I.D.And Fly LooM、UNITED @新宿WildSide Tokyo (2019/8/11)

NEiN PRESENTS 『 FAR EAST BUTTERFLY Vol.7 』 新宿WildSide Tokyo (2019/8/11)

20190811_fareastbutterfly7_timetable.jpg

【キンブレ】
①キングブレードの略。ペンライトの代表的な商品。らしい。
②科学薬液を使うケミカルライト(サイリュ-ム)とは異なり、電池式。らしい。
③複数色のLEDを内蔵したカラーチェンジ機能を持つものもある。らしい。
④え!? 色順/色数を組み替えるメモリー機能や、自分が望む色を作るカラーチューニング機能なんてあるのォ!? すげえ。らしい。

【メロイック・サイン】
①コルナ。人差し指と小指を立て、親指・中指・薬指をたたんだ状態にする、手を使ったジェスチャー。
②メロイック・サインは日本での通称。各地に色々な別名が存在する。
③様々な意味合いがあるが、ヘヴィ・メタルの文脈で使用する場合、むをおおおお!と同意である(嘘)。
④起源のひとつとして悪魔祓い・邪視祓いのジェスチャーが挙げられ、ある種の「穢れを防ぐ行為」としては、日本の民族風習である「エンガチョ」に通じるものもあるんじゃないかこれ。



20XX年。
HR/HMとブルーフォレスト、双方を股にかける界隈に激震が走る。
アイフラがUNITEDと対バンするだとォ!?
まぁ「界隈」っつっても、たぶん数人~両手で足りるくらいの人数だけど(笑)
※ちなみにヲタさん向けに説明すると、HR/HMは「ハードロック/ヘヴィ・メタル」のことです

その日がやってきた。
アイフラ以外の出演者はすべてバンド。その中でUNITEDは圧倒的にキャリアが長くて名前が知られてるってだけで(「だけで」ってこたぁねぇがw)、主催はNEiNというヴィジュアル系(という括りでいいんでしょうか?)バンドです。ラインナップに共通する音楽的方向性は「激しめの音を出す」っていうくらいで、特にHR/HMオリエンテッドってわけじゃない。全バンドのステージを観たわけじゃないですけど、その中で、音楽面でのメタル度数の高さや純度でいえば、ユナイ→アイフラの順だったと思います。

20XX年。
タイムテーブルが公開されたとき、再び界隈に激震が走る。
アイフラ、ユナイの前ッ!
てっきりオープニング・アクト的な扱いかと思いきや、タイテ的には注目度の高くなる順番に!
むをおおおお!むをおおおお!
まぁ「界隈」っつっても、たぶん数人~両手で足りるくらいの人数だけど(笑)


INTERAGE
アイフラのいっこ前のこのバンドから観てました。各アクト30分の持ち時間で、転換に15分という感じだったかな。主催のNEiNとトリ前のUNITEDだけもうちょい長い、みたいな。
邦ロック・フェスにいそうな、激しめエモ系ロック・バンド、だろうか。Voの人がアニソン歌ったら映えそうな、朗々としたいい声してました。同期音源をもう少し引っ込めると、演奏の力強さが前面に出てくる気がする。


I.D.And Fly LooM
前のINTERAGEが終わって転換の時間になった途端、“いつもの”顔ぶれがフロアに集結、ワイサイが一瞬にして「あきちか化」した様には、びっくりを通り越して笑いが出ちゃったww
アイフラの出番前に限らずこの日のフロアは、転換の度にフロアの人員が入れ替わり(半分以上?)、ファン層がそれほど重なっていないことがうかがえます。なので、イベント・トータルでの集客とは関係なく、空きスペースがそこそこあって過ごしやすい空間になっていました。ギュウギュウに混んだワイサイは、精神的にも肉体的にもなかなかキツいですからね。

30分、6曲。
アイフラらしい激烈さとフォーメーションの妙で魅せる、錯覚の喜雨でスタート。攻めの姿勢を鮮明にしたセトリながら、遊び心に溢れたシュレーディンガーの猫のようにがフックになり、ラストは開放感のあるI.D.Flyで締める。バランスが取れてインパクトのある、自己紹介に相応しいセットリストでした。

たぶんこれは、一般的には「アウェー」と呼ばれる状況なんでしょう。
meiのいない5人編成ながら、メンバーは気合いバッチバチ。気持ちの強さが歌声とダンスのキレに直結しているのを感じます。前日のビシッとしないステージとはまるで別物じゃないですか(あれはやっぱりPAのせいだったのかなぁ?)。
落ち着いたhinakoのMC、初めて観たであろうお客さんを敵に回さないくらい適度に挑発的な(笑)natsukiの煽りも良かった。

気合いの入ったアイフラを迎え撃つヲタさんも、同様に気合い十分。自分たちのスタイルを貫いて、ステージだけでなくフロアも強いことを示しつつも、周りを配慮した盛り上がりでした。例えば、I.D.Flyラストのフロアぐるぐるサークルをやらないで、その場でオイ!オイ!だけに留めたところとかね。
観ていて身体の裡からカーッと熱くなるような、そんな素晴らしいパフォーマンスでした。やりきったメンバーとヲタさんに惜しみない拍手を。

…と、鼻息の荒い記事を書いておいて、自らそれに水を差すようでナンですけど、管理人は、畑(シーン/音楽性)の異なる対バン・イベントにおける、新規ファン獲得の可能性については懐疑的な考えです。どでかいフェスに出て動画撮影オッケー、それが拡散されて~、みたいなシチュエーションであれば話は別ですけど、そうじゃなければ、1回のライブへの出演が集客の拡大や新たなファンの獲得にすんなり繋がると信じられるほどウブじゃない。
もちろん私自身、そういうふうにして聴くアーティストを増やしてきた経緯があるので、否定はしません。でも同時に、自分から調べて貪欲に「守備範囲」を広げていこうという、そんな意識と余裕のあるリスナーはそれほど多くないでしょうから。
実際、このイベントでもアクト毎にフロアの顔ぶれの大部分は入れ替わってるわけです。そんな状況下で、初めて観てくれた人の中に、仮に1人でも気になってくれる人がいたら、それは大成功でしょう。アイフラに限らずどのバンドにとっても、ね。

じゃあ、こういった対外イベントに出ることは無意味なのかっていったら、そんなことはない。意味、ありまくる。めちゃくちゃある。
新規ファン獲得に目を向けるよりも、メンバーや関係者がいつもとは違うところから刺激を受けること、これに勝る「糧」はないでしょう。事実、このイベントに参加したことでメンバーは大きな手応えを得たようですから。それは必ずや自分たちのパフォーマンスにとってプラスになって返ってくると思うのね。

こういう機会だから書いちゃいますけど、ブルーフォレストのグループ(タレント)は「外」からのインプットをもっと増やしたほうがいいんじゃないか、と前から感じていました。ブルフォレはライブの本数がものすごく多いから、自分(たち)自身と向き合う機会は多くても、「外」から取り入れる機会が少ないんじゃないかと思っていて。結局、良いインプットがなければ良いアウトプットは望めないんですよね。
いつも一緒になるアイドルのステージを観ていても吸収できることはあると思うんですけど、それよりは同じアイドル現場でもシーンが異なるところ(例えばメジャーどころとか)や、全く違うジャンルのライブを観ることで、また新鮮な刺激を受けるんじゃないかしら。
というか、音楽じゃなくてもいいんですよ。舞台でも美術でも旅行でも、表現者として刺激を受けることのできるもの/こと/ところならば何でもいい。大きくプラスになると思います。
なんてったってI.D.And Fly LooMは、entertainment girls unitですからね。引き出しをもっともっと増やしてほしい。

まぁそんなことを考えずとも、こういった対外試合を一度だけじゃなく、これからもやってほしいですね。観る側としても楽しいから。いつもとは違った感覚でライブに臨めるから。メンバーとファン、どちらのためにもなると思う。
(ヲイラがアイドル・イベントを長時間ずっと観ていたいと思う人間じゃないからかもしれんけど)

アイフラの出番のとき、管理人は前のほうで観ていて、ほとんどフロア後方を振り返らなかったので、他バンドのファンの人の反応を見ることができませんでした。でも、すぐ横にいた女性(NEiNUNITEDのファンだったのかな?)はアイフラの出番の間ずっと集中して観ていたようで、最後は拍手してましたね。嬉しかった。

<セットリスト>
1.錯覚の喜雨
2.カルーセルシンドローム
3.SNAKE GIRL ~勇敢愛心~
4.シュレーディンガーの猫のように
5.Angelic Devil [remake]
6.I.D.Fly


UNITED
さて、ユナイ。
もちろんここでもフロアはガラッと入れ替わります。オーディエンスの着ているものが一気に黒くなった(笑)
観るのは2度目…だったと思います。LOUD PARKだったか、それとも別のイベントだったか…。その時のVoはKEN-SHINだったかなぁ? すみませんうろ覚えで。
現在のVoは2013年に復帰した、湯浅正俊。

いやぁ、キビキビしたストップ&ゴーが凄まじいのなんの。
正直いって曲の聴き分けができないくらい、似てる曲/パートが多かったんですけど、激しさと両立された整合感が素晴らしい。吉田“Hally”良文と大谷慎吾の鮮やかなツインリードは、ここぞってところでのみフィーチャーされるだけにそのインパクトが大きかったです。ハモるトーンがめちゃ綺麗なの。堪んね。
ヲレのすぐ目の前で、「あきちかに集いしメタルヘッドたち」こと「オハヨウ!クルセイダーズ」の中で唯一のメタルヘッドじゃない人=帝王様が、首よもげよとばかりに鬼のようなヘドバンをかましていることからも、ユナイのパフォーマンスの熱と昂奮が伝わってきます。とゆーか帝王様、そんな無理をして大丈夫なんだろうかww死んじゃうよww

「可愛い娘たちの後に、こんなむさくるしい男たちが出てきてすみません」と喋り出した湯浅は、結構フレンドリーです。
「サイリューム持ってる人、まだいる?」
「そういうの俺らも新鮮だからさ。一緒に面白いことやってみようよ」みたいなこと言い出してサイコー。

するとGeorge(Ba)が、
「あれはサイリュームじゃなくてキンブレっていうんだよ」
と、得意そうにのたまう(笑)。我が意を得たとばかりに騒ぐヲタクww
George氏、「サイリュームってのはポキッて折るヤツ。キンブレは色を変えられるんだ」とか、やけに詳しい(笑)

それもそのはず(?)、UNITEDはご存じの通り、…ってご存じじゃないかもしれないけど、アイドルとそこそこ近い位置にいる…ってンなことねーか(笑)。でも、接点のあるメタル・バンドですからね。
前ベーシストである横山明裕氏(故人)がPASSPO☆のバックバンドであるThe Grond Crewのメンバーだったことは、このブログでも何度も紹介してきましたし、横さんが亡くなった後もUNITEDPASSPO☆タレントは何度も共演してます。ユナイはアイドルに理解のあるメタル・バンドだと言ってしまってもいいわけでして。

で、そんな横さんの後任であるGeorge、「湯浅のイメージカラーは何色?」「一斉に点けてみて」と続けます。それに対する湯浅も、「おぅ、ピンクは好きだよ」「じゃあこのあとずっとピンク点けていこうか」とノリがいい。最高やんけw
ピンクのサイリュ…、いや、キンブレを掲げられ、 「ゆあちゃ~ん♡」 とか呼ばれながら歌う湯浅氏、めっちゃ嬉しそうなんですけどww
ゆあちゃんカワイイww

UNITED、懐が深かった…。音も器量も。
湯浅&Georgeの言動が、アイフラ・ファンにとってどれだけ嬉しかったことか。演者のほうから率先して異文化(と敢えて言うが)を受け入れてくれると、そこに居場所ができるのよ。肩身の狭い思いをしなくて済むのよ。ブルフォレヲタさんって、我が物顔でのし歩くタイプじゃなくて、紳士的な人が多い(当社独自調べ)から余計にね。フロアで観ていたアイフラのメンバーもめっちゃ嬉しかったと思う。
ヲイラも感激しちゃったし、何よりすんげー楽しかったですね。

ピンクのキンブレが振られるUNITEDのライブ。
この日の良質な空気を象徴する光景だったように思います。
マジでいいもの見れたわ。

<セットリスト>
01.Cross Over The Line
02.Solid Ground
03.Low Dealer
04.Trapped Fake World
05.Dead By Dawn
06.Hell Breaks Loose
07.Violence Jack
08.My Inner Revenge
09.Arise
10.Revenger


NEiN
トリ。ツインGt編成。
lynch.リスペクトな感じでしたね。Gtワークはもうちょいメタル寄りで、上手赤髪ギタリスト氏がわりとピロピロ弾きたおします。ダンサブルな打ち込みを用いた曲もあって、歌メロには歌謡曲っぽさアリ。メロディックでいいね。

盛り上げ上手で真摯なパフォーマンスでした。UNITEDと同じく、「サイリューム振ってくれよ」とフロア全部一緒に巻き込んでくれたのがありがたかったし、Voのeisukeが共演したバンド/グループひとつひとつに送った感謝の言葉はとても丁寧で好印象でした。

<セットリスト>
1.廻-kai-
2.ジ エンド
3.標的
4.【警告】
5.極-goku-
6.奈落
7.バースディ
8.暁二謳エバ

ENCORE
9.【警告】


最後の2バンドのおかげか、とても良い雰囲気の中で終了したイベントでした。
アイフラにとって大きな意味のある一夜だったんじゃないでしょうか。つーか、プロデューサーの西山親分がめちゃくちゃ楽しそうで、一番興奮してた(笑)

lml


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