MAHATMA「Brave Hearts」

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MAHATMA「Brave Hearts」 (2009)

群馬県出身のテクニカル・雑食ロック・バンド1stミニ。6曲入り。こりゃ、驚いた。めちゃめちゃ暗い作風だ。で、これが根暗な管理人の趣味にピタリと合う。現在3枚ある(ミニ)アルバムでは、これが一番好きですね。
MAHATMAの歴史は割と長く(2001年~)、このアルバム以前にはかなり音楽性の試行錯誤や紆余曲折があったようです。本作は、そのキャリアで初めての女性ヴォーカリストであるNaNaが加入し、新体制となってから作成された音源ですが、完全にヴォーカルを中心に据えたロックになっています。2nd,3rdでもその実力に比してテクニックを見せびらかせるようなプレイは少なめ(ここぞという時はカマしますけどね)の彼ら、この1stではそれがさらに顕著でヴォーカルのサポートに徹している印象です。所々のキメや楽曲展開には特徴が現れているものの、次作以降の独自性は開花していない。いや、開花していないというより、押さえている感じかな。Voを前面に押し出すために。

翳りを引きずった叙情的なメロディが豊富です。最もヨーロピアンな雰囲気のアルバムです。歌詞も暗め。でも歌唱にしろ歌詞にしろ、ショボーンって自己嫌悪の海に沈みこむというよりは、絶望的な状況に諦観を感じつつもそれを受け止めつつ前に進もうとする意思がある、そんな感じ。分かりづれぇー!また、NaNaの声がそれに合っているのですよ。このアルバムでの彼女の歌唱が一番好き。

収録曲は粒揃いです。シリアス系アニメ(?)のテーマソングでもいけそうな①ひとかけらの勇気、曲名からしてもう堪んない寂寞感漂う②ガレキ都市、捻くれたメロディがお洒落に跳ねる③BELIEVE、静から動へとダイナミックに、でも自然に展開するメロディ使いがMAHATMAらしい④ヒトツ、と佳曲が続きますが、私は最後の2曲が特に好き。
物凄い曲名の⑤アナタノメイニチは、歌いづらそうな凝ったバッキングに倉木麻衣激似の歌唱(ヴァース~ブリッジ)が乗る秀曲。力強くも薄幸そうな雰囲気が堪らん(笑)静かなパートでの流麗なKey、そこから爆発するラストの盛り上がりに彼らの良さというか強みが出ていると思います。
ピアノをバックに切々と歌う⑥the last seasonはサビメロの悲哀っぷりが最強過ぎて癖になります。

【お気に入り】
⑤アナタノメイニチ
⑥the last season ←この曲だけ英詩です。
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