Octaviagrace、SPARK SPEAKER@新宿FATE

新宿FATE presents 2MAN LIVE 『 Encounter of FATE ~ Octaviagrace vs SPARK SPEAKER ~ 』 新宿FATE (2019/2/10)

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Octaviagraceのライブに行ってきました。ずいぶんと久しぶりになってしまったなぁ。4人編成になってから観るのは初めてざます。
ツーマン・ライブということで、お相手は4人組アイドル・ユニットのSPARK SPEAKER。ジャンル違いの異種格闘技的対バン。いいね。

新宿FATEは初めて行くハコです。歌舞伎町のHOLIDAY SHINJUKUやclub SCIENCEに近い、ホストクラブのメッカ的な立地(知らんけど)。
ライブ・フロア部分は狭いですね。キャパ150人とのことですが、ココに150人も収容したら爆発してしまう。それくらいのエネルギーが出てしまう。爆発しないまでも、通路までハミ出しちゃうこと必至。最前列とステージとの距離はほぼゼロっす。
先行はオクタヴィアです。新宿FATEがSPARK SPEAKER(以下、スパスピ)のホーム的なハコということもあるでしょうし、機材セッティングの関係もあるでしょう。


Octaviagrace
この日のライブで聴きたい曲をあらかじめTwitterで募集して、最も多く投票された曲がセトリに組み込まれる、という企画がありました。これはよい試み。どれだけの数の投票があったのか知りませんけど、結果、選ばれたのはメロスピの名品リベリオンでした。そのリベリオンからライブがスタート。これは滾る! 爆発してしまう!

しばらくぶりに観たオクタヴィアでしたが、ライブの進行がスムーズになっていて驚きました。Youske(Ba)による告知タイムが、以前はシ~ンとなってそれまでの熱が治まってしまう時間になっていたところ(苦笑)、この日はKo-ichi(Dr)がリズム・キープをしつつ、一連の流れの中で行われており、めちゃこなれてました。そこかよ!?って感じですけど、ほんとにそこに感心しちゃったんだからしょうがない(笑)。その効果は大きく、50分の持ち時間の中に起伏を生みつつ、勢いを持続するというのが実現できてましたから。

4人オクタヴィア、突進力が増したな、と。
対バン相手を考慮して、そういうパフォーマンスやセットリストになるように腐心したのかもしれませんけど、専任Key奏者がいなくなったことでライブにおける自由度は減じたはずなのに、そこを割り切ってギュッと凝縮された密度の濃さで勝負ッ! …そんな方向性にシフトしてきたように感じました。
以前は、5人のメンバーがそれぞれの居場所と役割を順守しているような、カッチリしたイメージがあるんですけど、その印象がかなり薄らいだ。個々のメンバーのテリトリー(と敢えて言いますが)の境界線が淡くなって、行き来が生まれたというか。その結果、バンド全体が一丸となった推進力に繋がったのだと思います。

行き来といえば、狭いステージでしたけど、Youskeと菩薩様(hanako/Gt)がポジション・チェンジをしたりと、実際に“動き”が出てきました。菩薩様は手元に集中しっぱなしだった初期に比べると、だいぶ余裕が出てきたようです。終始髪に隠れていた御尊顔が前より見えるようになってるし、クールに弾き倒すスタイルは保持しつつも、演奏の合間にニコニコ笑顔がbreaking dawn。チョーキングするときにポカ~ンと口が開いちゃうクセ(?)も健在です。
尊い。

あと、音の見通しが良くなりましたね。それぞれのメンバーが何をやっているのか、容易に分かる。いや、実際にはどう演奏してるとか全く分かってないんですけど、どの音を誰が出しているのかっていうのは判別できる。バンドのライブに慣れていない人って、おそらくどの音がどの楽器から出ているって分からないじゃないですか? 特にBaの音なんて。
今のオクタヴィアの出音はそれがめちゃくちゃ分かりやすいと思うんですよね。音数の多さを処理できる(=そういう聴き方ができる)人ならば、メンバーそれぞれの貢献っぷりが手にとるように分かるはず。演奏に込められた技巧の高さと一緒に。
出音はクリアに住み分けつつ、ステージングは4人が一体となった塊感を。今の彼らのライブを、私はそんな風に捉えました。それがいい。とてもいい。

新曲、というか新しめの曲のライブ映えが頼もしいです。このバンドを代表する曲として、Dramatic Quietアザーブルーリベリオンといった、わりとHR/HMファンとの親和性の高い楽曲があるいっぽう、white graffitiReady for a momentssorrow jokerあたりはそこからちょっと外れるというか、J-POPやエモ系リスナーへ訴求できそうなムードがあります。ざっくりとした括り方ですけどね。
その2タイプのどちらもがセトリにあることで、魅せ方の幅がかなり広がったのを感じました。意外性と即効性、その両立。

いやー、充実したステージでしたね。あっという間。DEADLOCKBreaking dawnという、「new eclosion」でのお気に入り曲を両方聴くことができたのも嬉しかった。

つまり、指板化した。

<セットリスト>
1.リベリオン
2.Mr. vivid painter
3.DEADLOCK
4.sorrow joker
5.unblown bud
6.Breaking dawn
7.インストゥルメンタル ~ Cope of midnight
8.Ready for a moments
9.Tales of us


SPARK SPEAKER
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オープニングの暗く沈む照明の中、ステージに登場したメンバーもフロアのスパスピ・ファンもマノウォー・サインを掲げ始めたんで、これはメタルだなって思いましたよね。ここはヴァルハラだなって思いましたよね。爆発してしまうなって思いましたよね。All men play on 10するかと思いましたよね。スピーカーがスパークしてしまうと思いましたよね。

しませんでしたね。
もしかしたらあれはマノウォー・サインじゃなかったのかもしれません。
爆発こそしませんでしたけど、スパスピのエネルギー溢れるステージは素晴らしかったです。
音楽的にはラウド・ロック/ハードなEDM/HR/パンクあたりでしょうか。ゴリゴリのロック・サウンドにキャッチーで分かりやすい歌メロ。ステージから放たれる圧は強い。フロアにサイリュームを持っている人はいませんでしたね。そういう“文化”じゃないんだな。一緒に歌うというよりは、合いの手を入れつつオイオイ盛り上がる。何を言っているのか分からない口上はアリ。ときどきリフト。

メンバー4人全員が歌って踊るものの、役割分担としてはメインVo×2人にダンサー×2人というふうになっているようです。
ダンスはキビキビと激しく、運動量はめっちゃ多い。歌はですね…、これがめっぽう上手い。
おそろしく低レベルな歌い手がゴロゴロしている(いそうな)この界隈で、ここまで歌えるグループはもしかしたら珍しいのかも。メインVo2人の歌唱力が高いというのはあるけど、それ以上に感じるのは「声の強さ」なんだなー。
特に、中心人物であると思しき杉原由規奈。彼女の歌は抜けてくる。これは「聴き手に届く声」だわ。おまけにフォトジェニックで華があるっつーんだからズルい。…と思って調べたら、あらヤダ奥さん。タレントさんじゃないですか。Wikipediaに登録されるくらいの人じゃないですか。堀○出身じゃないですか。

もひとつのビックリ、三瀬ふう子。
その長身もあって、4人の中ではしなやかな動きが目立った眼鏡さんですが、クッソ激しいダンスを踊っていても、メガネが吹っ飛ばないどころかズレもしないので、これはすげえと思いました。眼鏡をかけているというより、眼鏡が顔から生えている、身体の一部であるかのような安定感。「風林火山」でいえばこれは“山”ですよ。動かざることふう子の眼鏡の如し。脅威である。私はここ新宿FATEで、メガネの神秘を見ました。のび太は彼女を見習え。

勝手知ったるホームのハコだからでしょうか、照明がオクタヴィアのときとはうってかわって、豪華かつ曲のムードにピッタリ合ったものにチェンジしていて、その落差に思わず笑いましたね。オクタヴィアの時にはだんまりだったLEDレーザーが乱舞しまくりじゃないすか(笑)
その演出は、アリーナロック調のOne by Oneという曲でとりわけ効果的に映りました。へぇー、こういうじっくり盛り上げてゆく曲もイケちゃうんだ、という驚き。Tell MeSHOOTING STARという曲も好みだったなぁ。

すんげー盛り上がるパフォーマンスなんだけど、ガラの悪さやオラついたところがなくって、オクタヴィアのファンのこともちゃんと受け入れて一緒に場を盛り上げてくれたのは良かったです。ヲジサンとても好感でした。
(会場では買わなかったけど、CD集めようかしら…)

<セットリスト>
1.Go my way!
2.Tell Me
3.once more burn fire
4.I don't know
5.共鳴ストリート
6.One by One
7.SHOOTING STAR
8.Realta
9.SUNRISE


OctaviagraceSPARK SPEAKER、どちらも楽しめました。
とても良いツーマンでしたね。


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