西洋真ん中にさしかかった時、一本の脅迫電話が!ジャガーノートと名乗る謎の男はブリタニック号に時限爆弾を仕掛けたことを告げ、50万ポンドを要求!犯人の捕獲と爆弾の解除を決定した政府は、爆弾処理班を海軍機からパラシュート投下させた。爆発までの残り時間は22時間。1,200人の乗客の運命やいかに!?


という内容の映画、『ジャガーノート』を見ました。
Wilipediaでこの映画の事を調べて驚かされました。この映画、「リチャード」だらけだよ!
監督:リチャード・レスター、脚本:リチャード・アラン・シモンズ、製作:リチャード・デコッカー、主演:リチャード・ハリス。そしておまけに、特殊効果:ジョン・リチャードソン(笑)
はいはい、どうでもいいですね。


以下、ネタバレ気味なのでご注意を。
  ↓

爆弾サスペンスモノの古典とのことですが、こりゃ面白い。
ただし、映画自体の作りは粗く、つっこみ所は色々あります。例えば、犯人が単独犯にも関わらず仕掛けられた爆弾が手が凝っていて大規模だったり、捜査する刑事(若きアンソニー・ホプキンス!)の家族が乗客にいるのに何にも葛藤みたいな心の動きが伝わってこない事、誰が誰だかイマイチ把握できない等、そもそも群像ドラマの描き方が浅すぎてダメ(笑)

良かった点はと言うと、
・ファロン中佐率いる爆弾処理班の緊張感ある仕事っぷり
 ※処理の手順とカメラアングルがドキドキ感煽る煽る。
 ※右腕チャーリーが爆死した後、自分を鼓舞するファロンに惚れる。
・処理班がパラシュート降下して、船に回収されるシーンの秀逸さ
 ※寒海の過酷さがよく表れている。
・豪華客船の迫力ある航行シ-ンとあまり快適ではない船内描写のリアル感
・現場と捜査本部の温度差が明確になった演出の面白さ

兎にも角にも余計な演出が(意図的かどうか知らんが)排除されて、スリリングな爆弾処理の流れに上手く見どころがフォーカスされているので、その点、非常に好印象。そのプラス面が強力なので、他の弱点は気にならないという感じでしょうか。NWOBHM時代のアルバムに時々ある、「1曲目だけ妙に名曲で、あとはそこそこな一発屋アルバム」タイプか?(笑)なんとなく憎めない感じ。


この映画、何が有名かって、時限爆弾を“処理”するに際して、『あと数十秒で赤と青のリード線どちらかを切らなければならないんだ、クソどっちなんだチクショー……ええぃままよ!』的状況の元ネタとなった映画らしいんですねぇ。クライマックスのそのリード線の選択の仕方、選択に至る流れってどうなのよって思いますが(苦笑)
スポンサーサイト

COMMENT 0