ちょこっと感想 2018年 vol.2

【ちょこっと感想 2018年 vol.2】

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IHSAHN「AMR」

EMPERORの頭脳であるマルチ・プレイヤーによるソロ7作目。本作でも「定型」とは無縁の、ジャンルをクロスオーヴァーした音世界が広がっています。メタル色は前作「Arktis.」(2016)に比べて控えめ、EDMやR&Bといった“踊らせる”音楽の要素を自然に取り込みつつも、彼なりの美学がぎっしり詰まった魔窟に。でもコンパクトな仕上がり。色んなジャンルの要素をぶち込まれても、トッ散らかってるとか無節操とかブレてるとか感じることがないのはほんとすんごいなー。またもや誕生した傑作。
⑧Twin Black Angelsの歌メロの美しさと中間部の飛翔感が堪らん。そこからファスト&ブラックメタリックな⑨Wakeに突っ込んでゆく流れがまじキラーっす。



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Mournful Congregation「The Incubus of Karma」

オーストラリアのフューネラル・ドゥーム・メタル・バンドの5th。収録曲されているのは3、5、14、15、18、22分台の6曲。
絶望的なムードと徹底的にスローなテンポ。ゆっくり重々しく降り下ろされるリフとリズム、地の底から湧き上がってくるような呪詛グロゥル、美しいギター・ハーモニー。明度、音色、音の広がりをコントロールすることによって、躍動感が無くともこれほどドラマティックに聴かせられるのか。
全曲ほとんど同じに聞こえるけど(笑)。メンバー自身、それぞれの曲のメロディ/リフを判別できているのか、疑問に感じてしまうほどだ← 時間的&精神的な余裕のあるときに聴くと、実に刺さる音。



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RIOT V「ARMOR OF LIGHT」

今が一番充実した活動をしているんじゃないのかって思える、アメリカンHMバンドの16thアルバム。~Vに改名後の2枚目。相変わらずジャケのセンスがサイテーにしてサイコーである。
ファストでハイテンションな曲が揃ってます。特に前半~中盤。これぞ名曲!ってのが無い代わりに(?)、楽曲の平均点が異様に高いアルバム。もしかして人によっては最高作かも、ってくらい。管理人はこのバンドの大ファンだったことはないですが、間奏の練り具合は過去最高だと感じます。ただ、Todd Michael Hall(Vo)の歌唱力は凄まじいが、ハイに寄った歌メロが多すぎるような気も…。



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SLUGDGE「ESOTERIC MALACOLOGY」

英国産エクストリーム・メタル・バンドの4th。本作で初めて聴くバンドなので過去作は未聴ですが、元々はスラッジ・メタルだそうな。でも本作はめっちゃ速いです。曲、長いです。あんまりスラッジ臭しないっす。プログレしてます。テクニカル・プログレ・デスです。だから買ったんだけども。
テクデスらしい洗練と、(その出自からくるんでしょうか)猥雑さが絶妙なバランスをとっており、とてもよろしいですねコレ。デスVoだけではなく朗々と歌い上げるVoを使ったりもしますので、そういう曲(例えば③The Spectral Burrows)やパートではNEVERMOREのように聞こえたりするのも◎。リフとソロの応酬が気持ち良い⑥Putrid Fairytale~エピカルな⑦Salt Throwerという流れがお気に入りです。



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COMMENT 2

DD  2019, 01. 05 [Sat] 19:47

RIOT Vの限定版の方を買って聞きましたが、曲のレベルはかなり上がっていて、次はどうなるのか?という感じもするのですが(高いキーに関しては仕方ないでしょう、Rhett、DiMeo時代じゃあるまいし、それがないRiotこそ問題なはず)。
 live盤の方は、最近から、過去のまでうまく選曲されていて、Riotを知らない人にはできたら、これから聞いて、気に入ったalbum・時代のから聞いていった方がいい、と思うぐらい名演ですね。

 こんな感じです。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2019, 01. 10 [Thu] 20:59

DDさん、

RIOT Vはライブ付きの限定盤なんてものがありましたか!
まったくもってノーマークでした。

前作も良いアルバムでしたが、今回は会心の出来ではないかと感じます。

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