STARMARIE PRESENTS 『 FANTASY TOWN -The Dark Style- 』 @下北沢GARDEN/下北沢LIVE HOUSE MOSAiC (3/16)

STARMARIE PRESENTS 『 FANTASY TOWN -The Dark Style- 』 下北沢GARDEN/下北沢LIVE HOUSE MOSAiC (2019/3/16)



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STARMARIE主催の2Daysフェスに行ってきました。下北沢GARDENとLIVE HOUSE MOSAiCの2ステージで同時並行開催されるサーキット・イベント。両日ともに25組近いグループが出演します。

STARMARIE(以下、スタマリ)と過去に共演したバンド/ユニットを中心に集めたんでしょうけど、『FANTASY TOWN -The Dark Style-』と冠されていることもあり、スタマリが標榜する「ダークファンタジー」に沿ったラインナップとも言えそう。そんな共通項みたいなものはあれど、アイドルからバンド、シンガーソングライター的なユニットまで、音楽性も活動形態もバラバラで幅広いラインナップです。
坩堝みたいなこの感じはなかなか面白そうだなと、参加を決めました。まぁ、CROSS VEIN(初日)とI.D.And Fly LooM(2日目)が出演するっていうから、興味を持ったんだけれども。

前売り4,000円という価格設定は、やや高めでしたかね。個人的には妥当だと思うんですけど、アイドルが多数出演するイベントと考えると高いし、フェス感覚だと安価だけど、サーキット・イベントと考えると安くはない。イベントに対する捉え方によって、感じ方が異なりそうな、そんなライン。
というか、1日券はともかく、2日間通しで参加する場合には500円くらい安くして、お得感を出してほしかったところですね。

何を以ってイベントを成功とするかは難しいところですし、それぞれの立場によって判断基準が変わるんでしょうけど、こと集客に関してはなかなか厳しめだったかな、と。各出演者の人気の掛け算になっていなかったというか、相乗効果をあまり感じることができなかった。
GARDENのフロアがガラ~ンとしていて、やけに広く感じることが多かったです。特に初日。結果、見やすかったので個人的には問題ありませんでしたが。


1日目、途中から参戦です~。
CROSS VEINCANDY GO!GO!以外は初見ざます。
2日目のレポは → コチラ。


キリクと魔女
パッと見、女性シンガーソングライターとバックバンドというふうに見えましたが、どうやら違うようで、バンドのようです。そしてそのバンドの演奏がめっちゃ上手いっす。フュージョンっぽいベタつかないタッチで、プログレ的キメをさらりとこなす。特にDrがすげえ。Vo・悠実による、緊張感高めのKeyもそれに絡んでくる。
ダークな世界を淡々とポップに綴る歌パートも魅力的でしたが、演奏面により魅かれました。


8bitBRAIN
LIGHT BRINGERを脱退した3名が組んだArt Of Gradation。そのAOGで歌っていたMichiru嬢(Vo)が、ついこないだまで在籍していたエレクトロ風味なラウドロック系アイドル・ユニット。デスVo担当のメンバーもいたりして、かなりゴリゴリで激しい。メンバーがさかんに煽ってくるので、ユニット全体から発せられる前のめりな感覚は強いですね。フロアは熱心なファンを中心に盛り上がっていました。
このサウンドの中で、透明度の高いMichiru嬢の声が、はたしてどんな歌唱を響かせていたのか…。


・・・・・・・・・
ガーデンに戻ってくると、最後の曲をやってるところでした。「ドッツトーキョー」と読むらしいです。少なくともメンバーはそう言ってました。
メンバーは目にハチマキっていうか、紐っていうか、目隠しをしてるんですけど、コレ見えてるんですかね。って、見えてるに決まってますけど。歌ってるときはしっかりと声が出ているのに、はける際の挨拶になると、途端にか細く弱々しい声になってて笑った。
管理人が把握したなかでは、このときがこの日一番、GARDEN内が混んでました。と言っても、キャパ半分弱ってところかな。


APOKALIPPPS
タレントのぱいぱいでか美が在籍するアイドル・グループ。黒い衣装で揃えたメンバーのなか、そのでか美さん一人だけが白い衣装で、かつその形状というかテイストが他の人とは異なっているような気がして、目立つ。首とお腹の間の部位を強調しているような気がして、非常にけしからん。
PHANTOM EXCALIVERとコラボったりするということで、てっきりHR/HM色が濃い音を出しているのかと思いきや、それ系の成分はほとんど感じず。黙示録的終末&退廃感も皆無、ポップでした。メンバー同士のコミカルな掛け合いみたいなパートもあり、すげー楽しげな感じやん。


橋爪もも
少し前からTwitterで名前を見かけていた、シンガーソングライター。本人がVoとアコギを担当、サポートのKey氏と2人でのステージでした。
これが暗い。めっちゃ暗い。ドロドロの情念湧き上がってくる系。橋爪もも本人はほんわかした雰囲気のファッション・モデルのように綺麗なお嬢さんで、語り口はいたってふつーの朗らかな感じ。根暗系シンガーソングライターによくありそうな(先入観)、アコギをポロンポロンしながら自分の生い立ちや日々の暮らしを訥々と語りだして、こちらの居心地が悪くなるようなこともありません(あの空気、苦手なのよねw)。むしろ、喋りが面白く、曲が終わると「だいぶ盛り下がってきましたね笑」(実際はみんな聴き入ってるだけ)とか言って笑い飛ばしちゃうところなんてグーよ、グー。
で、歌い出すと、それまでの柔らかなムードが一瞬で消える。声が野太くなり、朗々と歌を響かせる。別人のように一気に頼もしさが増す。歌い手としての、女優としてのスイッチが入る感じ。“曲に入り込む”系の人ですね。めっちゃ歌上手いです。曲はダークで静かなだけじゃなくて、激しさもあり。込められた情念の激しさはもちろん、曲調もね。
痺れました。ギャップに痺れた。終演後にフロアでチラシを配っていて、そのときの丁寧な物腰にもヲジサン痺れた(笑)。4月にメジャー1stアルバムを出すとのことです。予約った。


フロアに踊ってる客がいる。
音楽性を問わず、どの出演者のときも、汗だくになって自己陶酔全開のダンス?舞?をしまくる人がいて、それが気になって気になって、ステージに集中できねえ!ww 橋爪もものときもバラードでめっちゃ舞ってたなぁ…w

ステージの合間には、お笑いコンビ・平成ノブシコブシの徳井健太がMCとして登壇、スタマリ・メンバーや他の出演者と一緒にトーク・タイムになるんですけど、このタイミングのフロアが一番混むんですよ。ライブんときよりも混む(笑)。で、トークが終わってステージが始まると、客がハケる(笑)。
集客が厳しいって先に書きましたけど、必要以上にそう感じる状況は、ライブ・ステージを物販/特典会を並行しているからですね。出演者にはアイドル・ユニットも多く、ライブ(とトーク・タイム)が終わるとそのまま別の場所での物販~特典会へと流れてゆく。そのグループのファンも流れてゆく。結果、フロアが空く(笑)
そんな事情もあってか、この日はバンド勢が苦戦していたように見えました。


CROSS VEIN
“スタマリとの縁”謎枠。
GARDENステージの幕が開いたまんまということもあり、準備しているメンバーが丸見えです。おまけに珍しく、JULIA姫も出てきて公開リハに。姫は終始こちらに背中を向けてはいましたが、めちゃくちゃ声出てる!
開演前から姫の好調っぷりがうかがえたんでね、そりゃあ本番も充実したステージになりました。客はかなり少ねーが(苦笑)、パフォ-マンスはキレッキレだ。攻めの5曲。新メンバーのZARY(Ba)の音は、1発目のワンマンよりだいぶ馴染んでましたね。本人も肩の力が適度に抜けているようです。
しかし姫様、シャンパン・ゴールドのめっちゃセクシーなドレスをお召しで、ヲイラは目のやり場に困りました(困らない)。ぱいぱいでか美に対抗したんですかね?(チガウ)
<セットリスト>
1.Eternal Dream
2.隠されしエデン
3.TRUE CASTLE
4.EXISTENCE
5.Maid of Lorraine


Risky Melody
ギターレス編成のガールズ・バンド。Voの人がポニってるぽに。
もしかしたらどこかの対バンで観たことあるかもしれない。元気のある溌剌としたステージです。お互いの楽器が干渉し合わないサウンド・メイクが心地良く、メロディを伝えることに注力している感じで好印象でした。


ランチだかディナーだか、どっちかよく分からない飯を摂取するために、一旦シモキタの街へ。
スープカレー食べました。うまうま。


長谷川愛
女性ファンが多い。最前列はみんな女性。それもそのはず、…なのかどうかは知らんが、長谷川愛さんって男装ユニット・風男塾のメンバー(中の人)なのね。風男塾って、PASSPO☆とツーマンしたり、TIFで共演したグループね。字面は知ってたけど「ふだんじゅく」って読むって初めて知った。
R&B風味のあるポップス。ダンサー2人と一緒の、大人っぽい余裕を感じるステージでした。さすがに場慣れしており、初めてのお客さんも自然に巻き込む手腕が見事。


CANDY GO!GO!
結成11年目のスタマリからも「戦友」と認められる、9年目のベテラン・アイドル・グループ。観るのはKAMEN RIDER GIRLSと一緒に出てた、幕張の花火の日のイベント以来ね(レポは→コチラ)。前回観たときは不在だった、Gカップこと磯野未来もいるぜ(笑)。
キャリアの長さがパフォーマンスの強さに確実に結びついている、その好例ね。歌にせよダンスにせよ、不安な要素がまったく無いので、ステージに集中できます。
ロック色が強い曲に、キレのあるダンスとフォーメーション・チェンジ。可愛さもカッコ良さも、どちらも自由自在に押し出してくるうえに、なぎさりんのソロ曲の如きバラード・タイプの曲までセトリに盛り込んできて、アーティスティックな面まで隙が無い。その多面性も魅力です。素晴らしいステージでした。おっぱい。
<セットリスト>
1.CANDY
2.JACK!
3.ファンファーレ
4.事件File.055
5.Fake News
6.Cinderella Call


流田Project
お面を被った、アニソンのカヴァーとオリジナル曲をどっちもやるロック・バンド。機材トラブルがあったようでしたが、それも気づかないくらいのもんで、演奏がクッソ上手い。おまけに喋りもクッソ上手いうえに終始謙虚な語り口なので、なんだかNoGoDのライブに近い雰囲気を感じたりして、あたしゃあ心地良く楽しめました。
カヴァーは『けいおん!』とか『ラブライブ!』の曲をやってました。セトリはカヴァーとオリジナルと半々くらいだったのかな。といっても、TVを持ってない管理人なので、曲とそのアニメのイメージが結びつくこともなく、全てがオリジナルに聞こえました(笑)。ちなみに訊かれてはいないが、当方が認識する“最新のアニソン”は残酷な天使のテーゼです。つまりその頃で止まっている。コワイですね。


STARMARIE
いよいよトリ。主役。…とはいえ、持ち時間は他の出演者と一緒の30分なのだ。
最後の挨拶の時に喋るだけで、ライブ中は一切MCなし。SEで用いて、幕開けからラストまで演劇仕立てのように造り込まれたショウでした。ダークでねじれた世界観をスタイリッシュに魅せる。ダンスは激しいんだけど、決して優雅さや気品を失うことはありません。歌唱とダンスの安定感が半端なく、安心してそのダークファンタジーに耽溺できる。
これは素晴らしいステージですね。徹底した美意識に貫かれた、スタマリの素晴らしいパフォーマンスを観ながら、「あー、これはI.D.And Fly LooMに吸収してほしいところだらけだわー」って思ってました。音楽的にはアイフラのほうがずっと激しくメタリックではありますけど、理想と掲げる地点は似ているような気がする。…ってヲイラが勝手に思いたい願望ですけど。

しかしスタマリ・メンバー、『LUNATIC FEST.』のときのLUNA SEAメンバーみたいに、一日中2つのステージを行き来して、出演者に挨拶してって、大活躍だったようですね。気遣いのカタマリ。
素敵な1日目でした。
2日目へ続く~。


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