年間ベスト 2018年

2018年の印象に残ったアルバムと楽曲とジャケットをランキングにしてみました。
対象は、2018年に発表されたCDのうち、この記事を書くまでに私が購入した149作品です。
例年なら一通りの感想をアップしてからまとめるベスト記事ですけど、ンなことしてたらいつになるか分からんので、もう今回は諦めます(笑)。個別記事はそのうちアップするかもしれないし、しないかもしれない。誰にも分からない。

ま、とにかく2018年の結果でございます。
お納めくださいまし。

【アルバム】

1、ETERNITY'S END 「UNYIELDING」
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Christian Muenzner(Gt)を擁するスーパー・プロジェクトから、彼を中心とするスーパー・バンドへ。元HIBRIAのIuri Sanson(Vo)、SYMPHONY X他のMike LePond(Ba)、相方Gtに超絶テクニシャンのPhil Tougasを迎えた、新体制による2nd。
けたたましいハイトーンも、目まぐるしいスピード感も、これでもかと見せびらかすテクニックも、キャッチーな歌メロも、展開に展開を重ねる間奏も、全てが正義だ! 問答無用でジャスティスなんだ! 伝統と先鋭が鬩ぎあう理想郷がここに。

2、Veiled in Scarlet 「Atonement」
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我が国が誇るメランコリック・エンペラーによる最高作。前身であるSERPENT時代をも超えているんじゃないか。
慟哭メロディの冴えはそのままに、Gtパートにおけるキレと図太さが増した結果、これまで希薄だったメタル・バンドとしての“頼もしさ”が備わった。

3、AMORPHIS 「QUEEN OF TIME」
amorphis_queenoftime.jpg 記事は→コチラ
フィンランドのメランコリック・メタル界の「表番長」、傑作しか作れなくなった病気は今もって進行中です。これはマンネリではない。常勝なのだ。(コピペ)
強いていうと、中近東風味が強め、ゲスト陣の客演が光る作品でしょうか。

4、KAMIJO 「Sang」
kamijo_sang.jpg 記事は→コチラ
兄貴ストーリーは続いている。「血液で発電する」というトンデモ設定をぶち上げた本作、個々の楽曲の出来栄えが当然のように高いのはいつもどおり(!)なんですが、アルバム一枚を通したまとまりが最高ですね。次々と湧き出てくる甘美なメロディに、頭の中で描いた理想像を具現化する力。ほんと才能の塊のような人だ。

5、陰陽座 「覇道明王」
陰陽座_覇道明王 記事は→コチラ
過度なヘヴィさやメタリックさは、彼らの良さを殺してしまうんじゃないか。その心配は全くの杞憂でした。疑ってゴメン、兄上。間口の広さとマニアックさを両方満たす、バランス感覚に秀でた傑作。メロディ強いわ。

6、BARREN EARTH 「A COMPLEX OF CAGES」
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Jon Aldara(Vo)の才能が前作よりずっとバンドに馴染んでるゥ! プログレ度を増した方向性と合わせて、他じゃ聴くことのできない独自の音楽を奏でています。もしかしたら最高作かも。
フィンランドのメランコリック・メタル界の「裏番長」、ますます凄いバンドになってきてます。すき。

7、LOVEBITES 「CLOCKWORK IMMORTALITY」
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国内外のフェスに出演し、躍進著しいガールズ・メタル・バンドによる2ndフル。大傑作だった1stに続いて、素晴らしい作品を届けてくれました。随分と懐が深くなりましたね。幅を広げたうえで、それぞれのベクトルをさらに突っ込んで追求。サイコーやん。

8、THOUSAND EYES 「DAY OF SALVATION」
thousandeyes_dayofsalvation.jpg 記事は→コチラ
3作続けてまったく同じ方向性なのに、このレベルの高さを維持しているのは驚異。メタル者が「こうあってほしい」という展開美がこれでもかと詰まってる成就メタル。

9、ORPHANED LAND 「UNSUNG PROPHETS & DEAD MESSIAHS」
orphanedland_unsungprophetsdeadmessiahs.jpg 記事は→コチラ
曲作りの要かと思われたYossi Sassi(Gt)が抜けても彼らは大丈夫だった。本作もまた傑作。オリエンタル・メタルの最高峰であるとともに、プログレメタルの最高峰でもあることを証明しちゃった。

10、predia 「ファビュラス」
predia_ファビュラス 記事は→コチラ
「スタイリッシュ歌謡」スタイルから脱皮し、全方向的に最強のグループになったことを高らかに宣言する一枚。メンバーと制作陣の拘りが結実した、10人prediaによる金字塔。

次点、CROSS VEIN 「Gate of Fantasia」
crossvein_gateoffantasia_limited.jpg 記事は→コチラ
前作とも前々作とも違う。でも、このバンドらしさは堅持している。それどころか、本作をもって「CROSS VEIN」という枠組みをさらに広げてきた、そう捉えています。


【楽曲】

1、クレオパトラ (predia)
2018年を代表する名曲といえば、真っ先にこの曲が思い浮かぶのだ。作詞作曲:阿久津健太郎、振り付け:竹中夏海、主演:predia。全ての要素が奇跡的に噛み合い、彼女たちにしか表現することを許されない世界が誕生した。エジプト・ミュージカル is rising。絶世の美しさだと崇めよ。

2、隠されしエデン (CROSS VEIN)
技巧と哀メロが鬩ぎあう、正にMASUMIな曲。畳み掛けるところと音を間引いてすっきりと聴かせるところ、双方をミックスさせるアレンジ・センスが光ってます。サビ裏でのリズムのコントロールは天才的だと思いますね。
ひたむきで芯の強さを感じさせるJULIAたぁんの歌唱がめっちゃじゅりあたぁんで「じゅりあたぁぁああん!!」とシャウトせざるを得ない。

3、Like Orpheus (ORPHANED LAND)
彼らのレパートリーの中でも飛び抜けてキャッチーな楽曲のひとつ。ブラガHansi Kurschの雄々しき歌唱に心震えまくるのよ。来日公演で聴いたらHansi無しでも涙ちょちょぎれた。尊い。

4、腐蝕の王 (陰陽座)
めっちゃポップでめっちゃ切ない。瞬火じゃないと書けない、黒猫じゃないと歌えない。妖怪重金属にしか成し得ない哀メロ曲。こういったキラー・チューンが未だにザックザクと出てくるんだからほんとすごいよ。

5、answer of kill (ダイヤモンドルフィー)
ドルフィー曲ならfake poker ~生き様に賭ける道楽~こそキラー中のキラーなんだけど、2017年に既に配信されてるのでね。ならば2018年発売のシングルに収録されてるコレ。クッサクサでシリアスな哀メロをぶち撒ける、メロスピの逸品。凄まじいスピード感の中、一本調子に陥らない工夫があちらこちらに盛り込まれているのも特筆すべき点です。

6、Blood Brothers (The Oath) (ETERNITY'S END)
楽曲粒ぞろいのアルバムの中でも、最もストレート&ガッツィーに激メロと技巧をぶつけてくるファスト・チューン。

7、The End Of Love (Destinia)
若井望のツボを心得た作曲術に、Ronnie Romeroの熱き歌唱。心躍るヒロイックさこそHR/HMの妙味。

8、ダイヤモンドリーマー (ダイヤモンドルフィー)
綺麗なVoハーモニーが特徴のポジティヴ・ハードポップ。かなりテンポが速いのに、メタリックな疾走感ではなくキラキラした爽快感が勝るアレンジが秀逸です。ヴァースが切ねぇ。ブリッジが切ねぇ。サビが切ねぇ。何もかもが切ねぇ。

9、Dysphoria (BARREN EARTH)
暗黒メランコリック一大絵巻。曲名は「不快感」「精神不安」だが、管理人にとっては快感であり精神安定です。最高。

10、Be The Sky (OMNIUM GATHERUM)
慟哭のテーマ・メロディが虚空へといざなう名曲。ドラマティック、まじドラマティック。

次点、Fact or Fiction (AINSEL)
広島の新星によるキラー・チューン。技巧と感情表現の巧みさを兼ね備えたRiKu.(Vo)は稀に見る逸材だが、彼女だけでなく楽器隊の主張も心強いかぎり。


【CDジャケット】

1、BUCK-TICK 「No.0」
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横溢するこのロマンティシズム、どうなのよ。最高でしょ。アートワークだけじゃなくて内容もね。

2、BARREN EARTH 「A COMPLEX OF CAGES」
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Adam Burke! 好きだッ!

3、ETERNITY'S END 「UNYIELDING」
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あなたのライトセーバーは何色ですか?

4、BEHEMOTH 「I LOVED YOU AT YOUR DARKEST」
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魔的なアートワークを見ただけで、中身もまたとんでもなく不敬で狂気に彩られてるってわかっちゃう。

5、Veiled in Scarlet 「Atonement」
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ちょっとまって。教会に黒衣の美女ってコレ最高なのでは?


【2018年の感想】
異様なほどの豊作により、接戦も接戦。1~4位は同点数の作品に無理矢理順位をつけた感じだし、5位以下についてもほぼ同様の状況。逆にいうと、飛び抜けてネ申懸ってた作品がなかったってことかもしれません。これはお気に入り度合いの高さだけじゃなくて、積極的に「肩入れ」したい作品かどうかという意味合いにおいて、ですね。
アルバム部門は以下、OMNIUM GATHERUMCOR SCORPIIIN VAINGRAND FINALELOVEBITESミニ→DestiniaMardelasと続きます。
2018年の最強盤を制約ナシに選ぶと、W.A.S.P.の再録盤「REIDOLIZED」になりますけどね。ぶっちぎりで。

楽曲部門。
こちらは圧倒的にクレオパトラの独走。2018年はこの曲のことばかり譫言のように繰り返していた気がする…(笑)
Veiled in ScarletAMORPHISKAMIJOLOVEBITESは楽曲粒揃いだったので、「この1曲ッ!」ってのを選べません。より多くのアーティストをランクインさせようという、政治的判断はいつもどおり発動。ほんとはSHADOW PLAYも入れたかった…。ダイヤモンドルフィーに関しては「次」がないであろうだけに、2曲入れさせてもらいましたが。
12位以下は…、、って非ッ常に選びにくい!

CDジャケット部門は真っ黒なのが多いすね。これは根暗系ブロガーの面目躍如たる結果。要チェックなのはBARREN EARTHETERNITY'S ENDを手掛けた、Adam Burkeですね。2016年のVEKTORの名盤「TERMINAL REDUX」も彼の作品だし、最高に管理人好みのタッチです。
他にもOMNIUM GATHERUMIN VAINOctaviagraceTribulationKalmahCOHEED AND CAMBRIAall traps on earthあたりが候補でした。


最後に、ランク外だったものの印象に残ったアルバムと楽曲を列記しておきます。

【その他印象に残ったアルバム】
AINSEL「WILL」
BEHEMOTH「I LOVED YOU AT YOUR DARKEST」
BLOODSHOT DAWN「REANIMATION」
CHTHONIC「政治 – BATTLEFIELDS OF ASURA -」
COR SCORPII「RUIN」
Destinia「METAL SOULS」
GRAND FINALE「DESCENT WITH MODIFICATION」
IHSAHN「AMR」
IN VAIN「CURRENTS」
KAMELOT「THE SHADOW THEORY」
LOVEBITES「BATTLE AGAINST DAMNATION」
Mardelas「Mardelas Ⅲ」
Octaviagrace「new eclosion」
OMNIUM GATHERUM「THE BURNING COLD」
POWERWOLF「THE SACRAMENT OF SIN」
PRIMAL FEAR「APOCALYPSE」
Roman so Words「Roman's」
SAFFIRE「WHERE THE MONSTERS DWELL」
SKELETONWITCH「DEVOURING RADIANT LIGHT」
Tribulation「DOWN BELOW」
兀突骨「背水之陣 -The Final Stand」
武田理沙「Pandora」
浜田麻里「Gracia」
ヤなことそっとミュート「MIRRORS」


【その他印象に残った楽曲】
Catastrophe(AINSEL)
The Golden Elk(AMORPHIS)
The Living Fortress(BARREN EARTH)
ゲルニカの夜(BUCK-TICK)
Skuggevandrar(COR SCORPII)
最果てのオリゾン(CROSS VEIN)
星屑の軌跡(CROSS VEIN)
Beyond The Gates Of Salvation(ETERNITY'S END)
Into Timeless Realms(ETERNITY'S END)
Under Crimson Moonlight(ETERNITY'S END)
Promise(GRAND FINALE)
Twin Black Angels(IHSAHN)
Seekers Of The Truth(IN VAIN)
Sang II(KAMIJO)
Sleep paralysis(Lilith Abi)
Empty Daydream(LOVEBITES)
The Final Collision(LOVEBITES)
Under The Red Sky(LOVEBITES)
We The United(LOVEBITES)
Crash And Burn(MY INDIGO)
Breaking dawn(Octaviagrace)
DEADLOCK(Octaviagrace)
Cold(OMNIUM GATHERUM)
Chains Fall To Gravity(ORPHANED LAND)
proud of you(PANDORA feat. KAMEN RIDER GIRLS)
Re-Make(predia)
SHADOW PLAY(predia)
SUPER WOMEN(predia)
Sacred Soil(SKELETONWITCH)
Day Of Salvation(THOUSAND EYES)
Rampage Tyrant(THOUSAND EYES)
Incarnation Of Fear(Veled in Scarlet)
The Throne(Veled in Scarlet)
等身大ユートピュア(エルフロート)
飯綱落とし(陰陽座)
隷(陰陽座)
覇邪の封印(陰陽座)
時代ノ碑 ~Epigraphy Of An Era(兀突骨)
SNAKE GIRL ~勇敢愛心~(ダイヤモンドルフィー)
アイロニーディストピア(ダイヤモンドルフィー)
ピエロのアトリエ(ダイヤモンドルフィー)
孤独な星(三上ちさこ)


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COMMENT 2

かつ丼  2019, 09. 09 [Mon] 06:58

あなたのライトセイバーは何色ですか?
がツボに入りました(笑)
私はこんな感じですね
1.Veiled In Scarlet/Atonement
2.The Crown/Cobra Speed Venom
3.Michael Romeo/War Of The Worlds // Pt.1
4.The Art Of Mankind/Archetype
5.Bloodshot Dawn/Reanimation
6.Thousand Eyes/Days Of Salvation
7.陰陽座/覇道明王
8.VOLCANO/Darker Than Black
9.Unlucky Morpheus/Change Of Generation
10.the GazettE/Ninth
あとはKalmah,Primal Fear,Orphaned Land,Inferi,Seventh Wonderが良かったですね
OLは2018年中に買ってたら多分2位あたりにいたかもしれません

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B!13  2019, 09. 13 [Fri] 21:47

No title

ヒゲさんの年間ベスト、首を長くして楽しみに待っておりました(笑)

ETERNITY'S ENDは年末リリースだったのでその頃には2019年の新譜に気が行ってスルーしてました。テクニカルでキャッチーな歌メロがあって…と想像以上に自分好みでした。ユーリのボーカルって以前は衰えを感じましたがこのアルバムではキレッキレですね。

W.A.S.P.の「REIDOLIZED」は僕もかなり愛聴しました。追加された曲も世界観を損なわず素晴らしいですが、どうせならオリジナルが出た時のB面曲も再録して欲しかったなとも思いました。

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