BRUCE DICKINSON「ACCIDENT OF BIRTH」


BRUCE DICKINSON「ACCIDENT OF BIRTH」 (1997)

IRON MAIDENのVo、ソロ4作目。当時の本家メイデンの最新アルバムは最大の問題作「THE X FACTOR」。それと比較されたせいもあってか、Roy Z率いるTRIBE OF GYPSIESとAdrian Smithをバックに迎えた本作は「これぞメイデン!」的絶賛を以て受け入れられた印象です。特にメイデン時代の盟友、Adrian参加の影響は大きかったように感じました。しかし、メイデンの歴史をきちんと把握しておらずAdrian Smithを評価していなかった(今も大して評価してない/笑)私は、当時「なんでこのオッサン、こんなにデカいツラしてるの?」と思っていました。今でこそプロデューサーとして、はたまたギタリストとして評価されているRoy Zですが、当時はAdrianへのスポットライトのみが強く、Bruce自身も「AdrianだけでなくRoyをもっと評価してくれ」的な発言をしていた記憶があります。また振り返ってみると、本作はRoyをして「メタル再生人」と呼ばせることになった最初の作品でもありますね。

さて、本作の内容が「ブルースが伝統的HMに回帰!ばんざ~い!」かというと実はそんなことはないと思います。今聴くと結構モダンな感触を引きずっており、メイデン印/伝統的HMの流儀が刻印されているのは数曲。しかし、その数曲の出来が良いのは事実で、アルバムのイメージを決定付けてしまうほどです。その他の曲も強烈なメロディを持つ曲はありませんが、ヘヴィさとアグレッションを意識したかのような曲調で悪くはない。特別良くもないですが…(苦笑)。
その数曲のメイデニック・チューン(?)とは、⑤Darkside Of Aquarius⑥Road To Hellです。本家を想起させる展開部と歌い回しを持つ前者、本家だったらアルバム1、2曲目あたりに配置されそうな後者。特にはSteve Harrisのバキバキベース・サウンドがあればもはや完璧にIRON MAIDENな佳曲です。Bruceがドラマティックに歌いあげるタイトル・トラックもなかなか良いですね。
その他の曲で私が気に入っているのは、⑫Omega⑬Arc Of Space。共にバラード調の曲ですが、起伏のあるドラマティックな歌メロと間奏の前者、繊細なアコギが響く中Bruceの絶唱が胸を打つ後者、共に素晴らしい出来だと思います。

あ、Bruceが髪の毛切ってイメチェンに成功した、記念すべき作品としても良いイメージですよね(笑)

【お気に入り】
⑬Arc Of Space → YouTubeの音源。
⑥Road To Hell → PV。Bruce、落ち着きがない(笑)
⑫Omega → YouTubeの音源。
⑤Darkside Of Aquarius → ライブ映像。
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