上木彩矢、SONIC LOVER RECKLESS@渋谷club asia

AYA KAMIKI LIVE 2018 × SONIC LOVER RECKLESS 『 BEGINNING 』 渋谷club asia (2018/9/14)



上木彩矢のライブに行ってきました。

3年連続、彼女の誕生日(9/10)に近い日程で行われている、年に一度のワンマン公演。
今年は、mi-ya改めMIYAKOと組んだロック・ユニット=SONIC LOVER RECKLESSとのWヘッドライナー的謳い文句ではありましたが、蓋を開けてみれば実質“ワンマン”だったかな、と。上木彩矢バンドとソニラバ・バンド、演奏メンバーは全く同じでしたし、AYA KAMIKI LIVEの中にソニラバ・セクションを組み込んだかの如きショウ構成もしかり。

参加ミュージシャンは、
 上木彩矢 (Vo)
 MIYAKO (Gt、ぽに)
 Leda (Gt)
 NATCHIN (Ba)
 笹渕啓史 (Dr)


2016年、『RESURRECTION』のレポ→コチラ。
2017年、『– 宴 –』のレポ→コチラ。


まずは(当然)ソニラバで始まって、新曲も交えて40分くらいはやるかな?とか考えていたら、ことごとく予想を外されるという事態でした。ピエロからのKAMIKIステージ始まりだし、ソニラバ・タイムはアンコールでの1セクションを割いているのみだし、何よりソニラバ去年から曲が1つも増えてねぇ!ww 曲数のことはNATCHINも突っ込んでました。
これは「看板に偽りアリ」なイベントだと思いましたが、まぁいいや、その分KAMIKIステージを長めに観ることが出来たから。ソニラバの方は曲作りも(順調だかどうか知らんが)進んでいるようですから、今後の動きに注目しましょ。

バンド演奏は、ここ3回のうちで一番ピリッとしていませんでした。
もしかしたらハコの音響やPAの技量に依るところが大きかったのかもしれませんけど、ギターが聞こえないのなんの。Drと同期音源だけ目立っている状態で、メロディ楽器の主張が圧倒的に物足りないです。それぞれの楽器がぴったり噛み合ってドンッ!っていう迫力もまるで無かった。MIYAKOを除く個々のプレイヤーには経験豊富な人たちが揃っていてもこれですからね、つくづくバンド・アンサンブルってのは怖いし、面白い。
そういや機材絡みのトラブルも多かったなぁ。

今回、上木曲もMIYAKOが(ほぼ)リードGtを担当して弾いていました。これが意外なほど響いてこない。Gtが前面に出てこないのはPAの腕や音作りのせいもありそうだけど、彼女の技量が足りていないせいでもあるでしょこりゃあ。MCの中で、「いつもとは異なるプレイ・スタイルで弾かなきゃいけなくて勉強になった」的な言及がありましたけど、まぁそういうことです。J-POPに即した弾き方じゃないんですわな。カッティングにキレが無いス。自信満々で弾いてるんじゃないからなのか、彼女の持ち味である“ふてぶてしさ”も発揮できていなかったように感じましたし。その分(と言っちゃあなんですが)ソニラバでの3曲では光ってました。自分の曲だしね。


演奏面での充実度はイマイチながら、上木はサイコー。
ヘアスタイル含めたライブ映え、かっちょいいロック・ディーヴァっぷりは過去最高かというレベル。なんなんですかね、このステ-ジの真ン中でマイクを持っている姿が様になる感は。彼女以上に歌ってる姿がカッコ良くて、かつ曲に歌わされていない女性ヴォーカリストをあたしゃあ知らないですよ。綺麗とか可愛いとかそういうんじゃなくて(それだけじゃなくて)、何よりまずカッコイイの。こちらの語彙力が退化しまくるほど。
この日は扇風機で下から風を浴びるという、J-POPファン的には「TMRごっこ」、HR/HMファン的には「Uli Jon Roth」なアレ状態だったんですけど、これね、もうね、あまりにフォトジェニック過ぎて、化粧品のCMかミュージック・ヴィデオの撮影現場かと見紛うような光景です。
ここ、ライブハウスというよりスタジオ。
俺ら、オーディエンスというよりエキストラ。

1年に1回だけなんでいつもと同じような内容を繰り返しますけどね、溜め息出ちゃうようなロック・ヴォーカリストの理想像を自然に体現しちゃってるのが上木彩矢なんです。管理人のなかでは。指先まで神経の行き届いた所作のキマりっぷり、演奏の起伏や強弱にピタリとリンクした動きの数々、歌詞世界に合った感情表現の巧みさ。これは宝ですよ。
具体例を挙げると、Forever More「ふりそそぐ太陽」のところで、手をヒラヒラやって陽光の眩しさを表現する動きとか。これをですね、「ここでこうやるって決まってるからやってるんだ」感を全く感じさせずにやる。それが上木。他の人がやったらぜってーコイツかっこつけてんなって感じそうな仕草でさえ、彼女はサラリとこなす。上木の場合、カッコつけてるんじゃなくて、自然とカッコついちゃってるんで。わざとらしさが皆無なんで。
初っ端っからシーケンスが鳴らないというトラブル時にみせた、彼女なりの回避法も見事でした。普通ならアタフタしたり笑いをとって和む場面になるところですが、上木は煽る。客を煽り、スタッフを煽り、ハコを煽る。「もうそろそろ直るんじゃないんですかね!?」「スタッフさんも焦ってます!」「どうしたclub asia!?」 www
はぁ…サイコーだわよ。
すき♡

セトリはまたガラリと変わりましたね。1年に1回のライブだからといって、グレイテスト・ヒッツ的な選曲を決して繰り返さないオンナ、それが上木(笑)。
MCで「今回セットリストを一新して…」って言ってましたけど、実は過去3回ともまるで異なってます。ファンのリクエストに応えた2016年、レア曲三昧の2017年、前年ともまた違ってライブでプレイすることのあまりなかった曲を引っ張り出してきた今回。
ソニラバ・セクションが組み込まれていたからか、ソロ曲は比較的ポップで明るめなものが選ばれていたような気がします。それゆえにMIYAKOのGtが合ってなかったんだけども(苦笑)。

選曲的にはグサリと深く刺さってきたものは少なかった今回ですが、アコースティック・セッションのパートにはむをおおおお!と魅了されました。Ledaがアコギを、MIYAKOがKeyをプレイする3人体制で、メドレー4曲。メドレーとは言いつつ、それぞれを短くカットしてるだけで繋いではいませんでしたけどね。アレンジが様変わりしていて新鮮でした。Secret Nightの妖艶さ、Summer Memoriesの儚さ、世界はそれでも変わりはしないの親密さ、素晴らしかったですね。吐息や囁き声も交えて歌う、上木の表現力はそりゃあ一流ですとも。
しかしこの日のMIYAKOはん、ギターよりピアノの方が上手かったな(笑)


上木、33歳。
今回はあんまりバースデー的匂いがしないイベントだなと思ってたんですけど、やっぱりアンコールでメンバー紹介をしようかってところではサプライズがありました。袖に引っ込んでいなくなったと思いきや、MIYAKOはんが花束を持って登場、Ledaがハッピーバースデーを奏でるという流れで。みんなからオメデトー言われてヘラヘラする乙女全開のKAMIKI is kawaii!!

最後のもう君だけを離したりはしないの前後で、一年後に会いましょうというムードではなく、「また近いうちに!」と上木が繰り返していました。ソニラバが1曲も増えてない現状をみるに過度な期待はできません(笑)し、これだけの演奏陣を毎回揃えるのは大変なことだと思いますが、もっともっとファンの前で、いや、ファンじゃない人の前でもいっぱい歌ってほしいですね。
あまりにその存在が尊いんで、彼女が生きていてくれるだけで、歌い続けているだけで、ある程度満たされる感じはあるんですけど(笑)。

<セットリスト>
01.ピエロ
02.江戸まぼろし
03.夏のある日
04.プライド オブ プレイス
05.星の降る夜には
06.いつの日も君だけ I Remember you

【アコースティック・メドレー withアコギ&ピアノ】
07.W-B-X ~W-Boiled Extreme~
08.Secret Night
09.Summer Memories
10.世界はそれでも変わりはしない

11.フレンズ
12.Forever More
13.Revolver
14.I'm your side
15.明日のために
16.Secret Code

ENCORE
【SONIC LOVER RECKLESS】
17.PHOENIX
18.TRAGIC SKY
19.Rock N' Roll Revolution

20.もう君だけを離したりはしない


ビーイング時代もavex時代もインディーズ時代もあれもこれも、もっともっと上木彩矢の音楽を愛でていかにゃあならんな自分、と再確認しました。あっという間に一年過ぎちゃうからね。






UROBOROSは空中分解したなこりゃあ…)




スポンサーサイト

COMMENT 4

ピッパン  2018, 09. 17 [Mon] 23:19

教えてください!

先生、UROBOROSはいったいどうなったんですか?

Edit | Reply | 

かつ丼  2018, 09. 18 [Tue] 09:17

UROBOROSって元々、タイアップありきのプロジェクトという認識だったので
去年の時点でフェードアウトするのでは?
と思ってました
ソニラバ始動で余計に
あんま関係ないコメントで申し訳ないです(苦笑)

Edit | Reply | 

ヒゲ・スカイウォーカー  2018, 09. 30 [Sun] 19:54

ピッパンになってますけどピッペン先輩、

分かりませんが自然消滅かな、と。中心人物の黒瀬氏が別のTwitterアカウントを始めましたし。リーダーのペースと他のメンバーが合わなかったのかとも考えられますし、あれだけ多忙そうな演奏陣ですからスケジュール面もあったかもしれませんし…。
公式な声明はありませんが、残念極まりないです。

Edit | Reply | 

ヒゲ・スカイウォーカー  2018, 09. 30 [Sun] 19:55

かつ丼さん、

私も昨年から薄々感じてましたけど、認めるのが嫌なので顔を背けてましたw
UROBOROSにはめちゃくちゃ期待してたんですけどね。

Edit | Reply |