NIGHTWISH「IMAGINAERUM」


NIGHTWISH「IMAGINAERUM」 (2011)

ちょい上目使いでドヤ顔させたら右に出る者のいないTuomas Holopainen率いるシンフォニック・メタル・バンド、待望の7th。75分にもおよぶコンセプト・アルバムです。

本作の特徴を一言で言うと「演劇」。
監督/演出家はTuomas。
過去最高に壮大で、ファンタジックな美しさと同時に見世物小屋的ないかがわしさや猥雑さも感じさせるサウンドです。この「演劇」の語り部であるAnette Olzon(Vo)は色々な声を使い分けて、前作より表現力豊かになっているように感じます。
ただし、シンフォニック・メタルの「メタル」部分については後退していると言わざるを得ません。アグレッションのある曲が前作より減っているし、良くも悪くもアルバムの“流れ”の中で聴くべき曲が多いので、「メタル」を期待して聴くと厳しいかもしれないです。このアルバムの曲をライブでバラバラに演奏されても嬉しくないかも。彼らのライブ、行った事ないんですけど(笑)

②StorytimeはこれまでのNIGHTWISHのイメージと今作の特徴の両方を上手く捉えた、キャッチーかつダイナミックな曲。この曲は「メタル」してる。PVを見てもらうのが手っ取り早いかな。中盤には一際存在感のある⑥Scaretale。本作の「見世物小屋」的な側面をよく現わしてます。Anetteのヴォーカルも実に下品(笑)。ヘヴィな演奏のパートとAnetteによるたゆたう美しいサビの対比が印象的な⑨Rest Calmに劣らずキャッチーで軽快な⑪Last Ride Of The Dayもいい。⑫Song Of Myselfの後半、延々と続く語りパート~オーケストラによるインスト⑬Imaginaerumは、初めは「冗談かよ」と思いましたが慣れてくると実に美しくアルバムを締めていて素晴らしいです。
前作は長く感じたランニングタイムも、今回は流れに任せて聴くと長く感じませんでした。

「メタル」を期待しなければ実に芸術的な作品だと思います。イマジネーションを掻き立てるブックレットも相変わらず美しい。

【お気に入り】
②Storytime → PVはコチラ
この雰囲気はTarjaでは実現できなかったのでは?
スポンサーサイト



COMMENT 0