LUCA TURILLI'S RHAPSODY「ASCENDING TO INFINITY」


LUCA TURILLI'S RHAPSODY「ASCENDING TO INFINITY」 (2012)

本家RHAPSODY OF FIREから脱退というか離脱というか出家(違う)したLuca Turilli(Gt&Key)が結成した分家、LUCA TURILLI'S RHAPSODYのデビュー作。脱退の経緯についてはメンドイので割愛。しかし、本家が“of fire”くっつけた時といい今回といい、この人(達)のネーミング・センスはどうなっておるんだ、まったく!?巷ではルカソディーとも言われているようです…。

新バンド結成に際してヴォーカリストとして抜擢されたのはTRICK OR TREATのAlessandro Contiです。自身のバンドではMichael Kiskeを想起させると評判でした(私は未聴)が、ここではハイトーンからオペラティックな歌唱まで実力を(多分)遺憾なく発揮しています。中音域のふくよかさではKiskeや本家のFabio Lioneにかないませんが、なかなかの逸材と言っていいと思います。因みにバンドにはAlex Landenburgというドラマーが在籍してますが、本作では本家のAlex Holzwarthがプレイしています(ややこしい)。

気になるのは作風です。相棒Alex Staropoli(Key)と共作しなくなった今、そのシンフォニック・ドラマティック・大袈裟HMはどのような形に変化するのか…?(比較的)ストレートなパワーメタル路線なのか?←ギタリストが鍵を握っているだけに。
さて、注目の第一歩です……。


全然変わってなーい!
キーパー森崎くん一歩も動けなーい!!(意味不明)



なんなんでしょう、コレは。むしろ本家よりシンフォニック度は増してます。最近のラプソの“やり過ぎシンフォニック”路線の犯人(とあえて言います)はLucaだったのか!?
本家のファンタジー路線とは若干異なり、サントラ路線、て感じです。とにかくシンフォニーと合唱が大仰で、バンドだけでは役不足だと言わんばかりに隙さえあれば(なくても)割り込んで無理矢理盛り上げようとします。シンフォニーと合唱にバンド・サウンドが完全に食われています。また、今更ながらイタリア語のサビにいまいち高揚しない自分に気づいてしまいました。凄まじく労力を掛けた“力作”だと思いますが、残念ながら私にはいまいち響いてきませんでした。
とは言え、アップテンポの分かりやすい曲が多いのとLucaらしい歌メロが聴ける点は、最近の本家の作品より歓迎できるかもしれません。特に②Ascending To Infinity④Excaliburのブリッジまでの歌メロはLuca節とも言えるメロディ展開で良いです。サビになるとやり過ぎな合唱が邪魔をするんですが…(苦笑)。ブリッジ・パートまででぶった切った方がいい曲が何曲もある…。
本作最大の聴き処はHELLOWEENのカバー、⑩March Of Time(笑)。しょうがない、かっこいいんだから。特に前曲が、どこをどう楽しめばいいかまるで分からない大作チューンなお蔭で、その落差というか興奮度は鰻登り(7/27は土用の丑の日でしたね/関係ない)!本作で唯一バンドらしいサウンドが味わえる好カバーです。持ち曲と同様シンフォニック・アレンジが施されているのですが、そのバランスが秀逸で、見事に原曲のリフ&歌メロの魅力を生かしています。やればできるじゃん!ぜっかく優れたVoがいるんだから2ndはこの路線でよろしく!
私の買ったのは輸入盤ですので、LOUDNESSのカバー、In The Mirrorは入ってません。

【お気に入り】
⑩March Of Time (HELLOWEENカバー) ←オイ
9曲目聴いてて眠りかけたところにこの曲が始まって「何コレ!かっこいい!」→「良く聴いたらハロウィンじゃん」ってのが数回あります(汗)


私がLucaの親友だったら、その目にかかりそうな前髪をクシャクシャとやってからこう言ってやりたい。
「もうちっと肩の力、抜いてみたらどうだ?」

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