ちょこっと感想 2017年 vol.5

【ちょこっと感想 2017年 vol.5】

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Adagio「LIFE」

フランスのプログレ/シンフォ・メタル・バンド、8年ぶりの5thアルバム。今作のVoは、現CIVIL WAR/元IRON MASK…etc…のKelly Sundown Carpenter。
このAdagio、どう考えても自分好みの音を出しているバンドに違いねぇって思うんですけど、毎回々々どうにもハマらない。メロディにピンとこない。曲を構成する各要素、方向性やムード等、完璧に好みのはずなのに…。Voが大好きなDavid Readman(PINK CREAM 69他)のときでさえそうだったから、これはもう親分=Stephan Forte(Gt)のセンスが自分と合わないんだろうな、と。
で、本作。評判が上々だったので、「今度こそ!」と意気込んで聴いてみましたが、が、が………、、やっぱりダメでした(笑)。歌メロがウネウネのたくってるだけに聞こえる。Kellyのパフォーマンス自体は素晴らしいのに。暗く劇的な雰囲気や、時々ブチこまれる強烈な楽器間のぶつかり合いは好きなのに。
…って、アレ? 今年になってからバンド解散してた??



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PRIDE OF LIONS「FEARLESS」

Jim Peterik(元SURVIVOR/Gt&Key)とToby Hitchcock(Vo)による、メロディアス・(ハード)ロック・バンド?ユニット?の5thアルバム。Tobyはメロハー界で最も好きなヴォーカリストかも。クリアで爽やかなタイプより、ガッツィーで熱いVoが好みなのよね。
前作「IMMORTAL」(2012)でしっとり落ち着いてしまった感のあったPoLですが、本作で快活さと熱さが戻ってきています。これがガッツポーズもの。前作が良くなかったわけではないけれど、求めていたPoL像に近いのはこちらかな。Peterikが作る気品のあるメロディはやはり素晴らしいし、硬軟のバランスが秀逸です。ジャケに表現された力強さとたおやかさは、正確に内容を表したものと言えそう。個人的には3rdと2ndに次ぐ出来じゃないかと感じます。



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SONS OF APOLLO「PSYCHOTIC SYMPHONY」

スーパー・バンドと言って差し支えないでしょう。Mike Portnoy(Dr)+Derek Sherinian(Key)+Billy Sheehan(Ba)+Jeff Scott Soto(Vo)+Ron“Bumblefoot”Thal(Gt)という、「元○○」とか「現△△」とか注釈を付ける必要がないほどの著名ミュージシャン達によるニュー・バンドのデビュー作。
とはいえ、管理人の好みからすれば多分にアメリカ的な音が想像できるので、それほど興味をそそられるメンツではありません。そんななか、決め手となったのはJeffがヴォーカルだってことですね。Jeffのキャリアの中でもメロディック・メタル(特に北欧)に通ずる要素を期待してしまいますから。
結果的には北欧っぽさはほとんど感じず、それこそDREAM THEATER以上にドリムシっぽい夢劇場が繰り広げられております。期待とはちょっと異なりましたが、James LaBrieよりJeffのほうが歌い手として自分の好みに近いということもあって、正直、マイキー脱退後のDTより好きですね。美しさでは「本家」に引けを取るけど、面白さなら断然こっち。「クラシカル」とか「シンフォニック」と評される音ではなく、ロックのルーツを遡るようなダイナミックさが光ります。自由で奔放。技巧的なんだけど豪快で大胆。綺麗にまとまり過ぎないワルなムードや大人の遊び心を感じます。そして、このやんちゃさこそがマイキーだったんだなぁ…と再確認するのです。力作。



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Unveil Raze「NINE」

名古屋産エクストリーム・メタル・バンドの1stアルバム。全編英詞。
高い演奏力、大々的にフィーチャーされた流麗なツインリードGt、輪郭のはっきりした明朗な歌メロ、漢臭く重ねるコーラス。こいつァかっけぇ!! すごいバンドを知ってしまった!
…と初聴時のインパクトの大きさに興奮したものの、曲が似てる、というか曲が発するムードがどれも似通ってるのが玉に瑕かな。スケールの大きな⑨Why Are You Hereを筆頭に、幅が出てくるアルバム後半の曲が好みです。


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