NHORHM「New Heritage Of Real Heavy Metal Ⅲ」

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NHORHM「New Heritage Of Real Heavy Metal Ⅲ」 (2018)

西山瞳(Piano)、織原良次(Ba)、橋本学(Dr)による、HR/HM楽曲をカヴァーするプロジェクト=NHORHMによる第3弾アルバム。完結編だそうな。
1stの感想は → コチラ。
2ndの感想は → コチラ。

今回の曲目は、
01. Madhouse (AMTHRAX)
02. What Do You Do For Money Honey (AC/DC)
03. Duality (SLIPKNOT)
04. Holy Diver (DIO)
05. Welcome Home (Sanitarium) (METALLICA)
06. Sarah (THIN LIZZY)
07. The Sails Of Charon (SCORPIONS)
08. Rock You To The Ground (MICHAEL SCHENKER GROUP)
09. Top Of the Babylon (オリジナル)
10. EL. DORADO (聖飢魔Ⅱ)


前作よりは有名どころを押さえた選曲でしょうかね。
とはいえ、原曲のワンフレーズや骨組みを取り出して、それを基に大胆に再構築しているせいで、言われなきゃ元の曲が何なのか分からないものは多いです。言われても何なのか分からないものもあります(笑)。クラッシュ&ビルドしたビフォー/アフターの変貌っぷりは、3作で一番大きいかも。⑦The Sails Of Charonをカヴァーするのに、あの特徴的なうねるリフをフィーチャーしないってのは勿体ないというか、一般的なHR/HMリスナーとはまた違った感性だなぁと感じました。

一連のプロジェクトを締めくくる楽曲として選ばれたのは、聖飢魔ⅡEL. DORADO。オリジナルのメロディの良さをそのまましっとりとなぞった、美しい逸品に仕上がっています。
ちなみに前2作と趣の異なるジャケットは、としまえん(遊園地)にある回転木馬「エルドラド」の写真とのことです。

で、聖飢魔Ⅱといえばちゃっきー。 ←強引
Mary's BloodのSAKI(Gt)がゲスト参加しています。EL. DORADOに、じゃなくて、オリジナル楽曲の⑨Top Of the Babylonに。
これがまぁ笑っちゃうほど彼女らしさ全開のメタル・ギターの弾き倒しで、端正なジャズ・ピアノの響きと敢えて対立させたかのような“水と油”なプレイになっています。異質なものの同居が、双方の存在感を高めているというかね。
しかしオリジナル曲が全部「~Babylon」なの、3作目にしてようやく気づきましたよ(遅)。

毎回1つ収録されているヴォーカル物、今回は④Holy Diverです。ジャズ・シンガーのマヤ・ハッチをフィーチャーしたこの曲が、なかなかお洒落な仕上がりをみせていて良いです。原曲はまるで好きじゃないんだけど、別物としていい。
原曲の面影はさほど感じないものの、器楽的に面白いのが⑤Welcome Home (Sanitarium)。3人のメンバーの丁々発止なやりとりが、静かな興奮を呼び起こします。

【お気に入り】
⑩EL. DORADO
⑤Welcome Home (Sanitarium)
④Holy Diver


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