浜田麻里「Gracia」

浜田麻里_gracia
浜田麻里「Gracia」 (2018)

デビュー35周年を飾る26作目のオリジナル・アルバム。ビクターに復帰移籍しての第1弾。
通常盤を購入ざます。

まずは名前を列記してビビらす作戦でいくぜ。
本作の参加ミュージシャンの皆さまです。どうぞ!

 高崎晃 (Gt)
 増﨑孝司 (Gt)
 Paul Gilbert (Gt)
 Chris Broderick (Gt)
 Michael Romeo (Gt&Key)
 Michael Landau (Gt)
 Chris Impellitteri (Gt)
 Philip Bynoe (Ba)
 Billy Sheehan (Ba)
 Leland Sklar (Ba)
 Marco Minnemann (Dr)
 Gregg Bissonette (Dr)
 増田隆宣 (Key)
 中尾昌文 (Key)
 Derek Sherinian (Key)
 Jeff Bova (Key)


クリス・ブロデリックって元MEGADETHの人ですよ?
マイケル・ロメオってSYMPHONY Xの親分ですよ?
クリス・インペリテリってハーモニックマイナーがディミニッシュでトゥルルルルルルルルルルrrrrな人ですよ?
マルコ・ミネマンってあのTHE ARISTOCRATS他々の化け物ドラマーですよ?
デレク・シェリニアンってドリムシでアポロさんの息子さんたちですよ?
フィリップ・バイノーってあれか! Steve VaiとかRING OF FIREの人か!
YA・VA・I !!


浜田麻里、
完全無欠のネオクラシカル・エクストリーム・プログレメタル・アクトとして華麗なる転生を遂げての帰還である。

…って書きたいんだけど、そんなことないです。嘘です。

確かにそんな要素もあるっちゃあ、あります。
Paul GilbertとDerek Sherinianの絡みが悶絶モノのスピード・チューン①Black RainSpark7Fuki Commune/ベビメタ神バンドのISAO(Gt)が作曲に関わった変拍子バリバリの②Disruptor~ロメオ速ぇ!疾走感やべえ!な③Orienceという冒頭3曲の流れは、「すわ、浜田麻里プログレメタルに目覚めたか!?」という衝撃を与えてくれます。特にの笑っちゃうほどやりたい放題の演奏はたまんねえww

ただ、アタマ3曲のインパクトは確かに大きいんですけど、中盤以降には80年代を思わせるキラキラ&柔らかな曲があったり、バラードも当然収録されていたりと、全体的には近作の中で突出してメタリックな作風とは思いません。要はバランスが取れているんですね。
アルバムの最後にまた、Chris Impellitteriがあまりにも速い弾き倒しを披露している⑩Dark Triadと、ヤケクソ気味な絶唱が炸裂する壮大な⑪Mangataの2曲が待ち構えており、アタマ⇔ケツのサンドイッチ効果により、メタリックに感じるってのはあるかもしれませんが。

前作「Mission」(2016)には、若井望が作曲と演奏だけでなく共同プロデューサーとして参加して多大な貢献をもたらしていました。本作ではそこまでの活躍ではありませんが、メタリックな曲を中心に作曲&アレンジと、既になくてはならない存在として、引き続き浜田の信頼は厚そうな感じ。

個人的にはメタリックばんざ~いな曲がグッとキますけど、それは演奏面に対してのもので、歌唱的には中盤辺りの柔和なものが好みですね。特に⑧Right Onのポップで浮き立つ感じは良いです。実はこの曲、Gtも弾きまくりだし(プレイはMichael Landau)。
ハードめな曲やバラードの終盤では、「そんなに声張り上げなくてもいいんじゃないか?」と感じる歌い回しが頻発するので、あたしゃあどうしても演奏のカッチョ良さやメロディが好みかどうかでの判断に偏ってしまいます。この人、声を張り上げるとなんというか、持ち味である(と考える)気品が薄らいで、ウェーイ!!みたいに聞こえるんですよね。ウェーイ!!といえばパリp…、、、、いや、やめとこうw
あと本作に限ったことではありませんけど、Voにリヴァーブ掛け過ぎなのも興醒めかな。もっと生々しい録音で聴いてみたい。


いやー、攻めてますね。これだけのキャリアを積んでもなお停滞せず、変わっていこうとする気概をビシバシ感じる。凄いわ。
そんな姿勢が実を結んだ傑作じゃないですかねコレ。人によっては音数が多すぎて疲れちゃうかもしれませんけど、私は前作より好きかも。
演奏および作曲陣を完全にメタル・ミュ-ジシャンで固めて、激しく尖りまくった演奏をブチかましてもらい、しかも浜田本人はその上に柔らかく大らかなVoを乗せるという、なんともチグハグな組み合わせこそがウチのブログ的にはサイキョーだと思うので、次作ではそういうの待ってます。演奏はメタルして、浜田本人はメタルしない、みたいの(笑)

(ゼッタイムリ)

【お気に入り】
③Orience
②Disruptor
①Black Rain
⑧Right On
⑩Dark Triad
⑤No More Heroes


本作、アルバムに参加したミュージシャンの顔ぶれも物凄かったですが、国産技巧派メタル界隈に馴染みの深い我々(?)がもっと驚いたのが、本ツアーのサポート・メンバーです。増崎、増田、中尾、浜田絵里といういつもの顔ぶれに加え、ISAO(Gt)、BOH(Ba)、そして原澤秀樹(Dr)!
ISAOがアルバム制作に関わっていたとはいえ、神バンドの2人が参加というこれまでにないメタル推しな布陣。そして「原澤秀樹 is 誰?」という疑問が湧いてくるかもしれませんが、何を隠そう(隠さない)MAHATMAALHAMBRAのHidekiです!!
むをおおおお!むをおおおお!
「原澤秀樹」って浜田麻里のWikipediaに書いてあるんだぜ!?
MAHATMAのDrが来年4月には日本武道館で演奏しちゃうんだぜ!?
YA・VA・I !!


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