ulma sound junction@渋谷CYCLONE (2019/11/9)

ulma sound junction oneman live 渋谷CYCLONE (2019/11/9)



ulma sound junctionのワンマン・ライブに行ってきました。

彼らの単独公演を観るのは3度目です。前回、下北沢LIVEHOLICで観たのは2018年3月(レポは→コチラ)。そのときはカヴァー曲を織り交ぜたりして、ヴォリューム満点ながら肩の力が抜けたリラックスしたライブになっていました。それが本気のステージじゃなかったという意味では決してありませんが、今回はがっつりウルマ・オリジナルOnlyのフル・ショウ。
感覚としては「初ワンマン」のときに近いものがありました。というか、管理人の脳内ではその時の光景が思い浮かんだのです。2年以上前か…。(レポは→コチラ

場所も「初ワンマン」と同じ、渋谷CYCLONEだしね。途中、約20分の休憩時間を挟む二部構成だったのも一緒。違うのは、2年数ヶ月の間にアルバム「imagent theory」がリリースされたこと。それと「違い」ではありませんけど、世界最大級のインディーズ・アーティストのライブ・コンテストである「エマージェンザ」で日本代表に選ばれ、なんと世界大会でも第3位になったこと。おまけに山里ヨシタカ(Gt)はベスト・ギタリスト賞を受賞ですって奥さんッ!
ちなみに、20分の休憩時間にスクリーンで流されたのは、ドイツで行われた「エマージェンザ」決勝大会のもようを収録し、この日から発売になったドキュメンタリーDVDの一部映像でした。

世界一のギタリスト()を擁するulma sound junction、今回も凄まじきライブでした。2013年に初めて観たとき(そのときのレポは→コチラ)から既に化け物級のバンドでしたが、これまで観たどのステージよりも感激しましたよ。最高の時間と空間をいただいた。

どのくらい最高だったかというと、

2020年東京オリンピックの開会式で演奏するの、ウルマでしょ?
え!?
違うの!?
またまたぁー、オイラを担ごうとしたってそうはイカンぜよ?


…ってくらい。
そのくらい彼ら独自の音を奏でていると思う。
数多のプログレ・メタル/ラウドロック勢からの影響を咀嚼しつつ完全に自分のモノにし、他の例を見ないulma soundとしてアウトプットする。

彼らじゃないと味わえない、ulma soud junctionじゃないと体験することのできない感触なんですよね。激烈なのに優しく、硬質なのに冷たくない。むしろ、あたたかみを感じる。そんな音。
なんつーかですね、 讃歌 なんですよ。彼らの音楽って。人生讃歌。自然や人の感情、生き方や思想、色んなものに対する讃歌。クソッタレな現状に対してクソッタレって言う内容の曲もありますけど、そういうのを全てひっくるめて肯定するような、そんな力強さを感じる。
ま、管理人がそう感じるってだけですけど。

ulma soundを「讃歌」だと感じる要因としては、やはり田村ヒサオ(Vo&Ba)の存在が大きいです。彼の声に宿る力強さ、感情の機微こそが肝。
あと、バンドがずいぶんと外向的になったなぁ、と感じます。喋りが上手くなったとか、MCでいきなり笑いをとれるようになったとかじゃなくて、ヒサオが気持ちをストレートに伝える場面が増えたし、バンドの出音自体も外向きになってる。…気がする。
それだけ音に説得力が増したってことかもしれません。曲の込めた感情がそのまんま、余計なフィルターがかからずに表現されているような。

ヒサオのVoの雄弁さについては上で触れましたが、インスト・パートのそれについても、しかりで。
技巧面のものすごさは、彼らにとってもはや基本の「き」みたいなものじゃないですかね。その大前提があった上で、「それ(技巧)を使って曲をどう表現するか」というところに力点があるんじゃなかろうか。
普通は同期で出すであろう音でさえ、ギターやベースで再現しているのを聴くと、口あんぐりモノです。人間業じゃない人間業。特に世界一のギタリスト氏()は、演奏技巧だけじゃなくて、音色作りも魔術師級なんですよね。マエストロと呼ぶにふさわしい。そりゃあ観ているオイラは 指板化 しちまいますよ。

ulmaは、出音から受ける印象論とは関係のないところで、ロック・ライブとして単純にステージをヌボーっと観てるだけでもカッコイイのです。ヘンにカッコつけないかっこよさ、自然体のかっこよさに溢れてる。自分のスタイルがある人たちは肩ひじ張らなくてもいいのだ。世界一のギタリスト氏()がキメのところでグッとネックを引き寄せるアクションとかマジかっけーよ。


「ここまで強力な曲を畳み掛けて後半大丈夫なの?」という第一部と、「あぁ、そういえばこれがまだあったんだ」と驚かされた第二部。
アンコールには、現在レコーディング中だという次作に収録予定の新曲が披露されました。シンプルな美しさと嫌がらせのようなヒネリ(笑)が同居した、こりゃあulmaだとしか言いようのない曲でした。こりゃあ次も楽しみですね。

しかし第二部のSilver Memories、名演だったな。ulmaの熱心なファンの人ならこの曲に込められた想いを知ってると思います。ラスサビで声を詰まらせたヒサオに釣られて、こちらも嗚咽してしまった…。


<セットリスト>
***** 第一部 *****
01.Rotten Apple
02.gift
03.Over Cure
04.Curse of Life
05.Shooting Testament
06.Villa
07.elem-5/6/7

***** 第二部 *****
08.Mrs.Shuffle.
09.patient of echo
10.Dzalel
11.Idea
12.Elysium
13.Silver Memories
14.1day a suite

ENCORE
15.新曲
16.utopia

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