『 Wish the Witch!-魔女の願い- 』 @下北沢GARDEN/下北沢MOSAiC/下北沢WAVER (2019/10/5)

『 Wish the Witch!-魔女の願い- 』 下北沢GARDEN/下北沢MOSAiC/下北沢WAVER (2019/10/5)




I.D.And Fly LooMエルフロートと、9月22日の『楽遊アイドルフェス』でビビビ!とキたASTROMATEを全~部まとめて観ることができるということで、下北沢で行われるサーキット形式のフェスに行ってきました。GARDENとMOSAiCとWAVERの3会場並行開催。

「シモキタ+サーキット」といえば、3月に2日間にわたり開催された、STARMARIE主催の『FANTASY TOWN -The Dark Style-』がありました。レポは→コチラコチラ。
『Wish the Witch!-魔女の願い-』と題された今回のこのフェスも、『FANTASY TOWN』に通じるラインナップになっています。スタマリもアイフラも橋爪ももRisky Melodyも出るし。『FANTASY TOWN』をアイドル寄りにシフトさせた感じかしら。双方のイベントに繋がりがあるかどうかは分かりません。きっとあると思うけど。


『FANTASY TOWN』は“ダーク”&“ファンタジー”というテーマを軸に出演者を集めたものの、アーティストによって集客はまちまちでした。フロアいっぱいに埋まってたり、反対にガラガラだったり…と。2日間その場に居た者の皮膚感覚としては、イベント全体での動員はそれほど多くありませんでした。それぞれの熱心なファンたちは集まっているけど、複数アクトが集まったときの相乗効果みたいなものは感じにくいというか。並行して物販が開催されるというシステムのせいもあるでしょうね。

この『Wish the Witch!』も似た感じでした。『FANTASY TOWN』よりチケ代を抑えてはいるものの、ラインナップの豪華さや知名度でいえば正直引けを取っているわけで、なかなかに厳しい集客。MOSAiCはそれほど人が入ってなくても格好がつくキャパですけど、丸裸にされるGARDENは…。。。トリのスタマリのときにはそこそこ埋まっていましたけどね。管理人はWAVERには行かなかったので、状況不明。

まぁ集客はどうあれ、観たい対象が複数いて、タイムテーブルもそれほど被らず(ココ大事!)、イベントのスタートから最後まで楽しめたので、私にとってはめちゃくちゃお得なイベントでした。楽しかった!!
それぞれの持ち時間は、アイドルユニットが20分×2ステージ、バンド/ソロ・アーティストが25~30分ステージ、というパターンが多かったようで。


ASTROMATE (GARDEN)
GARDENトップ。

対象と出会った「入り口」が、音源ではなく生のライブだった場合。2回目のライブは、初回時に自分が受けた印象や感覚を再確認、もしくは修正する場になるわけですけど、管理人にとってこの日のASTROMATEが正にそれ。
結果的には、「ヲイラの感覚、間違いじゃなかったね」というステージを観ることができて、嬉しくなっちゃった。歌唱もダンスもハイレベルで、めちゃいいわ。優れたグループですね。一緒に観ていたチェキクレイジー鰯氏も高評価してました。

で、優れてる/優れてないという以前に、自分の好みに照らしてみて「こりゃ好きだわ」という。そういう感想。
新木場で観たときにはゴリゴリでカッコイイところに心鷲掴みにされましたけど、明るく楽しい面も響いてきました。

当日、「タイプの異なる北海道と島根。それを支える広島と大阪」という謎のメモをツイートしました。これ、ASTROMATEメンバーの歌唱のことね。
ロック・ディーヴァ的な本田夏実(北海道出身)と、アニソン歌手/声優さんタイプの望月さあや(島根県出身)。高い歌唱力をもつ2人を軸に、広島県出身の早崎友理と大阪府出身の結川まひろが脇を固める布陣。歌えるメンバーを複数擁するグループは強いっス。

<セットリスト>
1.COLORS
2.Brilliant World
3.STARGAZER
4.Never End


エルフロート (MOSAiC)
MOSAiCがあきちか状態だ。いつものブルフォレ・ヲタさんが集まると十分格好のつくフロアになってしまうのはなかなか凄いし、ステージに立つ側としては頼もしいでしょうね。エルフを初めて観る人がどれだけいたのかは分かりませんけど。
ヲイラの位置からは、チェキクレイジー鰯氏が黄色い棒状のものを振り回しているのが見える。

ホワイトスノープリンセスを聴くのは2回目です。この曲、それぞれのパートの感触をめちゃくちゃざっくりと言い切ってしまうと、ヴァースがJ-POPでブリッジがメタルでサビがヴィジュアル系っぽいんですけど、ブリッジの哀感はほんとやばいね。前にも書いたけど。ヴァースが1回だけしか出てこないこと、間奏時のリカのオネンネ・ポーズ(?)が毒林檎級に反則極まりないのもポイント。

<セットリスト>
1.オオカミ少年
2.無限大ファンタジー
3.ホワイトスノープリンセス
4.TRIPPER ~一緒に見る夢~


I.D.And Fly LooM (MOSAiC)
エルフから連続という順番が双方のユニットにとって奏功していたんでしょう、アイフラ・ステージも引き続き盛況でした。チェキクレイジー鰯氏はもはや大海の一匹と化し、どこで泳いでいるか定かではないほどです。きっと青い棒状のものを振り回していたことでしょう。
管理人はといえば、上手後方の壁際にもたれて観覧。MOSAiCのこの位置、クッション性に優れてて、よっかかってると楽なのよ(笑)。あとでメンバーから「前回(『FANTASY TOWN』)もそこで観てたでしょう」とツッコまれることになるとは、思いもよらなんだがw

answer of killを聴きながら、前回ここでアンサー観た時はuraraがいたんだよなぁ…、冒頭にnatsukiがコケたんだよなぁ…などと、思い出してた。

<セットリスト>
1.SNAKE GIRL ~勇敢愛心~
2.シュレーディンガーの猫のように
3.answer of kill
4.アンリストカット


橋爪もも (GARDEN)
『FANTASY TOWN』で初めて観た、根暗系シンガー・ソングライター。メジャーから発売されたフルアルバム「本音とは醜くも尊い」が気に入っていたので、こうして再び観ることができて嬉しい。この日最大のタイテ被りにより、途中からの観覧になっちまいましたけど。

ほんのちょっとしか観れなかったけど、圧倒的に存在感のある歌声と表現力に脱帽ですわ。可憐な深窓のお嬢さん風の彼女から、厚みのある歌声が飛び出してくるのは、やっぱりインパクトあります。
「シンガーソングライター」という言葉からは、歌がほとんど全てを占めるような素朴でシンプルな音像がイメージできます。でも橋爪ももの音楽はそれだけではなくって、ロック的なダイナミズムや器楽的な興趣を備えているの。サポートの鍵盤氏とのアンサンブルも聴き応えがありました。
訥々とした語り口によるトークが面白い人なんですけど、それは聞けず。

<セットリスト>
わかんね


藤田恵名 (GARDEN)
『今、いちばん脱げるシンガーソングライター』を観る『今、いちばんむをおおおお!するブロガー』。
たぶん観るのは2度目です。前のレポ→コチラ。

予想以上に楽しめてしまった。
バンド編成によるステージだったんですけど、サポートのお兄さんたちの演奏が思いのほか主張してて&小気味良くって、引き込まれました。あと以前観たときよりも、恵名嬢の歌が上手くなってた。元々ふわふわした喋り方に似合わず、しっかりした太めの声で歌う人なんですけど、さらに自信と確信を感じるVoになってた気がするス。
曲も独りよがりじゃないキャッチーさがあって、とっつきやすいし。

あとですね、ミュージシャンにグラビア・アイドルに女優にと、マルチな活動をしてる人だけあってですね、ライブ・パフォーマンス以外の付加価値をつけるのが上手いです。要は「芸能人」なんですよね。
この日は機材系のトラブルや進行をトチったりする場面もあったんですけど、それをライブならではの印象的な一幕に変えてしまう手腕ね。自分たちをネタにしつつ、かつフロアにいる人たちが居心地悪くならないくらいの塩梅の自虐っぷり。決して饒舌ってタイプの人じゃないんですけど、独特のムードにいつのまにか絡めとられニマニマしながら観ているという…w

シンガーソングライターのステージだと、MCでどこに需要があるのかよくわからない自分語りを初めて、そこから曲に繋げてく…みたいな流れがよくあります。彼女の場合もそうなんですけど、それが板に付いていないのがサイコーです(笑)。ニヒリスティックになりきれず、なんか素の性格の良さが露呈しちゃってる感じなのよね。ノホホンとしながらも熱を感じる語り口がなんか良いの。押しつけがましくなくて。
だが、曲のもってゆきかたは強引(笑)。はてしなく力技。「その話をそう繋げるんだ!?」という強引さに、フロアから失笑が生まれてました。
いやー、とても楽しかったです。

<セットリスト>
1.言えない事は歌の中
2.超DIE
3.エンドロール
4.青の心臓
5.境界線
6.月が食べてしまった


エルフの出番まで少し時間が空くので、ご飯食べに行きました。
スープカレーうまうま。
お腹いっぱい。略して、おっぱい。


エルフロート (GARDEN)
トリオという少人数編成ながら、ステージに合わせてフォーメーションのサイズを自由に変えてくるエルフにとって、GARDENのステージでは広いと感じることはありません。むしろ狭いくらい。豊富な運動量と色んな舞台を経てきた経験値によって、ピタリと最適解を提示してくる妖精さん、さすがっすよ。
伊達に200年以上生きてねーっスよ。
等身大ユートピュアめっちゃむをるっスよ。

<セットリスト>
1.TRIPPER ~一緒に見る夢~
2.等身大ユートピュア
3.ホワイトスノープリンセス
4.ムーンエージェント


I.D.And Fly LooM (GARDEN)
GARDENのアイフラ、めちゃくちゃ気合い入ってましたね。東京キネマ倶楽部でのワンマンからこっち、最近のライブでは一番良かったかも。妖艶さを纏った佇まいが、暗めで目まぐるしい照明効果と相まって、得体の知れない凄みを放ってた。ヲジさん思わずウルウルしてきちゃったよ…。
セトリがそういう、徹頭徹尾ダークサイドに振り切った4曲だったのもデカかったでしょう。だって、錯覚→アンリス→カルーセル→エンデビという攻めっぷりですよパイセン? ちょっとよく分からないんですけど、闇深いですよね。

アイフラは元々ダイヤモンドルフィーの継承ユニットとして誕生したということもあり、落ちサビ等のいわゆる“おいしい”部分はドルフィー組のurara/natsuki/michelleが担当することが多かったです。歌唱表現の巧みさについても、その3名が一枚も二枚も上手(うわて)でしたから。
でも4月のurara卒業後、5月のfake pokerの落ちサビ争奪戦を経て、グループとしての結束が固くなり、メンバーの実力の底上げが為されたこともあり、ここ最近の曲ではnatsuki&michelle以外の4人が、曲の肝となるパートを担っています。歌割りに限らず、ダンスでも。アンリストカットのhinako、Angelic Devil [remake]のchihiro、シュレーディンガーの猫のようにのasunaとmei、というふうに。
とても良いことだと感じていますし、より多面的な魅力をもつグループとして進化を遂げている最中だと思います。
さぁ、12月のワンマンまでにどんなentertainment girls unitになっているかしらね。楽しみです。

<セットリスト>
1.錯覚の喜雨
2.アンリストカット
3.カルーセルシンドローム
4.Angelic Devil [remake]


ASTROMATE (MOSAiC)
MOSAiCのトリ、30分ステージです。わぁい。
6曲だと持ち曲のほぼ全てを出し切るステージになっていたんじゃないかしら。昼にはセトリに入ってなかったキラー、REBELSも聴けましたし。コレ、曲自体のカッチョ良さもさることながら、ライフルを構えるようなポーズを取り入れた振り付けも印象的ですね。

ASTROMATEの曲の振り付けを手掛けているのは(全曲ではないのかもしれませんが)、元PASSPO☆の槙田紗子。彼女、現役時代から自分たちの曲の振り付けをしてましたし、なんといってもPASSPO☆の振付師といえば、あの竹中夏海せんせですからね。最強の師匠の下で学んだ愛弟子みたいなもんでしょ(たぶんw)
そんな槙田が創ったASTROMATEの振り付けにも、印象的なものが多いです。前述のREBELSしかり、COLORSでのピョコピョコ横移動のキュートさだったり、Brilliant Worldのふてぶてしさだったり。
戦闘的な激しさの中に、優美さを忍ばせるのが上手いね。

現状では持ち曲数がアルバム一枚分に満たないグループです。10月22日にワンマンがあるんですけど、どうなるんだろ。新曲やるのかしら。
いずれにせよ、楽曲が増えてくれば、より多彩な魅せ方が可能になるわけで、新曲バンバン臨むッ!

<セットリスト>
1.No pain, No gain
2.REBELS
3.ASTRO
4.Brilliant World
5.COLORS
6.Never End


STARMARIE (GARDEN)
GARDENのトリ。
角が生えている。
ダークでゴシカルでファンタジックでエピカルな世界観に、イーヴルな要素をプラス。闇深いですよね。

とはいえ、曲調はそのイメージ戦略ほどには暗かったり重かったりしません。あくまで耽美を貫いてはいても、軽やかさや明るさを備えている。
観るのは2度目ですけど、やはり素晴らしいグループだなあ。経験値の豊富さが実力に結びついてる。歌唱やダンスの精度の高さは当然の前提みたいなもんでして、そのうえで、表現したい「像」がブレていないことが強いです。アングラ世界をスタイリッシュに見せる手腕が図抜けてますよね。

ブルフォレ組も自分たちの物販を一度クローズして、後方からスタマリのステージを観ています。なんでンなことを知っているかというと、MOSAICを離脱後、まっすぐGARDENのB2Fに行ってみたらもぬけの殻になっていて、「いねぇじゃん!」ってシャウトしつつライブ・フロアにインしたら、PAブース前に西山親分とブルフォレ・タレント勢の姿が見えたもんで。
『FANTASY TOWN』の初日レポでも書いたように、アイフラが目指す方向に進むにあたって、スタマリから吸収できるところがいっぱいあると思うんですよね。共通する要素がいっぱいある。特に“舞台”指向の強いnatsukiは、彼女たちのステージを観て憧れとジェラシーの入り混じったものを感じるんじゃないのかなー??

<セットリスト>
わかんね



“お目当て”が複数あるフェス、楽しいね。

おしまい。


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