ジョン・ハート『終わりなき道』

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ジョン・ハート『終わりなき道』 (東野さやか 訳、ハヤカワ文庫、上・下)

ジョン・ハートの『終わりなき道』を読みました。
この作者の他の作品の感想は、
『ラスト・チャイルド』→コチラ。
『川は静かに流れ』→コチラ。

刑事のエリザベスは、少女監禁犯を拷問の上で射殺したとして、激しい批判にさらされていた。州警察が内部調査に乗り出すが、彼女には真実を明かせない理由があった。同じ頃、元警官のエイドリアンが刑務所から仮釈放された。ある女を殺した罪をみずから認め、服役していたのだ。しかし同僚だったエリザベスは尊敬する彼の潔白を信じていた。エイドリアンは嘘の証言をしたのか? 刑務所の外には、彼を待ち受ける銃口が…。

エイドリアンの出所後間もなく、女性の絞殺体が発見された。しかも、かつて彼が殺人を犯したとされる同じ教会の同じ祭壇でだ。これは連続殺人なのか? 疑惑の目がエイドリアンに集まる。エリザベスは停職中ながら、彼の無実を証明すべく無謀な捜査を進めるが…。様々な秘密を抱えた女と男の道はやがてひとつに繋がり、邪悪な真実が明かされる! アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)二冠作家が放つ、渾身の傑作!


読み終わるのにめちゃくちゃ時間掛かってしまった…。。。


以下、人によっては「ネタバレ」と感じる部分があると思いますので、ご注意ください。
 ↓




あぁ、アメリカだなー。

という印象。
行ったことないですけど。単なるイメージですけど。

ただし、決してハッピーな物語ではない、…どころか、苛烈な運命に翻弄される作品ということもあり、ページから立ち上ってくるのは、決して「良きアメリカ」のイメ-ジではありません。読者の共感を得ることを初めっから狙っていないのか、もしくは読み手のことを意識せずに書いているような、淡々として乾いた文体。読みながら感じるのは、突き放されているというか、放っておかれているような感覚。
脳内に荒涼とした風景が広がる。

このムードがページ数の多さも相まって、うんざりしてくるんだ(笑)
丁寧といえばそうだし、スピード感に欠けるといえばそれもそう。クセがあるわけじゃないけど、物語進行のテンポが一定で、ページをめくらせる力に乏しいため、あまり読みやすい作品とは言えません。
ジョン・ハートの作品ではコレよりも『ラスト・チャイルド』をオススメいたします。


ハイライトにおける少女の活躍はものすげーカッチョ良さでしたが。


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