Mardelas「Mardelas Ⅲ」


Mardelas「Mardelas Ⅲ」 (2018)

hibiki(Ba)の後任として、ライブ・サポートで参加していた本石久幸(SCREAMING SYMPHONYAccidentally Encounter)が正式加入した、Mardelasの3rdアルバム。

コンセプト・アルバムです。
メンバー自身が登場人物になったドラマ仕立て。ハードボイルドでミステリでヤクザでヒットマンな物語が背景にあるようです。特設ページが用意されており(→コチラ)、そこまで複雑な人物相関図って必要なのか??(笑)っていうくらいの凝りようです。
(3rdなだけに)ル○ン三世のテーマをオマージュったイントロSE①Mardelas the THIRDと、そこから導かれる実質的オープニング・トラックの②World vs Honor -仁義なき世界-がMVになっています。→コチラ。それを見ていただければ、本作の世界観は理解できると思います。

蛇石マリナ(Vo)が極妻未亡人だとか、及川樹京(Gt)がNo.1ホストだとか、もっさん(本石)が凄腕の殺し屋だとか、弓田“HOT”秀明(Dr/なんだよHOTってw)がオネエのラーメン店主だとか、そういう設定は個人的にはどうでもいいんです。ただ、そういった突き詰めた手法が、作品を作るうえでプラスに働いたであろうことは容易に想像できるわけで、焦点が絞れたアルバムになっていますね。
「世界観のブレがない」と言ってもよいかもしれない。前作「Mardelas Ⅱ」(2016)のように必要以上に拡散してはいない、統一感のある作風です。全編を翳りのある叙情が覆っており、アルバム一枚を貫く芯がある。

ストーリーの醸し出す雰囲気にぴったり合った、歌謡曲風メロディ。それが暗い情念を媒介にして、正統派HR/HMと結びつく。求心力があり、メロディが強い。
管理人が単に暗い作品が好きだっていうことかもしれませんけど、最高作じゃないですかね、コレ。その方向性に、マリナVoの持ち味も泣き度合いを増した樹京のGtプレイもマッチしてます。⑤Rock on!はマリナらしい歌い回しが映える1曲ですけど、こういったダイナミックなロックチューンを陽気な曲調にしなかったのは正解で、そういうところにも本作の特徴が出ている気がします。
リリース済みの⑧Symbiosis⑨LinkはアルバムVer.として収録されており、流れの中で違和感なく同居。特にの存在は、シングルのときよりも輝いてますね。


樹京はホントにいいギター弾くようになったなー。1曲1曲の粒の大きさでは1stに分があるかなと感じますが、アルバム全体で捉えるとコチラ推しで。
hibiki不在を嘆くことはない。
とてもいいよこれ。

【お気に入り】
⑨Link
⑪Epilogue
③Bullseye
④Deception
⑤Rock on!


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