『 PURE ROCK JAPAN LIVE 2019 』 DAY2 @川崎CLUB CITTA'

『 PURE ROCK JAPAN LIVE 2019 』 DAY2 川崎CLUB CITTA' (2019/6/30)



「ここにピュアなロックと、ピュアじゃないロックがあります。あなたが落としたのはどちらですか?」
「土屋さんのチェキです」



20周年記念の『PURE ROCK JAPAN LIVE』、今年の開催は2日間です。そのDAY2に行ってきました。
1ヶ月前に行われたDAY1はGALNERYUSUnlucky MorpheusMary's Blood大村孝佳バンド。DAY2は、陰陽座SEX MACHINEGUNS摩天楼オペラBLINDMAN。フロアはほぼほぼ埋まっているとはいえ、このラインナップでチッタがソールドアウトしないとは…。。。


SEX MACHINEGUNS
4アクトが全てヘッドライナーという趣旨により、出演順を事前に発表しないPRJ。トップバッターはBLINDMAN摩天楼オペラだろうと(誰もが)思っていたら、マシンガンズだったという驚き。
おまけに途中のMCで、その後の出演順を(意図せず)バラシてしまうメンバー(笑)。ま、一番手が誰か判明してしまえば、あとは自ずと予想はつきますけどね。

まさかのマシンガンズ始まりでしたが、主催の土屋京輔氏の英断と言ってよいでしょう、最高のイベント・スタートになりました。掴みはオッケーどころの騒ぎじゃない。最初っからボルテージ最高潮、ズバリ言ってしまって、PRJ DAY2のハイライトはSEX MACHINEGUNSのステージでした。管理人にとっては。
曲に関していえば、陰陽座とか摩天楼オペラのほうがずっとずっと好きです。おまけにマシンガンズ自体のセトリも、そんなにオイラの好みじゃなかった(笑)。でもそんなこんなは置いといても、ライブならではのカタルシスを最も得られたのが、彼らのパフォーマンスだったのです。

分かり易い歌メロ、聴かせどころを明確に押し出してくる高度な演奏力、HR/HMの醍醐味を結集させたかのごとき間奏の充実、見応えのあるフォーメ―ション、経験値がものを言うMCでの絶妙な間の取りかたと客イジり、イベント全体を(笑いをとりつつ)盛り上げようとする気概。
あまりに馴染みっぷりに、SUSSY(Gt)のことをサポートだとは全く思わなかったんですけど、正式メンバーがANCHANG(Vo&Gt)とSHINGO☆(Ba)の2人だけとは思えないほど、素晴らしいチーム・プレイでした。必然的にマイク位置に釘付けになるANCHANGを補完するように、SHINGO☆とSUSSYが所狭しと動き回るのがいいのよね。

マシンガンズって「突っ走る」ってイメージないですか? あとは、あまり良い言い回しじゃないけど「勢い任せ」。そんなイメージ。
でも実際に目の前で聴く彼らの音は、めちゃくちゃ統制がとれています。ANCHANGのGtソロは“疾る”傾向があるかもしれないけど、リフにせよリズムにせよ、ファストなパートはファストに、スローなとこはスローに。要はメリハリが効いてるんですね。だから、ストップ&ゴーが映えるし、曲展開のダイナミクスがはっきりと感じられる。
これは、サポートDr・下田武男の貢献がデカいんでしょうかね。しもさんのプレイ、マジで最高だったっス…(惚

特筆すべきは音の良さでしょう。どのパートもクリアに聞き取れて、各楽器のバランスも最高。それによって、上記バンドの強みがはっきりと聴き手に伝わるっていうね。勝利の方程式ですよ。
最高だ。
隙が無い。
SHINGO☆が喋りすぎだってこと以外。←

<セットリスト>
1.みかんのうた
2.森のくまさん
3.みどりのおばちゃん
4.バイキンの逆襲
5.愛人28
6.BURN
7.桜島
8.GERMAN POWER


BLINDMAN
DEEP PURPLERAINBOWといったブリティッシュHRのエキスをたんまり吸収した、正統派HRの雄。BLINDMANといえば、管理人のようなニワカ者にとっては、高谷学(Vo)と中村達也(Gt)のイメージが強いバンドです。
しかし、2014年に看板Voの高谷が脱退。今のバンドは、新Vo・Rayと元CRYING MACHINEの實成峻(Dr)を擁する編成になっております。

そのRayのVoがすんばらしい。圧倒的な声量&表現力に、この声質で歌うべきはハードロックしかないだろという天性のトーン。後の陰陽座のステージで、瞬火に「Rayさんのヴォーカルを聞いた途端、僕は帰り支度を始めました」と言わしめたその歌声、マイルドにした人見元基というかね、とにかくこりゃあ凄いわ。

他の出演バンドに比べると地味と言ってもいい佇まいのバンド(失礼)ですが、Rayの歌唱表現の凄みと、分かりやすいアクションで観客をノセるフロントマンっぷりでもって、マシンガンズの後という不利な状況にも関わらず、大いに盛り上がってました。
真摯で愚直、適度に隙間のあるHRサウンドが気持ち良いステージでした。

<セットリスト>
1.Now or Never
2.Survive
3.Rising Sun
4.Instrumental
5.The Tears Of God
6.Reach For The Sky
7.The Touch Of The Gray
8.Being Human
9.Living A Lie


摩天楼オペラ
「最もピュアロックが似合うヴィジュアル系」(by 苑)
響(Dr)が加入してから観るのは、初めて。
オペラのライブで苦手だったのが、低音、特にドラムの音量がデカいことです。これには毎回辟易していて、ツーバスドコドコ・パートだと気分が悪くなってくるくらいでした。重金属好きであっても過度な重低音は好きじゃないのよね。

今回、ドラマーが変わったからどうかな?と思ったんですけど、同じでしたね。
プレイ的には前任・悠より、今の響のほうが好み。でもこの音のデカさは、叩く人の資質というよりは、バンドが目指す音作りの方向性のせいなんじゃないかって感じました。この爆音だと、ツーバス連打の単調さがキツい…。。。
曲は大好きなんだけど、ライブにおけるDrの音作り/音量バランスが好みじゃないから、結果として足が遠のくという、管理人にとってはKAMELOTとまったく同じパターンなのかもしれん…。

とはいえ、ライブ自体は素晴らしかった。
苑の言うとおり、最もHR/HM的な対バンが似合う、V系バンドでしょう。
JaYのギターはやはり好きですね。もうちっとソロを丁寧に弾いてくれよという思いはあるものの、リフの切れ味/トーン/音の抜け、最高に好みだ。
セトリは半分以上が最新作「Human Dignity」からという、攻めたもの。同作の中でも、お気に入り度の高いactorSNOWThe WORLDを続けざまに聴くことでできたのは嬉しかったです。
ちなみに、最新曲のほうが過去曲よりも、Drの単調さや音のデカさが気になりませんでした。

<セットリスト>
01.Human Dignity
02.BURNING SOUL
03.GLORIA
04.Psychic Paradise
05.MONSTER
06.箱の底のMUSIC
07.actor
08.SNOW
09.The WORLD
10.PHOENIX


陰陽座
妖怪重金属は対バン・イベントに出ねぇ。
瞬火(Vo&Ba)は「呼ばれない」と言っていましたが、自分たちでそのハードルを上げているようなところもあるでしょう。
でもピュアロックには出る。

で、ピュアロックでの陰陽座を観るたびに、こう思うのです。彼らのファンで良かった、ずっと式神でいつづけて良かった、と。心の底から誇らしくなるのです。主に、瞬火が発する言葉のひとつひとつによって。
ほぼワンマン・ライブしかやらないバンドだからこそ、他の出演者のことに言及する機会なんてないわけですよ。紙面でのインタビューとか、そういった媒体を通じることなしには。そんな彼らが、瞬火が、(JUDAS PRIEST以外の!w)他のバンドのことについて喋る! これだけで事件です!(笑)

そして、“ご存じである”土屋氏は、そんな妖怪重金属をトリにもってくるのです(瞬火は「トリ」ではなく、あくまで「四番手」と言うわけですけど)。
するとどうなるか。喋りたがり()な瞬火は、自然とイベント全体を総括するような発言をするに決まっています。他の出演者、お客さん、イベントに関わる関係者、そしてPRJの歴史に対する、大いなる敬意を備えた言の葉を。「よそ行き」の媚びへつらった言葉や上から目線ではなく、いつもの彼(彼ら)のスタンスのまんま、普段と同じ姿勢でもって。しめしめ。
その光景に感激し、誇らしさを覚えるのです。ゲラゲラ笑いつつも。
ま、陰陽座のファン以外の方がどう感じるかは知らないですけどね。

…ってここまで、彼らのステージのことについてはまるで触れていないという。
彼らのライブにしては、音がイマイチでした。最初のMCを挟むまでは、ギターが聞こえづらく、の左右に引き摺りまわされるようなリフの旨味がちっとも伝わってこなかった。残念。

でも最大の武器であるヴォーカルはしっかりと抜けてくるのよね。
黒猫さぁん、この人、やっぱり別格だわ。歌が上手いとか(もちろん上手いけど)、そういうレベルで語る歌い手じゃないんだわ。
なんなの、その現実離れした声の響きは。それと、どんな登場人物にもなりきれる、感情表現の自由自在さ。
至宝ですよ、至宝。
彼女の誕生である7月16日を、国民の休日として設定するべき。
そしたら、今年みたいなカレンダーだと海の日とくっついて連休が長くなるぞ。←

妖怪重金属のメロパワ・サイドに特化したようなセトリは、インパクト絶大でした。ここまでストレートにHR/HMする陰陽座はなかなか珍しい。まさか、ジャパメタの粋を集めたようなカッチョ良さを誇る、火車の轍を聴くことができるなんてね。

横綱相撲でしたな。
出演者全員参加(リズム隊はステージ上に居るだけ、になりがちですが)のアンコール・セッションも、陰陽座の出番の流れでやるからこその、このイベント総括感と適度なダラダラさと多幸感。
最高にピュアだ。
ピュア過ぎる。

<セットリスト>
1.覇王
2.覇邪の封印
3.隷
4.甲賀忍法帖
5.蒼き独眼
6.火車の轍
7.焔之鳥 ~ 鳳翼天翔
8.羅刹
9.無礼講

アンコール・セッション
Living After Midnight (JUDAS PRIESTカヴァー)


ANCHANGに言わされた感のある、瞬火氏の今回の名言
「お前も妖怪にしてやろうかー!?」

  ↑
「そんなこと初めて言いましたよ笑」(by 瞬火)



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COMMENT 3

かつ丼  2019, 07. 11 [Thu] 12:43

マシンガンズとBlindman,陰陽座は初見でしたが
どのバンドも違う強みがあって良かった
特にマシンガンズはラフなイメージがあったので敬遠してたのですが
始まってみるとそんなこともなく
あとBurnも聴けたので満足
Blindmanは音楽性云々よりボーカルの声が結構好きですね曲は最後の曲しか知らないですが
そして一番、楽しみにしてた陰陽座は最新作から多くかつ
陰陽座を知るきっかけになった甲賀忍法帖
一番好きな羅刹が聴けたので
今年中にワンマンに行ってみたくなりました。

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DD  2019, 07. 13 [Sat] 19:59

 今年20周年記念の全国公演を行う陰陽座ですが、インタビューを読んで気になるのが、
 
 もしかしたら、この全国公演でレコーディングした全曲をやるのでは(album曲だけでなくB面曲含めて、この20年に際して)、
 
 という点です。

 この2作のツアーが、(それでも十分な長さですが)曲数を抑えてたこと、「いろんな曲をやる」と言ってたことから、そう読んだのですが。

 liveに際しては、スケデュールが合えば、見に行こうとは考えてます。

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メニ  2019, 07. 28 [Sun] 13:50

マシンガンズはAnchangが完璧主義なところ(な印象)がある上、超体育会系で、加えて対バン形式だと物凄く気合いを入れるようなので、然もありなむ、といったところですねw

しかし、主旨は理解しますが、、、
BLMや陰陽座が小さい箱でまだトリ前くらい、同時期にマシンガンズを大阪城ホールとかで両方を観たいた身としては、この順序には一抹の寂しさを感じずにはおれず。。。(--;;;;

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