CANDLEMASS@渋谷CLUB QUATTRO (2019/11/13)

CANDLEMASS 『 The Doom to Doom Tour Japan 2019 』 渋谷CLUB QUATTRO (2019/11/13)



エピック・ドゥームの始祖、CANDLEMASSの来日公演に行ってきました。
LOUD PARKで観ることができたのも奇跡(レポは→コチラ)なら、こうして単独で再来日してくれるのも奇跡。
わーいわーい (*´▽`*)

会場である渋谷CLUB “柱 is 邪魔” QUATTROにインして、ビビりました。
混んでいる!
スッカスカかと思いきや、めっちゃ混んでいる!

ドゥーム・メタルといえば、我が国のHR/HMファンの中ではあまり人気のないジャンルという認識になります。90年代後半にやったPARADISE LOSTの来日公演の客入りが悲惨なことになっていたなんて逸話もありましたし。もしかしたらパラロスはゴシックのイメージのほうが強いかもしれませんけど。

ところがこの盛況っぷりは何なのか!? これは驚き。ヲイラ公演の数日前にチケット買ったんだけど、その時は300番より前だったんだぜ? それが見てください、このQUATTROの混雑具合はBLACK EARTHかよ!?って感じですよ(まぁあそこまでギュウギュウではないが)。「客寄せ」のゲストもなく、純粋な単独公演でこれは大成功ですなぁ。つかドゥーム・メタル、いつの間にか日本でこんなに人気出てたんすか? それとも「レジェンド・バンド」の底力?


CANDLEMASSといえば、今までMessiah Marcolin、Thomas Vikstrom、Mats Levenという優れたヴォーカリストが在籍していたバンドになります。元SOLITUDE AETURNUSのRobert Loweも素晴らしい歌い手でした。
彼らと比べると復帰した初代VoのJohan Langqvistって、地味なのよね。というか脳内にイメージすら形成できていない状態なのよね。スマン、Johan(笑)。

ステージに登場したJohanは「労働者」のイメージでした。Messiahを教祖、Thomasをオペラ歌手、Matsをロックスターとすると、Johanは労働者。無骨でダンディなブルーカラーのオッサン。という印象。
だが、この労働者が素晴らしい。高音域のレンジに関しては歴代の猛者共に聴き劣りするものの、中音域の滋味がたまんねーすよ。漢の哀愁ダダ漏れで。
と思えば、分かりやすいアクションでオ-ディエンスをノセる。頑固おやじかと思いきや、めっちゃ親しみやすいやん。Johan、こんなに良いフロントマンだったなんてなぁ。

そしてラウパのときは、病気療養中のLeif Edling(Ba)に替わって、なんとSPIRITUAL BEGGARSのKey奏者・Per Wibergがベーシストを務めていました(Leifはサプライズ的に登場してちょこっとプレイ)が、いつからツアーに復帰したのか、ここではバンドの中心人物であるLeifの雄姿をたっぷり堪能することができました。こちらも頑固おやじじゃなくて、陽気なオッサンだった。

つーか、メンバーみんな、にこやかなんですわ。とても伝説のバンドの構成員とは思えないほど。オーディエンスの反応がすこぶる良いこともあったでしょう。
フロアには熱心なファンが集まっていたと思います。ラウパで一度来日済みとはいえ、やはり単独公演は意味が違うし、ここで初めて生のエピック・ドゥーム・サウンドを体験するキャンドルマッサーも多くいたでしょう。

あらかじめその旨が告知されていた公演とはいえ、セトリは初期ファン垂涎のもの。というか、1stファン狂喜の選曲でした。
個人的な嗜好に照らし合わせると、CANDLEMASSってOzzy Osbourne時代のBLACK SABBATHの上位互換なんですよ。サバス信者からすると問題発言のように聞こえますけど、ただの好みって話でね。オジーの声はのっぺりと間抜けに響くのに対して、CANDLEMASSの歴代Voは皆、歌い上げるタイプですから、管理人の好みにフィットしている。あとはヨーロピアンな感性もね。

そんなふうに考えていたんですけど、1時間半がっつりワンマンを観ると、また違った印象を抱いたことも事実で。どっちが上or下というよりは、聞かせ方や曲の成り立ちがそもそも違うな、と。
BLACK SABBATHのほうがリフが圧倒的にキャッチー。リフの強力さが際立つサバスに比べると、CANDLEMASSはひとつひとつのリフの魅力で引っ張るというよりは、展開美と劇的な歌メロが主軸になっている、という感じかな。…というか、そういうところ自分が魅かれている、と言い替えた方が良いでしょうか。
今さらの気づきかよオイ、って言われそうですけどこればっかりはしょうがない。こういう点が音楽の、そしてライブ鑑賞の面白いところだし。

1曲1曲がそこそこ長尺ですので、ワンマンとはいえ曲数はそれほど多くありません。でも濃密な楽曲ばかりなので、ダラダラと間延びしたショウを見せられるよりは、ちょうどよいくらいの長さだったんじゃないかしら。
初期縛りショウはこれはこれで良いものを観れたと思いますけど、CANDLEMASSは時期に関係なく良質な作品を生み出してきたバンドなので、どうしてもオールタイム・ベスト選曲を期待してしまいますね。ま、それら全てのレパートリーを歌いきるには、おそらくMats Levenが必要になってくるでしょうけど。

<セットリスト>
01.The Well Of Souls
02.Dark Reflections
03.Mirror Mirror
04.Astorolus - The Great Octopus
05.Bewitched
06.Dark Are The Veils Of Death
07.A Sorcerer's Pledge

ENCORE
08.Demons Gate
09.Crystal Ball
10.Under The Oak
11.Solitude


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