アンピクシープーペ 始動公演 『 I'll be back 』 新宿ReNY (2019/4/16)

アンピクシープーペ 始動公演 『 I'll be back 』 新宿ReNY (2019/4/16)

アンピクシープーペ始動_20190416

2019年3月7日、新宿ReNYで行われたI.D.And Fly LooMダイヤモンドルフィーのツーマン公演。そのステージ上で発表された、元ドルフィー・しらいしゆの&藍川さゆ、元エルフロート・ミズキによる新ユニット、アンピクシープーペのお披露目公演に行ってきました。
とてつもなく覚えにくいユニット名は、「妖精でも人形でもない」との意だそうです。以下、ピプペと。つーか、その発声しにくさのせいか、メンバー含めて、既に誰も正式名称「アンピクシープーペ」で言ってねぇっていう(笑)。

ブルーフォレスト所属の4ユニットが出演する、実質ブルフォレ祭り@新宿ReNY。アイフラ以外、全てトリオ編成のユニットですね。
持ち時間は、ピプペがオープニングとトリの2ステージで20分ずつ、あとは出演順にリリー15分、エルフ25分、アイフラ25分。開演時は「“始まり”の日なのにこんなにフロアスカスカでいいの?」って心配してしまうくらいの集客でしたが、ピプペ2回目のステージまでにはそこそこ埋まっていましたかね。アイフラvsドルフィー・ツーマンの時ほどじゃなかったですが。


I.D.And Fly LooM、エルフロート、Rilly
まずはピプペ以外の3つをまとめてカキコカキコ。

3チームとも、「現役組」としてそれぞれの良さをぶつけてきたんじゃないかと。中でもエルフは、管理人が観たなかでは最も強く響いてきたステージでした。
機材が一切ないReNYの広いステージに3人だけってのは、スペースを持て余してもおかしくはないんですが、彼女たちはそれを全部使い切ります。初めてエルフを観たときのレポで、そのステージングについて「メロディック・スピード・ダンス」などと表現しました。なんだそりゃ?って感じですけど、まぁ疾走感としなやかさを兼ね備えてるっていうようなニュアンスですかね。あきちかの狭いステージですら感じるその疾走感と運動量の大きさが、デカいステージのReNYだと溌剌さを増幅させて爆発する。それくらいのエネルギーが出てしまう。少女たちはステージに上がった瞬間、妖精になっているんだ。
そしてエルフの場合、ただやみくもに走り回ってるんじゃなくて、その運動量とスペースの使い方に必然性を感じるから、パフォーマンスの説得力が強いのだ。誰をどう説得するのか知らんけど。
それに見てくださいこのセトリッ!(グルメリポーターの口調で) キラーでしょう。ほとんどMyベストやんけ。これに加え、もし妖精最強楽曲だと信じて疑わない禁断のShall we danceをやられちゃった日にゃあ、こっちまで即時妖精化しちまうよ(意味不明)。
マアヤにばかり注目してしまうエルフですけど、リカとミオもすげえス。マアヤが煽りまくってる最中でも、2人がちゃんと歌を支えてるし。妖精パイセン、みんなすげえ。ちなみに、リカのでっかく目を見開いた表情は“こっち見られてる”感が強いよね(笑)

アイフラは持ち時間25分を全て、ユニット始動後のオリジナル曲で埋めてきました。ピプペがドルフィー曲をカヴァーする関係でしょう。
気合いバッチバチですね。暗めのライトの中にシルエットを浮かび上がらせるような照明効果からして、他の3ユニットとは毛色が異なるアイフラ。衣装の色合いや造形も、同じ事務所のグループじゃないみたい。むしろ正反対なんじゃないかというくらい、表現のベクトルが異なるように映ります。陰と陽みたいな。そこがいい。
…でも、西山曲の存在という基礎部分は共通しているし、それにアイフラは「陰」だけじゃあない。暗闇の中に差し込む光。硬い質感を伝えてくる楽曲とフォーメーションの中、フッと浮かぶ上がる柔和さ。突き放すようなアグレッション一辺倒ではない、こちらにそっと寄り添う感覚。そういうのがある。そこもいい。
だいたいにしてヲイラは、背反する要素の同居に魅かれる傾向にあるんだ。なぜだ? ギャップ萌えを感じるからか?

5月のワンマンに向けて集客が厳しいらしいRillyは、MCではやや悲壮感が漂ってましたかね。成るさ!は初めて聴いたような気がしますが、良い曲ね。反復するリフが印象的。ドルフィーの僕色バルーンを聴けたのも嬉し。

<Rilly セットリスト>
1.僕色バルーン
2.成るさ!
3.ハッピーナイトメア

<エルフロート セットリスト>
1.奇跡の旗
2.夢標
3.等身大ユートピュア
4.時折マーメイド
5.Missing link

<I.D.And Fly LooM セットリスト>
1.天寵の聖歌
2.カルーセルシンドローム
3.マイスクリーム
4.錯覚の喜雨
5.I.D.Fly


アンピクシープーペ
さてピプペ。
一般社会(?)でお仕事しながらアイドるという活動形態ゆえ、過剰なほどに「社会人」であることを前面に押し出してくるユニットになります。煽り文句は「明日仕事に行きたくないかー!?」「残業はしたくないかー!?」ですから。
スリーコール以内に電話をとる「テレフォンピンク=しらいしゆの」と、コピーを素早くとる「コピーレッド=ミズキ」、何もできないからお茶汲みをするという「お茶汲みパープル=藍川さゆ」。何もできない人にお茶汲みは厳しいだろう(笑)。たぶん、コピーのほうが楽だぞ。しかし「テレフォンピンク」って何やら淫靡な響きがあるよね(え?)

キャリアのある人たちだけに、不安感のないステージ。…どころか、それぞれのユニットのエース級のメンバーが集まったトリオなので、華があるったらしょうがない。華、ありまくる。満開っす。ReNYのステージは一面、お花畑っす。
わぁいお花畑、わぁい
広いステージを端から端まで活用する様は、エルフと同様です。「個人技」のレベルの高さは折り紙付き。でもチームとしての一体感の醸成はまだまだなのか、はたまた既存曲を3人で踊るというフォーメーションの変化に慣れていないからか、ステージングにエルフほどの凄みは感じられませんでした。
「まだ」、ね。

ゆの&さゆはドルフィーのステージで観たことがあります。パステル系のふんわり衣装は、ツーマンの時のカッチョイイ系(=fake pokerのもの)と比べて、2人に柔らかな印象をもたらしていましたが、パフォーマンス自体はキレッキレ。やる曲に合わせてカッコイイ風にもkawaii!!風にも、巧みに魅せ方を変えてくる人たちですけどね。
この日初めて観るのがミズキです。エルフ卒業後、約1年ぶりのステージだったとか。
彼女が歌い踊る姿を見ていて感じたのは、「エルフのマアヤはミズキの遺伝子を引き継いでいるんじゃないか?」ということでした。そう感じるステージング。「しなかやさを備えた、ビシッとキマるダンス」という共通項をもって。違いといえば、マアヤが“カッコイイ”方向に印象付けるのに対して、ミズキはベクトルはあくまで“可愛い”ってことでしょうか。
まぁ、ミズキとマアヤでは、声質もまるで違うんですけどね。太めのしっかりした声質のマアヤに対し、甲高く、正に「ぴよぴよ」してるさえずり声のミズキ(笑)。いやーこれほど特徴的な声の持ち主もなかなかいないんじゃないですかね。つーかミズキ、めっちゃ可愛いよね。
うぉぉおお!! ぴよぴよしてきたぁぁぁあああ!!

というかピプペ、“変わった”声の持ち主しかいないや(笑)。
変わった声というのも言い回しはアレですけど、頼もしさや力強さを感じさせるタイプのVoじゃないってことですね、3名とも。思えばダイヤモンドルフィーでも、そうした頼もしさや力強さを表現したパートって、ゆの&さゆのVoを月丘うらら(urara)や紺野なつき(natsuki)が側面から支えていたり、そもそもうらら or なつきによるソロ・パートだったり、メンバー全員による合唱だったりしてましたから。そんな気がする。

セットリストは、ドルフィーとエルフ曲によるセルフ・カヴァー。割合としては、ドルフィー:エルフ=2:1ですかね。アレをやってほしいコレもやってほしいという希望はもちろんありますが、概ねツボを得た選曲で、ファンの期待に応えるものだったんじゃないでしょうか。少なくとも私は、ドルフィー曲の選曲もエルフ曲の選曲も「ヨッシャァァアア!!」と感じました。
ゆの&さゆの2人は、エルフ曲の運動量が多いことに驚愕したようで、練習のときから「精霊NIGHTやべえやべえ」って言っていたそうです。確かにやべえ。

既存曲のカヴァーに加え、2ステージとも歌われたのが、ここで初披露となるピプペ・オリジナル曲の君と私でイコール。作詞作曲はもちろん、西山雄作氏です。
ゆのが「可愛い曲」と紹介していたように、バッキバキのHR/HMというわけじゃありません。エルフのポップ寄りの曲に近いイメ-ジ。ただ、曲をリードするのがギターではなくキーボードのキラキラ感っていうのがポイントでしょうか。また、西山曲はDrの使い方に特徴のあるものが多いですが、コレはDrよりもBaが目立っていた印象。
そして、さすが西山節、歌メロが激キャッチーです。キメどころになるメロディが歌詞と結びついてフックを生み出してる。2回聴いただけなのに、アタマにこびりついちゃったもんだから、歌メロが自然と脳内でループしちゃったり。

「ただいま」に対するファンの「おかえり」の反応が温かく&熱く、楽しいステージになりました。
ピプペは社会人ユニットゆえに、ブルフォレの他グループほどのペースではライブを行わない意向です。そりゃそうだ。ゆっくりじっくり、ガツガツしないで活動していってほしいですね。
つーか、このユニットこそスーツ公演をしてくれよ。社会人ユニットとしてスーツが板につく感を見せつけてくれ。
(スーツ姿にツインテはさすがにないだろ…という目論見 is ある)

<1st セットリスト>
1.拝啓 ロミオとジュリエットへ
2.bravery heart
3.精霊NIGHT
4.君と私でイコール

<2nd セットリスト>
1.ダイヤモンドリーマー
2.water tree
3.Angelic devil
4.君と私でイコール


ピプペ始動と、現行編成7人アイフラとしてはラストのReNY。
そして、管理人としてはおそらくuraraラス前ステージ。
というか4/23の卒業公演自体、行けるという確証があるわけじゃないですけど。
Countdown to ZERO。


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